2003年12月の欲望


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12/1

『半落ち』(横山秀夫/講談社/1700円)を読み終える。病苦の妻を殺して自首してきた実直な警察官、全面的に容疑を認めているものの、犯行後2日間の空白については口を割らない「半落ち」状態の男を巡る物語。捜査官、検察官、新聞記者、弁護士、裁判官、刑務官の順に、時系列に沿って語り手が替わり、それぞれの視点から謎を追いかけていく。男と関わることで浮かび上がる語り手たちのドラマは、どれもが心に重く響いてくる。ラストも渋く、かなりぐっと来た。おすすめ。


12/2

欲望充たされず。


12/3

DVD
『サタデーナイトライブ 25イヤーズ・オブ・ミュージック』 (PCBE.50742)

ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイドのブルース・ブラザースから、トム・ハンクス、エディ・マーフィーといった役者たちをも輩出した超有名コメディ番組のDVDボックス。内容的には、ゲスト出演したトップミュージシャンたちのライブ映像がメインである。もちろんお笑いレギュラー陣によるスケッチ(コント)もたっぷり収録されている。
とにかくすごいのはミュージシャンのラインナップ。ポール・マッカートニー、ビリー・ジョエル、ジェイムス・ブラウン、スティング、エリック・クラプトンなどなど超豪華メンバーが勢ぞろいしているのである。詳しくは(こちら)を見てください。マジ、すごいっすよ。個人的にはエルビス・コステロのキレっぷりがよかったです。


12/4

欲望充たされず。


12/5

キッチンスタジアム茶屋町(レストランバー/大阪府大阪市北区芝田1-15-21/06-6374-4137)で飲む。スタイリッシュな内装のレストランバーで、料理もなかなかおいしい。この日はひさびさに会う人も多く、それぞれの変化を語り合うことができてめちゃめちゃ楽しかった。めでたいネタもあって、うれしさ倍率ドン、さらに倍っといった感じだった。


12/6

きじ(お好み焼き/大阪府大阪市北区角田町9-20/06-6361-5804)でランチ。ひじょうにオーソドックスなお好み焼きで、大阪のベイシックな味を楽しめた。
その後、神戸ベイシェラトンで高校の友人の結婚式。18年ぶりに会ったやつもいました。


12/7

国立競技場へラグビーを観に行く。早稲田v.s.明治戦。早稲田は既に対抗戦優勝を決めており、また下馬評でも早稲田有利だが、早明戦の明治は侮れないのである。早稲田の2ndジャージを着込んで、気合い満々でゲームに臨む。優勝がかかっていないせいか、客席には空席もあり、チケットがぜんぜん取れなかったことを考えると隔世の感。まあ、チケットも取れるし、リラックスして観れるしで個人的にはうれしいのだが。
先制トライは明治。しかし早稲田は今村のトライを含む4トライでそつなくリード。24対5で前半を折り返す。 しかし後半はまったくの明治ペース。強い向かい風、曽我部の不在、大田尾の不調という複合要素で、キックで陣地を回復することができない。辛抱強いディフェンスを見せたものの、後半の後半に2トライを奪われ、24対17、1トライ・1ゴール差にまで詰め寄られる。あわやという状況だったが、ラストで1トライを追加し、29対17で逃げ切った。ほんとに冷や冷やのゲームだった。
ネガティブな要素は多かったが、1年生のCTB・今村の破壊力には目を見張らされた。これからの成長がひじょうに楽しみ。
それにしても曽我部の欠場は痛い。大田尾→曽我部→と連続して放たれる長い軌道を描くアーチは、ばしっと決まると、ため息が出るほど美しいのである。今シーズンはもう観れないのかなあ……。

新宿へ流れ、番番新宿本店(串焼き/東京都新宿区西新宿1-16-5/03-3344-1712)へ。16:30に開いていたということだけでチョイスした店だが、これが大当たり。串焼き類はどれもひじょうにうまかった。突き出しも大量の大根下ろしと、なかなかに気が利いている。さんざん飲んで、早稲田の勝利を祝った。


12/8

欲望充たされず。


12/9

映画
『マトリックス レボリューションズ』を観る。現実だと思っていた世界が実は仮想世界(これがMATRIX)で、人間が自由意志で生きる現実世界は滅亡の危機に瀕している、という舞台設定のシリーズで、今作がそのラスト。
ストーリーはなんだかよくわからなかったが、とにかく映像はすごかった。


12/10

『The Power Play』を更新する。
今回の一押しは、くるりの『ハイウェイ』。淡々とした美しいメロディが心に染みる楽曲です。小沢健二を思い出させる“僕が旅に出る理由”という歌詞も(アンサーソング?)、強く魅力を感じる要因かもしれません。二押しはwyolicaの『Mercy Me 〜いつか光を抱(いだ)けるように〜』。美しく内省的なメロディの楽曲です。リリースは2003年2月ですが、2003年11月リリースのアルバム『fruits and roots』のプロモーションで出演していたFMで初めて聴いて、がつっと気に入りました。その次はGRAPEVINEの『ぼくらなら』。バインの王道的、マイナーチューンのロックナンバーです。続くspeenaの『マルゴレッタ』は、キラキラしてイキのいいガールズロック。GLAYの『BEAUTIFUL DREAMER』は、ハードな楽曲にからむ美しいストリングスが印象的。


12/11

TOBIKIN(居酒屋/東京都港区虎ノ門5-13-1-B1F/03-5777-5377)で飲む。内装のこぎれいな居酒屋で、料理はどれもよい。野菜ものが充実していて、焼き野菜サラダが特に気に入った。おすすめ。


12/12

欲望充たされず。


12/13

映画
『g@me』を観る。偶然、出会ったふたりの男女が、共通の敵である男に復讐を果たすために、狂言誘拐を仕掛けるという映画である。前半はわりと淡々とした流れだが、ターニングポイントからは二転三転、ジェットコースターのような展開に翻弄されまくる。
いやあ、おもしろい映画だった。おすすめ。


12/14

天気がよかったので、秩父宮ラグビー場へラグビー大学選手権を観に行く。早稲田v.s.関西学院大学戦である。早稲田はけが人が多いこともありベストメンバーではなかったが、それでもチーム力の差は歴然。個人技でがんがん加点し、85対15で勝利した。

しばらく週末はびっしりだったので、さすがにおとなしく過ごしました。


12/15

DVD
『WATARIDORI』(PIBF-7610)

100種類以上の渡り鳥の旅を映画化したもので、鳥たちの視点から地球の姿を捉えた映像が話題になった作品。劇場に行こうと思っていたのだがタイミングを逃したため、DVDを入手した。


12/16

DVD
『ガチャピン チャレンジ・シリーズ』(PCBE-50822)
スキージャンプ、モトクロス、ウェイクボードなど、ガチャピンのびっくりなチャレンジっぷりが収録されたDVDである。いやあ、ほんとガチャピンってすごいよねえ(笑)。


12/17

欲望充たされず。


12/18

映画
『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』の試写に行く。全3作の映画の完結編である。物語の中核は、世界のすべてを暗黒に陥れる力を持つという『一つの指輪』。それを破壊する指命を帯びた主人公が、さまざまな苦難に遭いながら続ける旅の、最後の行程が描かれている。
いきなり文体変えるけど、もうねえ、やばいくらいすごかったですよ。前作の攻城戦シーンにもこてんぱんに圧倒されたんだけど、今回はそれをも上回る戦闘シーンの連続に、終始、圧倒されっぱなし。マジすごいシーンのオンパレードで、もうヘトヘトになっちゃいました(笑)。
いやあ、文句なしにおすすめ。前2作を観てない人は、1作目から全部観た方がいいっすよ。もうホント必見です。

余談:試写にはアーティストの村上隆が来てました。おたく監督の作った映画を、おたくをモチーフに使う芸術家が観るという絵は、ちょっといい感じでした。


12/19

赤坂うまや(和系ダイニング/東京都港区赤坂4-2-32/03-6229-1661/http://www.jrfs.co.jp/umaya/akasaka.htm)で飲む。コンセプトは、“宿場のうまや(駅家)のイメージを、土と木と竹によりモダンに再現”というもので、ディレクションを市川猿之助が行なっている。ちなみに3階は市川猿之助の稽古場だとか。なかなかスタイリッシュな店で、料理も上々。ひじょうに満足できた。


12/20

新宿つな八総本店(天ぷら/東京都新宿区新宿3-31-8/03-3352-1012/http://www.tunahachi.co.jp/index.html)で飲む。老舗の天ぷら屋で、店内はひじょうに渋い。揚げたての天ぷらは抜群においしく、日本酒ががんがん進む。コースを食べたのだが、サイドメニューも含めボリュームは満点。大満足。


12/21

またまた天気がよかったので、秩父宮ラグビー場へラグビー大学選手権を観に行く。早稲田v.s.京都産業大学戦である。FWが強力だと評判の京産大だったが、早稲田はFW戦で圧倒。FW戦の優位を受け、アタックは京産大のディフェンスをがんがんに破り、前半41対5、後半26対7の67対12で勝利した。


12/22

キッツイ夜でした……。


12/23

またまた天気がよかったので、秩父宮ラグビー場へ関東大学ラグビー・ジュニア選手権・決勝を観に行く。早稲田Bv.s.帝京大学B戦である。早稲田Bは予選リーグで法政、帝京に敗れており、辛うじての決勝トーナメント進出だったが、4チームで争う決勝トーナメントでは明治大学を下して決勝進出を果たした。
早稲田Bは開始4分にトライを奪った後、堅調にトライを重ね、前半を28対7で折り返す。しかし後半、2分にトライを奪った後は、一気に帝京ペース。立て続けに3トライを奪われ、35対26に迫られる。流れは帝京に傾いており、もしやという嫌な予感がしたが、早稲田は2トライを上げ、再度、突き放す。尚も帝京は追いすがってきたものの(ラストはプレイが途切れず、ロスタイムは7分あまり!!)、なんとか49対40で逃げ切った。
SOの安藤が当たっていて、ゴールを全て決めたのが結果的にかなり大きかった。


12/24

CD
『暁のラブレター』(aiko/PCCA-01528)
『イデアの水槽』(GRAPEVINE/PCCA-01958)

『暁のラブレター』は、『アンドロメダ』、『蝶々結び』、『えりあし』の3曲のシングルを含むアルバムである。
『イデアの水槽』はまさにバインのアルバム。熟練ロックバンドの仕事のかっこよさを楽しめる。


12/25

欲望充たされず。


12/26

仕事納め。昼間から飲んで、新橋のガード下の飲み屋へ流れ終了。


12/27

パセラでカラオケ。くるりの『ハイウェイ』、GRAPEVINEの『ぼくらなら』に初チャレンジ。最初にしてはまずまずだった。その後、天狗で飲み、福膳(居酒屋/東京都新宿区西新宿7-1-3加藤ビルB1F/03-5348-7426/http://www.mifood.net/fukuzen/)に流れ(なかなか悪くない店だった)、東京麺通団(讃岐うどん/東京都新宿区西新宿7-9-15ダイカンプラザビジネス清田ビル1F/03-5389-1077/http://www.mentsu-dan.com/index.html/)で締める。麺通団の半熟卵天はめちゃめちゃうまいなあ。


12/28

秩父宮ラグビー場へラグビー大学選手権を観に行く。早稲田v.s.東海大学戦である。東海大学は予選リーグ第1戦の法政戦に 5対 74と大敗しており、ゆるい試合になるのではとの危惧はあったが、天気もよかったので秩父宮に行ってしまったわけである。
早稲田は開始5分にトライを奪ったものの、ノックオンなどミスの連発で、なかなか追加点が奪えない。なんとか2トライを加え、前半を21対7で折り返す。後半も早稲田の調子は上がらず、ミスを連発。スクラムなど、FW戦に勝っていたので負けるとは思わなかったが、それでも敵のアタックに何度もヒヤリとさせられた。最終的に38対14と勝利したものの、ややストレスのたまるゲームだった。数少ないよかった点は、ディフェンスが向上しているように感じられたことだった。


12/29


『このミステリがすごい 2004年版』(別冊宝島編集部/宝島社/690円)
『美味しんぼ・86』(雁屋哲・花咲アキラ/小学館/505円)
『美味しんぼ・87』(雁屋哲・花咲アキラ/小学館/505円)

『このミス』は毎年恒例のもの。これを読んで、どのミステリを読もうか考えるのがけっこう楽しいのである。実際はほとんど読まないけど。
『美味しんぼ』は2作いっしょに購入。『美味しんぼ』の最新刊情報を見て、ふと自分の日記を読み直したら、前作を買い忘れていたことが判明したのである。いやあ、日記書いててよかったあ〜(笑)。



12/30

映画
『ブルース・オールマイティ』を観る。ジム・キャリー主演のコメディ映画である。ついてないTVレポーターが、神様から期間限定で授かった全能の力で、好き放題のことをしていくというストーリー。軽いタッチの作品で、気軽に楽しく観ることができた。個人的には彼女役のジェニファー・アニストンがすごくキュートで、眼福でした。


12/31

自宅でのんびりと飲む。



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