2002年12月の欲望


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12/1

冷たい雨の降る中、国立競技場へラグビーを観に行く。早稲田v.s.明治戦である。早稲田はここまで全勝で、この試合に勝てば対抗戦優勝。明治は既に1敗しているが、早稲田に9トライ以上の差を付けて勝つと逆転で対抗戦優勝となる。形的には去年とほぼ同じ状況である。
今年も下馬評では、圧倒的に早稲田。しかし去年も同様の下馬評だったにもかかわらず早稲田は大苦戦したという経緯があり、やや緊張気味で観戦に向かう。
早稲田は前半11分にFB内藤のトライで先制。しかしそれ以降は明治のディフェンスの前に追加点を奪えず、逆に明治に攻め込まれてしまう。しばらく自陣にくぎ付けにされるが、早稲田のディフェンスも固く得点を許さない。前半は5対0で折り返す。
後半はほぼ明治陣内で過ごすものの明治のディフェンスは切れず、なかなか追加点が奪えない。しかし膠着状況は後半24分のラインアウトからのトライで解消。ワイドなオープン攻撃で33分、37分と連続トライを奪い、結果24対0の完封勝利。
優勝が決まって、アディダスの巨大ジャージが客席にはためき『都の西北』が流れると、やっぱじーんと来た。うれしい〜。

その後、氣志團のライブ(at:渋谷公会堂)へ行く。いやあ、ほんとにおもしろかった〜。前回よりも自分が踊れるようになったからというのもあるけど、構成がかなりいい感じだったからというのも大きい。なんといっても回り舞台で登場するなり、モーニング娘。の『そうだ! We're ALIVE』だから(笑)。で、メンバー紹介の仲間割れコント“綾小路翔の裏側暴露大会”でまたまた大笑いし、とどめはアンコールの登場が『8時だよ! 全員集合』風の親子食卓コント(笑)。おいしすぎ(笑)。
そんなこんなで大笑いした後、大ラスで木更津のツッパリ高校生が氣志團としてメジャーデビューするまでを描いたショートム−ビ−が流れる。BGMの『壊れかけのRADIO』が映像にジャストフィットし、おもしろくも感動的に仕上がっていた。ほんといいGIGだった。大満足でした。
その勢いで物販に行き、Tシャツとステッカーを買っちゃいましたよ。

その後、三四味屋で飲んで撤収。


12/2

欲望充たされず。


12/3

えん渋谷店(居酒屋/東京都渋谷区渋谷1-24-12/03-5468-6196)で飲む。宮益坂下のビックカメラのビルにある居酒屋である。それほど高くはないが、料理の味は上々。個人的には、さまざまな種類の味噌を付けて食べる生キャベツがよかった。


12/4

CD
『ON AIR オールナイトニッポン パーソナリティーズヒッツ』(V.A./PCCA.01797)

ニッポン放送『オールナイトニッポン』35周年記念アルバム。『オールナイトニッポン』のパーソナリティが、初めて一堂に会した記念コンピレーションである。人選・曲選は、1967年のスタートから1980年代まで。それぞれのアーティストが「パーソナリティ」を担当していた時代の作品を、1曲づつ収録している。
参加アーティストはこちらを参照のこと。すっごい豪華ですよ。


12/5

欲望充たされず。


12/6

仙台出張。喜助エスパル店(牛タン/宮城県仙台市青葉区中央1-1-1/022-268-2560/http://www.kisuke.co.jp/)でランチ。ひさびさにタレ味の牛タンを食べた。


12/7

炭火焼鳥 鞠子屋(焼鳥屋/千葉県浦安市猫実5-4-1/047-351-2565)で鍋。具材のシンプルな鍋で、どことなく素朴なのがいい感じである。特に出汁の染み込んだ白菜がナイス。さんざん飲んで食べて、雑炊も満喫して満足満足。
その後、もう一軒に流れて撤収。

〈キーワード〉
得意の放置プレイ/物理層/縄文式/


12/8

欲望充たされず。


12/9

欲望充たされず。


12/10

びすとろ屋上野中央通店(居酒屋/東京都台東区上野4-10-5世界ビル3F/03-5807-3227)で飲む。上野で飲むことはほとんどないので店選びに悩んだが、新橋店がなかなかよかったのでここに決定。上野中央通店もいい店だった。
その後、もう一軒に流れ撤収。

〈キーワード〉
夜の時間差Aクイック/もてのドーナツ化現象/


12/11

会社の忘年会。


12/12

欲望充たされず。


12/13

『タイムクエイク』(カ−ト・ヴォネガット/早川書房/1900円)を読み終える。タイムクエイクという時空連続体に発生したとつぜんの異常で、2001年2月13日から1991年2月17日へと世界が逆もどりしたことを基本設定にした小説である。タイムスリップを扱った作品、例えば『バック・トゥ・ザ・フューチャー』やケン・グリムウッドの『リプレイ』などでは、主人公が過去に関する知識を元に歴史に干渉しているが、この作品におけるタイムクエイクは、“あらゆる人間とあらゆるものが、過去十年間にしたことを、よくもわるくも、そのままくりかえすしかなくなる”というもの。“いわば既視感が、えんえん十年間もつづく”ということである。
多くのヴォネガット作品と同様、それぞれのシーンは時系列順には進まず、加えてリプレイという設定が時間の感覚をより不安定にさせている。また作者自身のエッセイも随所に挿入され、フィクションとノンフィクションの境界さえあいまいになっていく。これまでの作品に比べ、ヴォネガットという人間がより濃く反映されているという点がなかなか興味深かった。しかしそれまでにあったシニカルさは影を潜め、何か寂寥感のようなものが感じられる。それは作者であるヴォネガットがこれを最後の作品としていることが、読み手である自分にも影響を与えているのかもしれない。


12/14

fiesta(カラオケパブ/港区六本木3-11-6/03-5410-3008)でカラオケ。氣志團の『One Night Carnival』を熱唱する(笑)。なかなかいい出来でかな〜り大満足。天狗六本木店(居酒屋/港区六本木7-14-7/03-3402-3506)で自画自賛(笑)。


12/15

大阪旅行。到着後、阪神百貨店地下にていか焼きのランチ。デラバン(玉子が入っている)と和風デラバンを食べる。チープな味わいが来阪感を盛り上げてくれる。
その後、甲子園球場へ行き、アメフトの甲子園ボールを観戦。ふだん観ることのないスポーツなので、新鮮な気分で楽しめた。
夕食は吉在門東通店(割鮮/大阪府大阪市北区小松原町1-16モコビルB1F/06-6312-3610)で。魚料理はどれもおいしく大満足。寿司メニューが充実していたのもよかった(なんとなく米が食べたかったので(笑))。


12/16

なにわ食いしんぼ横丁(食べ物テーマパーク/大阪府大阪市港区海岸通1-1-10/06-6576-5501/http://www.kaiyukan.com/)でランチ。会津屋のネギぶっかけたこ焼き、北極星のチキンオムライス、徳山商店のホタテ入りチヂミ、餃々の一口餃子、小倉屋のしいたけ昆布をテイクアウトし、園内のフリースペースで食べる。そして飲む(笑)。一ケ所でさまざまな大阪名物が楽しめるのは、すごくお手軽で高ポイントである。ひっじょうにおすすめ。ただ自由軒のカレーがテイクアウトできなかったのは残念だった。


12/17


『このミステリがすごい 2003年版』(別冊宝島編集部/宝島社/667円)

『このミス』は毎年のお約束である。


12/18

欲望充たされず。


12/19

天野月子のライブ(at:日本青年館)へ行く。天野月子初のホールライブである。今までのライブハウスのものと比べ、舞台装置は大掛かりになり、ダンスを入れるなど構成もビジュアル的な要素が加えられるようになった。やや不安定だったボーカルもかなり向上。アーティストとしての成長を感じさせられるなかなかおもしろいライブだった。


12/20

アルカトラズE.R.(居酒屋/東京都渋谷区道玄坂2-13-5-2F/03-3770-7100/http://www.alcatraz.ne.jp/)で飲む。監獄と病院を合体させたコンセプト系の飲み屋である。個室が牢屋となっていたり、店員がナースの格好をしていたり、それぞれモチーフに則った仕掛けが施されている。そういった趣向に加え、それなりの料理、ほどほどの値段と、なかなかちゃんとした店だった。
その後、三間堂渋谷道玄坂店(居酒屋/東京都渋谷区道玄坂2-6-16-7F/03-5459-2912/http://www.colowide.co.jp/index.shtml)へ。金曜日の夜なのに、さらっと入れたのは助かった。


12/21

飲み会のはしご。しゃぶしゃぶ食べながらがっつりと飲んで、ケーキのインターバルを経て、アジア料理を食べて飲んでいっぱいいっぱい。ラストに行ったアジア食堂 oh cha cha マンダリン(アジア料理/東京都新宿区歌舞伎町1-19-2-B1F/03-3209-7781)の激安プランは、1,980円で料理5品付き(量はそれほどでもないものの)・飲み放題という驚きの価格だった。

〈キーワード〉
オレの胸に飛び込んでこい/札束でビンタ/


12/22

新宿パセラで友人の結婚式。ふたりの人柄を感じさせる、格式ばったところのないいい感じの結婚式だった。

続けて流れた店で、石狩鍋を食べる。味噌味の雑炊はナイスだった。


12/23

ご近所飲み。豆腐うめえ。


12/24

『九つの殺人メルヘン』(鯨統一郎/光文社カッパ・ノベルス/838円)を読み終える。日本酒バーを舞台にした安楽椅子探偵ものの連作短編集である。デビュー作『邪馬台国はどこですか?』ではバーを舞台に歴史の謎を語り倒していたが、今回のモチーフはグリム童話。登場人物の刑事が捜査に携わっている事件について話をすると、童話を研究している女子大生がグリム童話の新解釈になぞらえて、その謎を解き明かしていくというストーリーである。モチーフ自体もユニークだが、有栖川有栖が提示した基本的なアリバイ・トリックの九つのパターンをそれぞれ九つの短編に入れていたり、ミステリ的な趣向も凝っている。
語り口のおもしろさと情報量の多さが、ひじょうに楽しい小説だった。


12/25

欲望充たされず。


12/26

五反田ハッピー(居酒屋/東京都品川区東五反田1-16-4-3F/03-5420-1455)で飲む。店内を昭和30年代っぽくした居酒屋である。食べ物は居酒屋スタンダードのメニューだが、鶏と豆腐とご飯にこだわった店だそうで、確かに豆腐はナイス(鶏とご飯は頼まなかったのです)。ホッピーが進みましたよ。


12/27

仕事納め。昼間から飲んで、早々と終了。


12/28

天狗西新宿7丁目店(居酒屋/新宿区西新宿7-10-20/03-3227-1761)で飲んで、白木屋新宿西口小田急ハルク裏店(居酒屋/新宿区西新宿1-4-7-2F/03-3342-0488)で飲んで撤収。よく飲んだ〜。


12/29


『おいしい桃鉄 桃太郎電鉄11全国グルメ物件ガイド』(さくまあきら/小学館/1100円)

『桃太郎電鉄』に出てくる全国の食べ物物件を紹介したガイドブック。美食家で有名なさくまあきらさんが執筆しているだけに、おいしそうな食べ物が目白押しである。


12/30

今年最後の『The Power Play』更新。全体に冬っぽくスローバラードの多い構成になっています。
一押しは、GRAPEVINEの『BLUE BACK』。軽やかな疾走感のあるロックナンバーです。二押しは白鳥マイカの『あなたの腕を』。Coccoを彷彿させる楽曲です。くせのないボーカルがしみじみと心にしみます。その次はCHEMISTRYの『My Gift to You』。美しいハーモニーの王道バラードです。続く斉藤和義と玲葉奈の『五秒の再会』は、渋いテイストのデュエット曲。KICK THE CAN CREWの『地球ブルース〜337〜』は、“飲み会”という題材がいい感じ。


12/31

自宅飲み。満足満足。



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