2005年6月の欲望


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欲望充たされず。


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欲望充たされず。


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欲望充たされず。


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薄曇りの中、上井草の早稲田大学グラウンドへラグビーを観に行く。早稲田Av.s.三菱重工相模原戦。 2004年度トップイースト10リーグ(サッカーでいうところのJ2リーグ)の2位チームとの練習試合である。先日、早稲田はセコム・ラガッツ(2004年度トップイースト10・1位/2005年度トップリーグ昇格)との練習試合に勝っているのだが、今回は教育実習やケガでメンバーが替わり、まだまだベストとは言い難い状態。そんな状況で社会人とどう対峙するかに注目しての観戦である。
早稲田は開始1分(ちょっとストップウォッチの押しミスがあったので、前半のタイムには若干の誤差あり)、オープンにまわしてWTB田中のトライで先制。5分にはSH矢富のオフロードパスからWTB田中へ、田中はインに切れ込むフェイントを見せた後、大外を駆け抜けてトライ。10分にはSH矢富がするするっと抜けてラインブレイク、CTB須藤にうまくつないでトライ。20分にはゴール前スクラムを起点としたトライ、27分にはモールを押し込んでのトライと着々と加点していく。35分には三菱重工相模原にトライを奪われるが、40分には三菱重工のパスが乱れた所をスチールしてのトライ。前半を34対5で折り返す。
後半の立ち上がり、SO高橋のライン裏へのキックが相手ボールの密集になったところをターンオーバー、6分にSH矢富が持ち込んで先制。しかし後半は反則が増え、なかなかペースをつかめない。20分にはペナルティからのハリーで三菱重工にトライを奪われてしまう。25分にはCTB須藤がズバッとラインをブレイクして独走、CTB今村につないでトライ。27分にはキックオフボールのミスから三菱重工にトライを奪われ、一進一退の攻防となるが、38分、ハーフライン近くから大外をWTB田中が独走、最後の相手ディフェンスもかわしてのトライでノーサイド。結果、後半を17対14、計51対19で勝利した。

後半は相手のボールキャリヤを自由に動かせてしまうような、ちょっとストレスのたまる展開だったが(タックルに入るタイミングの問題?)、きっちりと結果を出せてよかった。

今回のベストトライは前半5分のトライ。SH矢富の動きもよかったし、WTB田中の走りもすばらしい。ひじょうに爽快感のあるプレーだった。


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新宿アジア横丁(屋台村/東京都新宿区歌舞伎町1-21-1第2東亜会館ビル屋上/ http://ajiyoko.com/)で飲む。歌舞伎町の第2東亜会館ビル屋上の、飲食店の集合体(いわゆる屋台村)である。海鮮ろばた焼、韓国料理、ネパール・チベット・インド料理、アジアンレストラン、中華、沖縄料理、炭火屋台の8店舗があり、どの店に入っても他店の料理を注文できるシステムになっている。
ビルの屋上というシチュエーションもあってか、全体的にかなりヌルめ。テンション低くまったり飲むには、いい感じ。天気がよければ、オープンエアで飲むのはすごく気分よさそうだった。


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欲望充たされず。


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慶楽(中華料理/東京都千代田区有楽町1-2-8/03-3580-1948)で飲む。老舗の中華料理屋で、さすがに味はナイス。特に締めで食べた「上湯炊飯」(スープ入り炒飯……というより炒飯入りスープって感じ)がおいしかった。


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欲望充たされず。


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欲望充たされず。


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ご近所のフレンチで飲んだり食べたり。


6/11

天気予報ではなんとか天候ももちそうだったので、上井草の早稲田大学グラウンドへラグビーを観に行く。早稲田Bv.s.東京ガス戦。前週、早稲田Aが三菱重工相模原に勝利したので、それに続くBがどれだけ社会人に対抗できるかに注目しての観戦である。
先制したのは東京ガス。ラインアウトからの連続攻撃から、トライを許してしまう。10分には早稲田がラインアウトから右オープンに展開、CTB谷口が DFをかわし、独走してトライ。15分には東京ガスにゴール前ラインアウトからモールを押し込まれ、そこから持ち込まれてトライ。21分には早稲田がラインアウトから左オープンに展開、CTB谷口がDFをかわし、独走してトライ。一進一退の攻防で、前半を12対14で折り返す。SO久木元のキックがよく、何度も効果的に地域を挽回していたのが印象に残った。
後半は開始早々約40秒で、早稲田が先制し逆転。自陣で東京ガスのパスが乱れたところをLO覺來がスティール、長い距離を独走し、ゴール直前でタックルを受けたものの手を伸ばしてのトライである。しかしそれ以降は東京ガスに押され、自陣に釘付けになってしまう。18分にはトライを奪われ、再逆転。早稲田はなかなか決め手がなく、このままいってしまうかと思ったのだが、終了間際、ハイパントをWTB高津がナイスキャッチ、ラインの裏へ蹴ってチェイスしたところジャージを引っ張られてしまい、そのプレイがペナルティとなり38分、認定トライ。早稲田逆転でこのまま終了するかと思ったのだが、直後のキックオフボールのキャッチに失敗し、東京ガスにトライを奪われ、ゴールも決まってノーサイド。結果、後半を14対14、計26対28で敗北した。

勝てた試合を落としたのが、本当に残念。勝負事は最後の最後まで集中してなくちゃいけないことが、あらためて実感させられた。

今回のベストトライは後半約40秒のLO覺來のトライ。2004年度大学選手権決勝・関東学院戦の、LO内橋の独走を思い起こさせる爆走だった。

ベストプレイヤーはCTB谷口。キレキレでした。


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映画
『バタフライ・エフェクト』を観る。ふとしたきっかけで過去に戻ることができるようになった青年が、初恋の女の子と人生をやり直すべく、過去に干渉していくというストーリーの映画である。 タイトルの“バタフライ・エフェクト”とは、“北京での蝶のはばたきが、ニューヨークでハリケーンを生み出す”というカオス理論の用語。ミクロの変化が、予想を上回るマクロの変化をもたらすという意味で、主人公が過去を“修正”することで、未来が彼の期待とは違う方向へ、大きく変わっていってしまう様子を表している。
ケン・グリムウッドの『リプレイ』とか、直近ではコニー・ウィリスの『犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』とか、もともとタイムトラベルやパラレルワールドに関する物語が好きなので、よくできたパズルのように緻密に構成されたこの映画も、ひじょうに楽しく観ることができた。おすすめ。


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路地(居酒屋/東京都新宿区新宿3-17-17-B1〜3F/03-3352-0080/http://r.gnavi.co.jp/p220500/)で飲む。内装上品系の居酒屋である。以前の店名はうまか房。
焼酎の種類が豊富で料理もおいしく、いい気分でがっつりと飲むことができた。


6/14

隠れ家ごはん 月の宴 虎ノ門駅前店(居酒屋/東京都港区虎ノ門1-1-21新虎ノ門実業会館2F/03-3591-8688/http://www.monteroza.co.jp/)で飲む。雰囲気は悪くないし、価格もリーズナブル。料理もけっこう多くて、大いに食べて飲んだ。


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欲望充たされず。


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オムニ食堂 大久保店(韓国料理/東京都新宿区大久保1-5-13桜井ビル2F/03-3208-0708/http://www.yakinikutengoku.com/shinjyuku/omuni_shokudo/index.html)で飲む。3秒炭窯焼きが看板メニューの店である。3秒炭窯焼きとは、スコップ状の鉄板に豚バラ肉を乗せ、巨大な炭窯で焼く焼肉のこと。短時間で高熱を加え、外側をカリッと焼いて肉汁を閉じ込めた後、もう1度火にかけてじっくり火を通す。これがまたかな〜りおいしくて、ビールががんがん進みました。


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欲望充たされず。


6/18

新しいメガネを引き取った後、渋谷パセラでカラオケ。小沢健二をこってりと歌いました。


6/19

いせや(焼鳥屋/東京都武蔵野市御殿山1-2-1/0422-47-1008)で飲む。煙の立ち込める煤けた雰囲気は、まさに古きよき焼き鳥屋といった風情。その匂い、喧噪に包まれていると、アルコールがいい感じで身体中に回ってくる。焼き鳥、コロッケ、シュウマイ、どれもB級なおいしさにあふれていたのだが、個人的に気に入ったのは焼トウモロコシ。丸ごと一本を食べるのはほんとに久しぶりで、ビールを片手にガシガシとやった。ほんと、うまかったー。


6/20

五反田で焼肉。こってりと食べる&飲む。


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欲望充たされず。


6/22

映画
『ホステージ』を観る。ブルース・ウィリス主演のサスペンス・アクション映画である。金持ちの会計士一家を人質にしてその豪邸に立てこもった若者と、警察との対決を描いている。主人公は立てこもり事件の解決に失敗し、小さな町の警察署長となった元交渉人で、被害者である会計士の抱える秘密のために、事件に深く関与せざるを得なくなっていく。
スタイリッシュなオープニング映像にはちょっと意外な印象を受けたが、基本的にはオーソドックスなアクション映画。とはいえストーリーには若干のヒネリが入り、緊張感を盛り上げるのに成功している。気軽なエンターテインメントとして、なかなか楽しめる作品だった。


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欲望充たされず。


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欲望充たされず。


6/25

蒸し暑い天候の中、三ツ沢公園球技場へラグビーを観に行く。早稲田Bv.s.関東学院B戦と早稲田Av.s. 関東学院A戦。春の大学ラグビーオープン戦の大一番である。ここ4年ほど、この試合の勝者が大学日本一になっているため、オープン戦とはいえかなり重要なカードとなっている。早稲田は佐々木主将以下、主力選手がケガで欠場しており、AもBも厳しい試合になるかもなあと思いながらの観戦である。
まずは早稲田Bv.s.関東学院B戦。5分ほど開始時間に遅刻してしまったのだが、席に着いてしばらくすると(開始10分くらい?)いきなり関東のトライ。ちょっと不安感が高まってくる。しかし早稲田Bのディフェンスはよく、それ以降は健闘。ウォーターブレイク後(開始25分くらい?)には、早稲田は左へ右へとワイドに振って、最後はWTBの三原がトライ。前半を7対7で折り返す。
後半は早稲田が風上。開始早々、相手ボールのファーストスクラムを一気に押してマイボールに。ゲームの主導権を握る。6分にはSHのハリーからFWがつないで、PR滝沢のトライでリードを奪う。8分には、関東のパスが乱れたところをスティールし大きくゲイン、ゴール前で捕まったものの、そこで得たペナルティからオープンに展開し、CTB須藤のトライ。続いては自陣から、SO高橋がラインの裏へ強い風を生かしたナイスキック。WTB巴山のチェイスが速く、関東がタッチへ。そのラインアウトでペナルティがあり、次のラインアウトからの連続攻撃で、不思議なキックパスをPR橋本がキャッチしてトライ。 27分には右へ左への連続攻撃でWTB三原がトライ。31分には関東がボールをこぼしたところを奪取してFL鈴木がトライと、一気に勝負を決める。35 分、42分と関東にトライを奪われてしまうが(さすがにバックスの破壊力はすごい)、反撃をその2トライに封じてノーサイド。結果、後半を31対12、計38対19で勝利した。

正直、厳しい試合になると思っていたので、この大勝はひじょうにうれしい。ディフェンスがよかったのが印象的だった。

このゲームのベストトライは、ウォーターブレイク後のWTB三原のトライ。グラウンドを広く使って展開する美しいトライだった。
ベストプレイヤーはSO高橋。後半のうまく風を使ったライン裏へのキックはエリアをゲインするのに有効で、後半、ゲームを有利に進められた要因となっていた。


続いて早稲田Av.s.関東学院A。B戦同様、早稲田は前半が風下である。
先制したのは関東学院。4分に連続攻撃からトライを許してしまう。しかしその後は両チームのディフェンスが健闘、なかなかトライを奪えない状態が続く。ようやく24分に、早稲田が関東陣でモールを押し込み、SH矢富がサイドをするするするっと走ってトライ。前半を5対7で折り返す。
後半先制したのは早稲田。関東陣でのラインアウトから、LO→M→T。PR畠山のトライ。それ以降も風上の利点を生かし、押し気味にゲームを進めるが、関東のディフェンスも固くなかなかトライを奪えない。しかしSO久木元が関東ゴール前にナイスタッチ。相手ボールラインアウトの乱れに乗じて、27分にトライ。その後も関東の攻撃を封じて、結果、後半を14対0、計19対7で勝利した。

早稲田はラインアウトが抜群に安定し、またモール、スクラムもよく、FWが安定していたので、安心して観ていられた。ディフェンスもひじょうによかった。

ベストトライは後半27分のトライ。ボールへの素早い働きかけがよかったし、ゲームの流れの中でもいいタイミングのトライだったと思う。

ベストプレイヤーはSH矢富。ディフェンスもすごくよくなっているし、ゲインしまくりのあの走りは、やはり観ていて楽しかった。

とにかく佐々木主将の不在にも関わらず、関東学院に勝てたというのは大きい。シーズンに向けて期待が高まってきた。行く前は微妙な気持ちだったのだが、三ツ沢に行ってよかった〜。帰りのバスは30分待ちで、ブルーになったけど(笑)。


6/26

世界の山ちゃん新大久保1号店(手羽先居酒屋/東京都新宿区百人町1-11-22リサビルB1F/03-3227-3223/http://www.yamachan.co.jp/index.html)で飲む。手羽先たんまり、銀河高原たんまり。おいしかったです。


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欲望充たされず。


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欲望充たされず。


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欲望充たされず。


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『50回目のファースト・キス』を観る。交通事故の後遺症で、一晩寝ると前日のことをすべて忘れてしまうという短期記憶障害を抱えてしまった女性と、そんな彼女に一目惚れをしてしまった男性とのラブストーリーである。毎日の、初対面から始まり、愛を告白し、恋に落ちという繰り返しを、コメディテイストばりばりに描いている。
メインキャストがドリュー・バリモアとアダム・サンドラーということで、ちょっとシリアスな設定ながらも、笑いどころは満載。特にドリュー・バリモアのチャーミングさはやばいくらい(笑)。デザインのかわいい雑貨のようなキラキラとした映画で、ほんとに楽しく観ることができた。おすすめです。

記憶障害を持つ主人公といえば、『博士の愛した数式』(小川洋子/新潮社)の天才数学者“博士”もそうだが、メインの素材は似ているものの、でき上がりの違い方がちょっと可笑しかった。



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