2005年10月の欲望


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10/1

神宮外苑・絵画館前で行なわれた「東京 オクトーバーフェスト」に行く。とにかくビールを飲みまくる。ビットブルガーピルス、エルディンガーヴァイス、ケストリッツアー(デュンケル)と一通り飲んだが、個人的にはエルディンガーがよかった。やっぱヴァイスビールが好きなんだよなー。
ひじょうに盛り上がったイベントで、すごく楽しかった。来年も行くぞー。


10/2

映画
『シンデレラマン』を観る。実在のボクサー・ジム・ブラドックが主人公のボクシング映画である。故障のために引退を余儀なくされ、折悪しく大恐慌時代と重なってしまったため貧困に苦しむことになった主人公が、代役として出場した試合をきっかけに復活をしていくというストーリーである。展開はひじょうにお約束なのだが、事実が持つ説得力なのだろうか、わかっていてもまんまと感動させられてしまった。いい話だった。
個人的にぐっときたのは、一夜限りの復活戦のシーン。前座としての出場とはいえ、マディソン・スクエア・ガーデンという大きな舞台、満場の観客というシチュエーションを、“最後の試合”として与えてもらった主人公の、状況を慈しんでいるような描写には胸を打たれた。そしてこのシーンを観ながら、自分自身の“卒業”もこのように祝福されるものであることを、静かに願っていたのでした。< やや尾崎豊風


10/3

欲望充たされず。


10/4

欲望充たされず。


10/5

欲望充たされず。


10/6

神宮球場へ中日vs.ヤクルト戦を観に行く。セリーグの優勝は阪神に決まり、おもいっきりの消化試合である。ビールを飲みながら生暖かく観戦して終了。


10/7

魚可祝神田店(居酒屋/東京都千代田区内神田3-22-10/03-3254-0082/http://www.uokashiku.co.jp/)で飲む。料理のおいしい店でした。その後、もう一軒に流れ撤収。


10/8

欲望充たされず。


10/9

DVD
『LENS』(PCBP-11480)を観る。ラーメンズの小林賢太郎プロデュース公演・第4作目をDVD化したものである。小林賢太郎自身が出演した椎名林檎の短編キネマ『百色眼鏡』を原案に、小林が書き下ろした作品で、大正末期、推理作家志望の書生と、超常現象を専門に扱う警部が、図書館で起こった書籍盗難事件の謎に挑むというストーリー。作りとしては、密室をモチーフとしたクラシカルな探偵ものである。笑いの要素も多く、またミステリということで最後には“解決”というカタルシスがあり、安心して楽しめた。


10/10

冷たい秋雨の降る中、北府中の東芝府中グラウンドにラグビーを観に行く。早稲田大学vs.東芝府中B戦。トップリーグのチームとの練習試合である。練習試合、しかも雨天にもかかわらず、客足はそこそこ。13:30試合開始で13:20くらいにグラウンドに到着したら、スタンドはほぼいっぱいで、入り口からは遠いサイドで立って観戦することになった。
先制したのは早稲田。開始8分で東芝ゴール前ラインアウトから、モールを押し込んでトライ。しかし直後に、SO曽我部のキックからカウンターアタックをされ、大きくゲインされてからの連続攻撃でトライを奪われる。続けて19分にはセンターエリアのあたりでDFをずばっと裂かれ、左オープンに展開されてのトライ。28分には早稲田がラインアウト→モール→トライで追いつくが、32分には逆にゴール前ラインアウトからモールを押され、パスを受けたバツベイにタックルをはねとばされトライ。前半を10対17で折り返す。前半は東芝陣での時間が長かったのだが、細かいミスを東芝に突かれ、きっちりとトライにつなげられていた。
後半は4分に東芝府中が先制。早稲田のPKがタッチに出ず、それが東芝府中のトライにつながってしまう。早稲田は14分、自陣で東芝のパスミスをターンオーバーし中央突破、WTB菅野へ。WTB菅野はセンターエリア付近からスピードとステップで相手をかわし、独走トライ。しかし早稲田の反撃はここまで。ミスをことごとく東芝に突かれ、11分、19分、23分、29分、33分、36分、40分と立て続けにトライを奪われノーサイド。結果、後半を7対50、計 17対67で敗北した。
後半の立ち上がりまでは早稲田も健闘していたが、後半の半ば以降は東芝がゲームを支配。遠いサイドでずーっとゲームが進み、かなり寂しかった。早稲田のディフェンスが頻繁に破られていた反面、東芝のディフェンスの固さ、タックルの強さが印象に残るゲームだった。

個人的にはWTB菅野のトライを観れたのがよかった。


その後、世界の山ちゃん新大久保1号店(手羽先居酒屋/東京都新宿区百人町1-11-22リサビルB1F/03-3227-3223/http://www.yamachan.co.jp/index.html)で飲む。ひさびさの銀河高原生ビールは超うまい。がっっっつりと飲む。ちなみに新メニューでは、うの花サラダがおいしかった。


10/11

欲望充たされず。


10/12

欲望充たされず。


10/13

四季の手料理 かねこ(和食/東京都渋谷区道玄坂1-15-8/03-3496-5790/http://www.kaisen-kaneko.com/)で飲む。海鮮しゃぶしゃぶがひじょうにうまく、こってりと酔っぱらった(笑)。


10/14

からから亭(居酒屋/東京都渋谷区道玄坂2-7-5/03-3496-7577)で飲む。渋谷らしからぬムードの居酒屋で、しみじみと飲んだ。


10/15

カラオケ。芸達者がそろいめちゃめちゃ楽しかったが、中でもオレ様の『ラブリー』は最高ですな(笑)。


10/16

雨は止んだもののすっきりとしない曇天の中、秩父宮ラグビー場へラグビーを観に行く。早稲田vs.日体大戦。
開始早々、SO曽我部のパスがチャンスメイク、日体大のオフサイドがあり、開始1分、ラインアウト→モール→トライで早稲田が先制。5分には、日体大がこぼしたボールを早稲田が蹴り返し、センターライン付近からWTB菅野がドリブルで突破、日体大DFに競り勝ってのトライ。8分にはNo.8佐々木の突進からオープンに回してのトライ。18分にはSH矢富がするするっと大きく突破、密集からオープンに展開してトライ。25分にはFL豊田がバックスばりのナイスなコース取りとステップを見せてのトライ。29分にはPR畠山がナイスな走りでトライと、早稲田は危なげなく加点を続けていく。前半30分過ぎに、SO曽我部のびっくりするようなパスが無人のスペースに転がりピンチを迎えるものの(どういう意図があったのだろう?)、それをしのぎきると34分、40分と連続トライを奪う。前半は48対0で折り返し。早稲田のFL豊田の、ラインアウトでの動きのよさが印象的だった。
後半は開始1分で、日体大のキックをキャッチしたFB五郎丸が独走するも、インゴールノックオン。しかし2分にはSO曽我部のパスを受けたCTB三角がラインをブレイクして、そのままトライして先制。9分には8→9→8とパスをつないでトライ。21分には、SO曽我部のライン裏へのナイスキックがキャリーバックをもたらし、そのスクラムからNo.8佐々木がトライ。24分にはSO曽我部、CTB三角のパスから、最後はLO権丈につながってトライ。27分にはライン裏へのキックを、CTB佐藤が押さえてトライ。30分、42分にも追加のトライをあげてノーサイド。結果、後半を47対0、計95対0で勝利した。

早稲田のアタックのテンポがひじょうによく、観ていて爽快感のあるゲームだった。SO曽我部のパスはかなりよく(どっきりパスもあったが)、彼がバックスをどう動かすか、わくわくしながらの観戦だった。

このゲームの個人的ベストトライは、前半5分のトライ。ドリブルで走りきってのトライは初めて観た。WTB菅野、Good Job。


10/17

欲望充たされず。


10/18

欧風料理シャンティイ(欧風料理/東京都港区虎ノ門2-7-9第一岡名ビルB1F/03-3502-8505/http://www.mmjp.or.jp/chantilly/index.html)で飲む。フランス料理をベースにした料理を供してくれる欧風居酒屋である。フランス料理系にもかかわらずパスタやリゾットを食べたわけだが(笑)、これがばかうま。ワインが進みました。


10/19

欲望充たされず。


10/20

欲望充たされず。


10/21

新和食ダイニング 隠れ房 新宿店(和風ダイニング/東京都新宿区新宿3-15-11 アドホック新宿ビル7F/03-5369-4437/ http://r.gnavi.co.jp/g486507/)で飲む。 内装がいい感じの和風ダイニングである。料理も上々で満足満足。
続けて自然酒庵 虎之介(和風ダイニング/東京都新宿区新宿3-17-11/03-5368-8530/ http://r.gnavi.co.jp/g747600/)へ。こちらも雰囲気のいい店である。いろいろな梅酒を満喫した。


10/22

欲望充たされず。


10/23

映画
『ベルベット・レイン』を観る。香港黒社会をモチーフにしたノワール映画で、大物ふたりのストーリーとチンピラふたりのストーリーが、パラレルに進んでいく構成の作品である。大物ふたりをアンディ・ラウとジャッキー・チュン、チンピラふたりをショーン・ユー、エディソン・チャンが演じている。
やや複雑なストーリー展開で、物語を追いかけるのにいっぱいいっぱいになったが、スタイリッシュな映像は堪能できた。ふたつのストーリーの交わり方も、なるほどと感じさせられるものだった。

和Dining しょう助(和風ダイニング/東京都新宿区新宿3-17-2アカネビル8F/03-3358-6868/ http://r.gnavi.co.jp/g264504/)で飲む。おしゃれ系ダイニングバーである。どの料理もおいしかったが、中でも鮨がよかった。寿司を食べたいけど他にもいろいろ食べたいという時には、いい店ではないかと思った。


10/24

欲望充たされず。


10/25

欲望充たされず。


10/26

青冥 堂島店(中華/大阪府大阪市北区堂島浜1-3-18/06-6341-7001/ http://www.ching-ming.com/index.html)で飲む。高級感を漂わせながらもそこそこリーズナブルで、がっつりと飲むことができた。
続けてBAR Cluricaun(バー/大阪府大阪市北区曽根崎新地2-2-5第三シンコービル4F/06-6344-8879)へ流れ、そこそこ飲んで撤収。


10/27

欲望充たされず。


10/28

映画
東京国際映画祭で『博士の愛した数式』を観る。交通事故によって脳に損傷を受け、1975年までの記憶と、直近80分間の記憶しか持てない天才数学者“博士”と、その家政婦、博士に“ルート”と呼ばれる彼女の10歳の息子(頭のてっぺんが、ルート記号のように平らなため/阪神タイガースファン)の日常を描いた物語。原作が大好きなので、とりあえず観に行くことにしたのである。

大きく原作と異なる点は、
・物語が大人になったルートの回想として語られる(原作では家政婦が語り手)
・博士と義理の姉との関係性が、原作に比べて強いように感じられる
・博士が野球をする(原作ではやらない)

博士と義理の姉との関係の語り方とか、音楽の使い方とか、ウェットな雰囲気が伝わってきて、ターゲットは中高年女性なのかなという印象を受けた。個人的には原作の、博士と家政婦とルートの関係性:それぞれの折り目正しさ、各人に対する敬意と尊重の姿に感動したのだが、博士と義理の姉にもフォーカスしたこの映画のアプローチも、これはこれで映画としてはありかなと感じた。
博士役の寺尾聰をはじめとする役者陣はほぼ適役で、観ている内に原作を思い出し、何度もほろほろと来ちゃったわけですよ(笑)。特に大人になったルートを演じた吉岡秀隆がよく(いい構成だと思う)、原作との相違は、涙が流してくれました(笑)。おすすめです。

最後に、原作ですごく気に入っているフレーズを引用します。

 正解を得た時に感じるのは、喜びや解放ではなく、静けさなのだった。あるべきものがあるべき場所に納まり、一切手を加えたり、削ったりする余地などなく、昔からずっと変わらずそうであったかのような、そしてこれからも永遠にそうであり続ける確信に満ちた状態。博士はそれを愛していた。(博士の愛した数式/P.89/小川洋子/新潮社/1500円)

誕生日です。38歳になりました。


10/29

うな鐵(うなぎ/東京都新宿区歌舞伎町1-11-12/03-3200-5381)で飲む。老舗っぽい風情の漂ううなぎ屋である。1Fがカウンター、2Fがお座敷となっている。メニューには蒲焼・白焼以外に串焼などもあり、日本酒をのんびり飲みながら、いろいろなうなぎ料理を楽しむことができた。


10/30

曇り空の下、秩父宮ラグビー場へラグビーを観に行く。早稲田vs.筑波大戦。
先制したのは早稲田。バックスの連続攻撃から、開始8分、SO曽我部のトライ。続いて11分にもバックスの連続攻撃でのトライ、17分にはHO青木の突進から展開し、バックスがつないでトライと、早稲田が着々と加点していく。しかしそれ以後はしばらく停滞。SO曽我部のパスが相手に渡り、危うくトライを奪われそうになるなど、流れは筑波に。38分には筑波にPGで得点を奪われる。しかし41分にはSH矢富のロングパスがWTB菅野へずばっと通り、菅野が走りきってのトライ。前半を26対3で折り返す。順調に復調しているのだろうか、SO曽我部のランニングプレーはひさびさに観たような気がした。
後半は開始3分で早稲田が先制。SO曽我部のロングパスが一閃、WTB菅野に渡ってのトライ。6分には密集から抜け出したHO青木が独走してトライ。11分には筑波にトライを奪われるものの、17分にはSO曽我部のバックドロップのような肩越しのラストパスが通ってトライ。21分にはその曽我部が筑波にナイスパス、トライを奪われてしまうが、25分にはCTB三角がナイスランでトライ。36分にはLO百合のインゴールノックオンがあったが、37分にはスクラムからの8→9でSH三井がトライ。41分にはバックスの連続攻撃によるFB若野のトライでノーサイド。結果、後半を38対14、計64対17で勝利した。

良くも悪くもSO曽我部が大いに目立った試合だった。あいかわらずのパスのすごさに、ランニングプレーも加わり、観ていてわくわくさせられた。SH矢富とSO曽我部のHBコンビは、展開の予想できなさが魅力ですね(笑)。

このゲームの個人的ベストトライは、後半6分のHO青木の独走トライ。いい走りだった。


10/31

欲望充たされず。



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2005年10月の欲望