2006年3月の欲望


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欲望充たされず。


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欲望充たされず。


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欲望充たされず。


3/4

映画
『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』を観る。ミュージシャン、ジョニー・キャッシュと彼の2度目の妻、ジューン・カーターの恋愛をモチーフにした音楽映画である。ジョニー・キャッシュのヒット曲をバックに、彼の成長、栄光、ドラッグによる挫折、そして再起が描かれている。
構造的には、同じ実在のミュージシャンを題材にした『Ray』にひじょうに似ているのだが(ていうかレイ・チャールズがジョニー・キャッシュ的な生き方をしたわけか)、上昇、急落、再上昇というドラマチックな流れには、やはり心を動かされてしまった。おすすめ。


3/5

ごまや新宿東口店(ビストロ/東京都新宿区新宿3-18-4セノビル3F/03-5367-5561/http://www.jack-pot.co.jp/)で飲む。帰り道、いろいろ考える。


3/6

欲望充たされず。


3/7

突発的な仕事が入ることもなく、無事に早退。早稲田大学国際会議場で行なわれた『ワセダクラブシンポジウム「清宮監督5年間のシーズンを振り返って」』に行く。開催時間が17:30〜20:00ということで、とりあえずメルシーでラーメンを食べて腹ごしらえ。懐かしい味に舌鼓。 会場入りは17:20頃になったのだが、その頃には、客席はほぼいっぱいになっていた。
シンポジウムは2005年度シーズンを振り返る映像(2006年1月11日の早稲田ラグビー部優勝祝勝会会場で流れた映像と同一か?)でスタート。終了後、司会の村上晃一氏が登場し、中竹竜二新監督を紹介。以下、メモを基に印象的なフレーズなどなどを記す。

まずは中竹新監督の就任あいさつ。
テーマとして持ってきたのは、“継承、緊張、創造”(……すみません、ちょっとうろ覚えです)。“緊張”に関しては、彼自身が「日本で一番、緊張を感じている人間だ」と(笑)、“継承”に関しては、「トヨタ戦をゴール裏で観戦していて震えた。誰が観ても震えるゲームを、できるだけ多く観せたい」ということを語っていた。

続けて中竹監督と村上氏のフリートーク。
村上氏の「ほんと、よく受けましたよね」で会場大受け。同様のことを周囲の人たちにも言われたらしい。監督人事に関しては、去年の春に打診があり、話が来たときには驚いたそうだ。
引継時に中竹新監督から清宮前監督へ質問をしたが、どういった質問を発するかということから緊張したとのこと(質問者の資質を量られるという意味だと理解しました)。
監督就任に際しては、「大変なのは私の方ね」と奥さんに言われたそうである。

ここで清宮克幸前監督登場。新旧監督が壇上に並ぶ。
中竹新監督と清宮前監督が並ぶと、オーラと存在感の違いを感じた。清宮前監督の放つ存在感は、もともとのものに加え、5年の実績という自信も加味されているのだろうなと思った。
ここで「なぜ中竹氏だったのか」の質問が村上氏より。「バランス能力があり、外も中も見れる。無理がきく30代前半の世代の中から選んだ」ということが答えだった。ちなみに中竹新監督と清宮前監督が初めていっしょにプレーしたのは、中竹氏が4年の時のオール戦。ゲームキャプテンは中竹氏だったのだが、ゲーム中、いつの間にか清宮氏がキャプテンになっていたとのことだった(笑)。

次は清宮監督が5年間を振り返るコーナー。
すごく印象的だったのが、5年間をひとつのストーリーになぞらえ「なんと楽しいドラマだったんだろう。一番、どっぷり漬かっていたぼくが、一番おもしろかった」ということば。監督に就任する前、左京主将に反対されるなど、すったもんだがあってのスタートから、ラストのトヨタ戦まで、実際に起きたことなのに、どこかの誰かが書いた(天を見上げる仕草をしてました)よくできたストーリーだということを話していた。「1年目、左京の時に優勝していたら、このドラマは成立しない」、「有賀が早稲田に来ていたら、このドラマは成立しない。4連覇くらいしていた」、「トヨタ戦は点差といい、あんなにできのいい最終回はない」という例が清宮監督から上げられていたが、確かに5年間を振り返ると、きちんと起伏のあるよくできたストーリーだよなあということを感じた。
就任した時、ロッカーなどが清宮監督が主将だった時に新しくしたものだったというエピソードから、監督自身が学生だった頃についても話が及ぶ。主将の時、競馬の坂路調教をヒントに坂道を作ったり、食器を自ら伊勢丹に買いに行ったり、テーブルを替えたりといったことを実施していたことに、学生時代から革新者だったんだなということをあらためて感じた。続けて「継承、緊張、創造」という中竹氏の発言を引用し、監督をするような人間は“継承”が嫌いだということに言及。清宮監督の主将時、大学選手権で結果を出し、このまま進めばもっと強くなると思っていたところ、卒業後、監督が替わり“継承”がされなかったというエピソードに触れ、壇上から客席の中竹氏に「注意してね」とチェックを入れていた(笑)。
ここで著書に関してのトーク。シンポジウムの開始前に、『究極の勝利』の購入者にサイン会をしたのだが、用意した50冊は完売してしまったとのこと。『究極の勝利』に関しては、10月くらいから用意していたとのことである。次作は3/17に関東学院・春口廣監督との対談本が発売予定。これのもともとのコンセプトは、食事をしながら一度対談を行ない、後はライターがそれぞれを取材して製作する予定だったのだが、ひじょうに楽しくて3回も対談をやってしまったそう。しかも各3時間!! タイトルは『清宮春口』になるそうで、清宮監督自身は春口氏の前に名前を置かれることに抵抗があったみたいだが、春口氏の「清宮を前に持っていった方が売れるよ」ということばとか、あいうえお順であるとか、そういった理由から『清宮春口』に落ち着くことになったそうだ。ちなみに清宮氏は春口氏のものまねを連発(笑)。「春口さんはぼくのこと大好き」と言っていた。ふたりの信頼関係がよく伝わってきた。

続けて、今年度の関東学院戦のVTRを観ながら、清宮監督がプレーを解説。
・(1)前半24分:自陣でのターンオーバーからバックスに展開、WTB首藤が走りきってのトライ
清宮監督は試合前に「首藤の爆発」を予想していたが、決勝にピークを持っていくため、首藤自身の判断で2週間で5kgのダイエットをしたことが、その理由だったそうだ。対抗戦の時の首藤と、決勝の時の首藤の体つきが違うことに注意してくれとのことだった。

・(2)前半34分:SO曽我部の個人技によるトライにつながる一連のプレー
これが清宮監督のベストトライだとのこと。ラックを作らずにボールをつないで、グラウンドを広く使うということがきちんとできたということを評価していた。

・(3)後半37分:FL松本のトライ
松本の位置が、もうちょっと前であってほしいとの意見だった。

ここで質問コーナー。
「選手と監督とどちらが楽しいか? 」という質問に対しては、「選手の方が楽しい。練習はつらくて試合は楽しかった」とのこと。どの流れかは忘れたのだが、よく泣くという話になり、一番泣き虫なのは、清宮氏ではなくて森島氏だということが暴露されていた。

休憩をはさみ、監督・コーチングスタッフによるトークセッションがスタート。印象的だったことを個別にぱらぱらと記す。
ホ−ムページ担当の疋田氏は留任。清宮氏はサントリーに引き抜こうと思ったそう。疋田氏は「日本代表ではよろしく」と切り返していた。山岡氏はスペイン語を6年間やったそう。今田氏の妹はタカラジェンヌ・真瀬はるか(まなせはるか)さんで、宝塚音楽学校を2番で卒業したとか。森島氏は、4月からロシアに転勤、前田夏洋氏は、現在南アフリカとのこと。
後藤氏……慶應にしろ明治にしろ自信を失っている。自信を一度失うと、取り戻すのは難しい。清宮ワセダは、1年目の早慶戦で自信をつけた。
中村氏……継続とディフェンスができればWTBができると思っていたが、今のバック3はスピードが速い。
疋田氏……予餞会で東条と、日本選手権でサントリーとやりたいとの話をした。

ここで再度、質問コーナー。
「5年間で一番印象深いのは?」という質問に対し、清宮氏は、トヨタ戦でファンのひとりが撮影した写真だとのこと。コーチ陣の表情がよく、清宮氏のベストショットだそうだ。これは公式ホームページに掲載されるかもしれない。
「五郎丸のキックの良し悪しを判断するには」という質問には、山岡氏が回答。「下がってボールを見ている雰囲気で、良し悪しはわかる」とのこと。技術的には上半身がロックされているかどうかがチェックポイントとのことだった。
「前田航平の急成長の秘密」に関しては小山氏が回答。前田の場合、素質よりも体があったとのこと。とにかく基本プレーをいっしょうけんめいにやった(というかコーチにやらされた)そう。トップリーグのコーチに、より成長させてもらってほしいということだった。実は観客の中に前田がいたのだが、このタイミングでは退出していたのが残念。

最後に、パンフレット購入者対象の抽選会。サイン入りラグビーボール、2ndジャージ、1stジャージが提供され、幸運な方々の元へと届けられた。

といった感じで、シンポジウムは終了。笑いの多い楽しいイベントでした。

終了後は馬場に出て、ヒーロス・ヒーロー(ギリシャ・ファーストフード/東京都新宿区高田馬場2-14-5/03-3205-8207/http://www.gyros-hero.com/)で飲む。ギリシャのファーストフード・ヒーロス(GYROS)をメインにしたレストランである。軽飲みで留めようとしたにもかかわらず、ヒーロス・サルサを食べながら生ビールを飲んだら、酒欲に着火。レッチーナという、松ヤニを加えて風味を付けたギリシャワイン (白)に突入(笑)。独特のフレイバーがいい感じで、熱々のポテトを食べながら、こってりと飲んでしまったのだった。


3/8

欲望充たされず。


3/9

欲望充たされず。


3/10

映画
『連理の枝』を観る。遊び好きな青年実業家と、病魔に冒された女性との悲恋を描いた物語である。男が遊び人という設定もあるせいか前半のストーリーはアホっぽいが、中盤以降は一気に泣かせる流れに。そのギャップと終盤の予想外の展開に感情が揺さぶられ、けっこうぐーっと来てしまった。


3/11

おとなしく過ごす。


3/12

欲望充たされず。


3/13

伍味酉 新橋店(居酒屋/東京都港区新橋3-6-1/03-5510-7872/http://r.gnavi.co.jp/a335400/)で飲む。名古屋系の居酒屋である。上品な内装で、料理もいい。中でも、300日コーチンお刺身盛り合わせの味は抜群で、お酒ががんがん進んだ。締めの名古屋コーチン親子丼もおいしかった。


3/14

ごまや新宿東口店(居酒屋/東京都新宿区新宿3-18-4セノビル3F/03-5367 -5561/http://r.gnavi.co.jp/g203607/)で飲む。飲み放題コースにしたのだが、個室に備えられていた冷蔵庫から瓶ビールを取り出し放題というシステムには笑った。


3/15

欲望充たされず。


3/16

欲望充たされず。


3/17

欲望充たされず。


3/18

好天ではあるものの、強風の吹き荒れる秩父宮ラグビー場へラグビーを観に行く。全早慶明三大学対抗ラグビー大会・全早稲田vs.全慶應戦。実は全早慶明を観に行くのは初めてなのだが、試合前のエール交換などあったり、スタンドに漂うムードが公式戦とは違うなあと感じた。
先制したのは風上の全慶應。開始4分、ラインブレイク後に連続攻撃をされトライ。19分にも全慶應のトライ。全早稲田はハンドリングミスが多くなかなかトライを奪うことができなかったのだが、ようやく36分、連続攻撃によるトライ。しかし直後の39分には、全慶應によるライン裏へのキックのチェイスを、全慶應に走り負け、トライを奪われてしまう。前半を5対19で折り返し。
後半も先制したのは全慶應。開始1分、こぼれ球を拾われ、独走されてのトライ。22分にはスクラムサイドをつかれてのトライと、着々と点差を付けられていく。全慶應のディフェンスがいい一方、全早稲田はパスのつながりが悪く、風上の利点を生かせない。後半は得点を奪えないまま、ノーサイド。結果、後半を0対10、計5対29で敗北した。

攻撃面では、展開してもなかなかゲインが切れず、攻めているうちにパスミスと、何か低迷期のワセダを観ているかのような内容で、ひじょうにストレスのたまる試合だった。


3/19

LUXOR Bar 新宿コマ店(エジプト料理/東京都新宿区歌舞伎町2-37-3 マルトモビル5F/03-3204-2502/http://r.gnavi.co.jp/g296801/)で飲む。怪しげなムードの店で、エキゾチックな雰囲気を楽しんだ。続けてLIVING:BAR(バー/東京都新宿区新宿3-14-20新宿テアトルビル6F/ 03-3354-6362/http://www.theatres.co.jp/life/livingbar/index.html)へ流れ、PEARL BAR(バー/東京都新宿区新宿3-21-7-4F/03-3354-7577/http://r.gnavi.co.jp/g757400/)で締める。


3/20

欲望充たされず。


3/21

WBC決勝をTV観戦。盛り上がり所の多いおもしろい試合だったー。


3/22

欲望充たされず。


3/23

欲望充たされず。


3/24

全社パーティー。いい料理がいろいろ。ただ立食なので、量は食べられず。
その後、欧風料理シャンティイ(欧風料理/東京都港区虎ノ門2-7-9第一岡名ビルB1F/03-3502-8505/http://www.mmjp.or.jp/chantilly/index.html)で飲み、そして食べる。


3/25

欲望を充たすつもりが充たされず。

『The Power Play』を更新する。
一押しは、松たか子の『明かりの灯る方へ』。スキマスイッチの美しくさわやかなメロディが心地いい楽曲です。二押しはASIAN KUNG-FU GENERATIONの『ワールドアパート』。豪速球な叫びが熱い、ストレートなロックです。その次は東京スカパラダイスオーケストラの『サファイアの星』。スカパラの華やかなサウンドとCharaのボーカルが絶妙にマッチしています。NIRGILISの『sakura (cherry blossom)』は、キラキラとしたメロディのガール・ポップ。奥華子の『恋つぼみ』は、あたたかみのあるメロディーがいい感じ。


3/26

iPod nano(MA099J/A/2GB ブラック)を買いました〜!! 今、持っているiPodは10GB入るんだけど、とにかく重いんですよ。nanoはさすがに小さく軽く、持ち歩きやすいなあと思いましたね。

薄曇りではあるものの、心地いい暖かさの秩父宮ラグビー場へラグビーを観に行く。全早慶明三大学対抗ラグビー大会・全早稲田vs.全明治戦。全早慶戦の内容が今一つだったので、少々テンションは落ちていたのだが、さすがに2試合連続でダメな試合はしないだろうと思い、秩父宮に足を運んだ。

先制したのは全早稲田。ゴール前でモールを押し込み、PR伊藤が持ち出してトライ。20分にはLO→M→Tで加点する。それ以降は全明治ペースで試合が進むが、得点を許すことはなく、前半を10対0で折り返し。

後半、先制したのは全明治。開始1分、SH藤井に密集を抜けられ、長駆独走されてのトライ。6分には全早稲田が攻め込んだもののターンオーバーされ、全明治WTB山口にまたまた長駆独走されてのトライ。全明治に逆転を許してしまう。しかし全早稲田は10分にPG。15分には、数次に渡る連続攻撃からの No.8佐々木のトライで逆転。23分にはスクラムトライ、27分にはCTB池上のナイスランのトライで引き離し、ノーサイド。結果、後半を22対14、計32対14で勝利した。

個人的なベストトライは後半27分のCTB池上のトライ。パスが連続して乱れてしまい攻撃がばたついたにもかかわらず、見事に走りきったトライだった。


3/27

欲望充たされず。


3/28

ほていさん(居酒屋/東京都中央区月島3-9-7/03-3531-5200)で飲む。あんこう鍋で有名なお店である。たーっぷりと肝を使ったあんこう鍋は、びっくりするくらいバカウマ。スープがほんとにおいしく、至福の時間を過ごすことができた。おすすめ。


3/29

欲望充たされず。


3/30

欲望充たされず。


3/31

cucina-Bar然(ダイニングバー/東京都新宿区新宿3-7-9/03-3354-3300/http://r.gnavi.co.jp/a217000/)で飲む。ここの料理はおいしいなあ。



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