2003年1月の欲望
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1／1

 昼間からのんびりと酒を飲んで過ごす。


1／2

 またまた昼間から酒を飲んで過ごす。今年も早稲田大学がラグビー大学選手権の準決勝に残ったので、箱根駅伝とあわせてTV三昧。
駅伝の成績は芳しくなかったが、ラグビーは法政大学に快勝!　決勝進出決定!!
いやあ、酒がおいしい〜(笑)。


1／3

 『P.I.P.　プリズナー・イン・プノンペン』(沢井鯨／小学館／1200円)を読み終える。旅行中のプノンペンにおいていわれのない罪で逮捕され、半年間獄中生活をおくったという作者の実体験を基に書かれた小説である。
カンボジアで逮捕された主人公が、信用できない司法システム(警察含む)や同房の囚人たちとのトラブルを乗り越え、苦闘の果てに脱出するまでが描かれている。ポルポト、アンコール・ワットなど、名前は知っていてもよくわからなかったカンボジアの事情が、近代史とあわせてきっちりと描かれ、驚きとともに目の前に提示される。人間の暗部がこれでもかと露にされていて少々ダークな気分になるが、圧倒的な迫力で一気に読まされるひじょうにおもしろい作品だった。

夜は手羽先を食べにやまちゃんへ。18:00ちょい前に着いたら、激混みで入れな〜い(涙)。仕方がないので、ふつうの飲み屋に入ってさらっと飲む。店を出て、締めに寿がき家ラーメンを食べようと思ったら、軒並み終わってた(号泣)。


1／4

 『占星術殺人事件』(島田荘司／講談社文庫／714円)を読み終える。島田荘司のデビュー作で、探偵・御手洗潔が初登場する作品。過去の未解決事件を、残された文献と新しく発見された資料を元に解き明かしていくというストーリーである。
未解決事件は、“6人の処女から肉体各部をとり、星座に合わせて新しい人体を合成する”という計画を書いた遺書を残し、画家が密室で殺されるというのが発端のもの。続いて画家の後妻の連れ子が殺され、その後、画家の計画通りに6人の娘たちがバラバラ死体にされていってしまう。
古い作品ではあるものの、ミステリとしての完成度の高さ、ユニークなキャラクター造型でひじょうに読みごたえがあり楽しめた。


1／5

 欲望充たされず。


1／6

 欲望充たされず。


1／7

 本
『ヒカルの碁・20』(ほったゆみ・小畑健／集英社／390円)
『美味しんぼ・83』(雁屋哲・花咲アキラ／小学館／505円)

お約束のシリーズである。『ヒカルの碁』って、数少ない買ってすぐに読む本なんだけど、ほんとやばいくらいにおもしろい。次の巻が楽しみだ〜。


1／8

 えん渋谷店(居酒屋／東京都渋谷区渋谷1-24-12／03-5468-6196)で飲む。今回も、さまざまな種類の味噌を付けて食べる生キャベツをオーダーする。なんとこのメニュー、キャベツのお替わりができるということを発見。ウサギのようにキャベツを食べました(笑)。


1／9

 仙台出張。牛たん炭焼き・利久仙台西口店(牛タン／宮城県仙台市青葉区中央1-6-36／022-266-5077)で牛たん。美味美味。


1／10

 1/11に備えて、ストイックに過ごす。


1／11

 国立競技場へラグビー大学選手権決勝・早稲田v.s関東学院大学戦を観に行く。昨年と同じカードで、その時は早稲田が破れている。しかし今年度の早稲田の戦いぶりはひじょうに力強く、ひさしぶりの大学日本一を期待して国立競技場へ向かう。
立ち上がりは期待通り、早稲田のペース。7分に主将・山下大悟のトライで先制した後は、14分、22分と立て続けにトライを奪う。しかし関東も強力FWの突進で2トライを返し、前半を22対10で折り返す。
後半は、13分にチャージからのトライで早稲田が得点するが、ほぼ関東学院ペースの展開。強力FWと強力バックスリーが攻めに攻める。しかし早稲田もディフェンスがよく、トライを奪わせない。後半の後半からロスタイムにかけては、防戦一方でひやひやしっぱなしであったが、なんとか35分と44分(ロスタイム)の2トライに留めてノーサイド。
27対22で勝利!!　赤黒の旗を力いっぱい振って、絶叫してしまいましたよ(旗、壊れた)。
表彰式終了後、グラウンドに部員が集合し、大きな円陣を組んで、日本一になった時のみ歌える部歌『荒ぶる』の大合唱。じーんと来ました。
その後、祝勝会会場の早稲田大学大隈講堂前に向かう。タクシーの運転手のWTB仲山ばりのナイスコース取りのおかげで、いいタイミングで到着。前から3列めをゲット。2002年度シーズンを振り返る映像(アディダスが制作にからんでいる？)を観ながら、選手の到着を待つ。この映像、それぞれの選手のナイスプレイを抽出したもので、編集のテンポもよく思わず引き込まれてしまった。特にFL羽生のシーンは、彼のプレーの激しさ、すごさを改めて感じさせられた。いやあ、彼は神です。
予定より30分ほど遅れて、祝勝会は始まった。総長、アディダスの社長、小宮山悟(元メッツ)らがゲストとして登場した後、清宮監督を先頭に選手たちが入場。大騒ぎ(笑)。ゲストのあいさつ、清宮監督のあいさつ、山下大悟主将のあいさつ(すごくいいことを言ってた、でも酔っぱらって忘れた(笑))、選手たちのあいさつがあって、またまた『荒ぶる』の合唱。歌の前に清宮監督が『荒ぶる』を歌える人に挙手を求めて、その少なさに驚いてたけど、そりゃそうだよ13年ぶりの優勝なんだから(笑)。で、締めに『都の西北』を歌って終了したのでした。いやああああ、感動したよ〜。
その勢いで馬場まで歩いて、がーっと飲んで、家帰ってネットをくるんくるんチェックして、スポーツニュースを制覇して一日は終わったのでした。

〈キーワード〉
優勝したら、ちょっと景色が変わって見えるのかなと思ったんですけどね。…やっぱ、そうです、全然もう見える景色が違います(山下大悟・勝利インタビューより)／Ultimate Tuckler／


1／12

 百餃苑(餃子／東京都新宿区新宿3-38-1マイシティ7F／03-3354-0853)で飲む。水・焼・蒸・揚などの料理法で、いろいろな具材の餃子を楽しめる店である。7〜8種類の餃子をオーダーしたが、どれもおいしかった。満足、満足。

〈キーワード〉
わりと薄着／.tv／


1／13

 映画
『K-19』を観る。冷戦時代に実際に起きたソ連の原潜事故を基にした映画である。
1961年、試験航海に出航した最新鋭の原子力潜水艦K-19に事故が発生、炉心溶融の危機に見舞われる。新任の艦長と乗組員の間に不協和音が流れる中、その危機をどのように乗り越えていくかというのが、映画の内容である。潜水艦という閉鎖状況の中、米ソの戦争を引き起こしかねないような深刻なトラブルは、観る者にばりばり緊張感を抱かせる。そんな状況下で、トラブルを解消するため、満足な防護服なしで原子炉修理に向かう乗組員の姿には胸を打たれた。
ひじょうに重く、派手さはないが、実話の持つ説得力が心の底にずんと残る映画であった。


1／14

 欲望充たされず。


1／15

 CD
『The LEGEND　大江千里』(大江千里／ESCL-2360)
『The LEGEND　松岡英明』(松岡英明／ESCL-2367)
『The LEGEND　渡辺美里』(渡辺美里／ESCL-2370)

エピックレコード25周年を記念した、'80年代を代表するアーティストの全曲リマスタリングによるベスト盤。CDで押さえておきたいと思い入手。


1／16

 欲望充たされず。


1／17

 からから亭(居酒屋／東京都渋谷区道玄坂2-7-5／03-3496-7577)で飲む。渋谷っぽくない居酒屋ではあるが、料理はひじょうにおいしい。おおいに食って飲んで終了。


1／18

 デジタルカメラを買いました。パナソニックのDMC-F1。すっきりしたデザインと色(青)が気に入りました。いやあ、うれしい〜。

〈メモ〉
ヨドバシカメラの5年保証を付けたので、故障した時は保証書を探すこと。


1／19

 おとなしく過ごす。


1／20

 映画
『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』の試写に行く。映画は全3作だが、その第2部にあたる作品である。物語の中核は、世界のすべてを暗黒に陥れる力を持つという『一つの指輪』。それを破壊する指命を帯びた主人公が、さまざまな苦難に遭いながら旅を続けていく様が描かれている。
前作に比べ、アクションシーンはがつっと派手になり、迫力は格段に向上。中でも圧倒されたのは攻城戦シーンで、あふれまくりの緊迫感とそのスペクタクルはすごいの一言である。ほんと、まじでやばかった。終演後には、「すっげえ」ということばが自然と洩れてきてしまいましたよ。
普段くり返し映画を観ることはあまりないのだが、もう一度、大きなスクリーンで観たいと感じさせられた。
もうホント必見ですよ、これは。マジで観るべき。前作を観ていなくても観るべき(予習した方が楽しめるけどね)。大おすすめです。


1／21

 阿蔵(居酒屋／東京都港区虎ノ門1-16-4-B1F／03-5510-3289)で飲む。頼んだ鶏ちゃんこ鍋は、キャベツや玉ねぎが入ったわりと珍しい内容(珍しいよね？)。しかしこれがなかなかのヒットで、野菜ばかりをぱくぱく食べてしまいました。ヘルシーな気分も味わえ、満足満足。


1／22

 欲望充たされず。


1／23

 欲望充たされず。


1／24

 取引先の新年会でがーっと飲む。降りる駅をまちがえてブル−になる。


1／25

 ラグビーマガジン買ってNumber買って、早稲田大学ラグビー部の優勝の余韻をまだまだ味わう。

夕方からさくまあきらさん主催の異業種交歓会に出席するため、渋谷東急ホテルへ。堀井雄二さん、すぎやまこういちさんなど豪華メンバーてんこもりの会合で、ひじょうに眼福だった。個人的にはいしかわじゅんさんと名刺交換ができて感激。南畑剛三シリーズの大ファンですからね。


1／26

 NHK『のど自慢』で友人が合格。鐘が高らかに鳴らされてました。すっご〜い。

歌広場歌舞伎町店(カラオケボックス／新宿区歌舞伎町1-20-1／03-5272-6680)で開催された水庭カラオケ部の紅白歌合戦に参加する。参加者を男女でチーム分けし、セガカラの採点機能を使って勝敗を競うという企画である。ひとり2曲ずつ歌って、合計得点が高かった方が勝利。
1曲目に尾崎の『I LOVE YOU』を歌ったのだが、ミスもあったりで得点は芳しくない。全体に白組は低調で、前半を終えた段階で赤組に大差をつけられてしまう。2曲目をどうしようかかなり本気で悩んだのだが、自分らしくいこう(笑)ということで氣志團の『One Night Carnival』を歌うことにする。マイクスタンドがなくアクションはややおとなしめだったものの、ギャラリーのみなさんには喜んでいただきよかったよかった。“心の1000点”をいただきました。
セガカラの曲の少なさに消化不良だった人の意見により、パセラ新宿店(カラオケボックス／新宿区歌舞伎町1-3-16／03-5291-8351)へ流れる。軽飲み、軽メシで撤収。自宅でがっつり飲んで終了。

〈キーワード〉
鳩胸がクルックー／


1／27

 〈覚書〉
『なんでだろう』のフリに関し／指をピンと伸ばす→親指を内側に曲げる→顔に近い方が左手→両手を下から上へクロスさせるように動かす／


1／28

 欲望充たされず。


1／29

 刀削麺館(中華料理／東京都港区虎ノ門1-11-10／03-5512-7088)で飲む。名前の通り、刀削麺(トーショーメン)が看板メニューの中華居酒屋である。刀削麺とは、小麦のかたまりを包丁でお湯に直接削ぎ落とすという製法で作られるもの。幅広麺で雰囲気としてはほうとうに近いが、こちらは厚さが不均一なのが特徴である。餃子など食べた後(わりと美味)、締めで刀削麺を食べたが独特の食感が心地いい。スープもおいしくてけっこうナイスだった。

〈キーワード〉
送別会カッコ本人抜き／


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 欲望充たされず。


1／31

 欲望充たされず。



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