2003年2月の欲望


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上井草で開催された早稲田大学ラグビー部の優勝祝賀パレードの見物。紙吹雪がすごくきれいだった。パレード終了後は上井草グラウンドで、地元商店街が主催した祝賀会。つきたてのおもちをふるまわれたり、グラウンドに立ってみたり、サイン会に参加したり、のんびり過ごす。
夕方からは知人が出演する落語会(at:根津ふれあい館)へ。和室に高座をしつらえて行なうもので、こじんまりとした雰囲気。こういった会を観るのは初めてなので、おもしろい経験だった。
終了後、根津で飲んで帰宅。


2/2

欲望充たされず。


2/3

欲望充たされず。


2/4

欲望充たされず。


2/5

仙台出張。牛たん炭焼き・利久仙台西口店(牛タン/宮城県仙台市青葉区中央1-6-36/022-266-5077)で牛たん。おやつは『おいしい桃鉄 桃太郎電鉄11全国グルメ物件ガイド』(さくまあきら/小学館/1100円)で取り上げられていた源吾茶屋(甘味処/宮城県仙台市青葉区桜ケ岡公園1-1/022-222-2830)でづんだもち。
東京へ戻って、故人を偲び酒を飲む。


2/6

ますだおかだデビュー10周年記念ライブ〜FAせず松竹残留〜(at:シアターアプル)へ行く。10周年という節目の年ということで、オ−プニングでは彼らの歩んできた道のりが笑いとともに(そしい岡田けいすけの『地上の星』とともに(笑))映像で流される。ライブ本体は、漫才、デビュー当時の微妙な映像をよゐことともに語るコーナー、ハリガネロックの松口とのポエム対決のコーナーときて、最後にまた漫才という構成。どのコーナーもとにかく笑えて、最近のますだおかだの充実ぶりを感じさせる内容だった。
個人的に気に入ったのはポエム対決のコーナー。気取ったフレーズが最終的にオチにつながるというのは、おもしろさに加えきもちよさまで感じることができた。


2/7

GRAPEVINEのライブ(at:AKASAKA BLITZ)へ行く。リーダーが脱退して3人組になったため、何か変化はあるのだろうかと思っていたが、バインはやはりバインであった。ドライヴするサウンドからは、ギターバンドとしての魅力ががんがんに 伝わってくる。いやあバイン、すげえかっこいいっすよ。男の客が増えているのも、なんかわかる気がしますね。

その後、びすとろ屋赤坂店(居酒屋/東京都港区赤坂2-14-34-B1F/03-5549-2433)で飲む。このチェーンのコース以外の料理は初めてだったが、どれもなかなか高ポイント。パスタ類が特によかった。


2/8

ご近所焼き肉。がっつりと食べて飲んで終了。


2/9

秩父宮ラグビー場へラグビー日本選手権大会を観に行く。早稲田v.s.リコー戦である。大学チームと社会人チームの実力差は大きいが、今シーズンの早稲田の充実ぶりに、もしかしてという淡い期待を抱いていったわけである。
内容は、早稲田のファーストタックルが全体に甘く、また接点でも押されるという展開。ただリコーの個々のパワーの前にトライを許してしまうものの、攻撃ではいい展開を見せ、前半を14対26の射程圏内で折り返す。
しかし後半開始直後、立て続けに3トライを奪われると、それ以降はいい攻めを見せてもなかなか差を詰められない。攻めに攻めたものの、結果、31対68でノーサイド。
点差は開いたが、いい形でのトライも多数挙げ、観ていておもしろい試合だった。負けたが、まあ満足している。
今年度は大学日本一も味わえたし、ほんとにうれしいシーズンだった。山下組のみなさんには大感謝である。

〈キーワード〉
タックルしたらインゴール・ノックオン(教訓:最後まであきらめない)/


2/10

『マーティン・ドレスラーの夢』(スティーヴン・ミルハウザー/白水社/2000円)を読み終える。19世紀末から20世紀初頭のニューヨークを舞台に、葉巻商の子供として生まれたマーティン・ドレスラーが、ビジネス(一個の芸術でもある)を成功させていく様を描いた物語である。背景となっているのは都市化、商業化が進むアメリカ社会と、横へ上へと拡大していくニューヨーク。それと軌を同じくするようなマーティンのビジネスの拡大は、次第に芸術性を持ちはじめ、そのありさまは世界の創出と拡大を感じさせられる。リアルでありながら、どことなく幻想的でもあるこの作品世界に引き込まれ、一気に読み進むことができた。


2/11

テツ&トモのイベント(at:サンシャイン噴水広場)へ行く。テツ&トモとは『なんでだろう』でおなじみのお笑いコンビで、2/5に『なんでだろう』のCDが発売されたことを受けて、イベントが開催されたわけである。集客はひじょうによく、噴水広場の最上階まで人が鈴なり。アイドルもびっくりのすごい盛り上がりのイベントだった。
その後、紅虎餃子房(中華居酒屋/東京都豊島区東池袋)でがっつりと飲んで、ビアバーでがっっつり飲んで、ラーメン食ってまた飲んで撤収。


2/12

欲望充たされず。


2/13

CD
『一期一会 Sweets for my SPITZ』(V.A./MUCT-1003)
『橘いずみ GOLDEN☆BEST』(橘いずみ/MHCL-132)
『GRAN TURISMO』(CRAZY KEN BAND/BSCL-30006)

旧譜チェック。
『一期一会』では椎名林檎の『スピカ』と中村一義の『冷たい頬』が気に入った。原曲も好きなんだけど、金属的でくせのある声が好きなんだなということを再認識。
『橘いずみ GOLDEN☆BEST』は、橘好きのくせにまだ入手してなかったのかよという感じ。
CRAZY KEN BANDの『GRAN TURISMO』は各所での絶賛は知っていたが、なんとなく今まで入手していなかったもの。


2/14

会社の近所の土間土間で飲む。ままかりの干物がうまかった。


2/15

映画
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』を観に行く。『ハリー・ポッター』シリーズの2作目で、ホグワーツ魔法魔術学校を舞台に、校内の秘密の部屋の謎にハリー・ポッターが挑むという内容。原作を読んでいないので、この映画のおもしろさを満喫できたとは思わないが、それでも細部まできっちりと構築されたハリー・ポッター世界は魅力的で、十分に楽しめた。しっかしハーマイオニーはめちゃめちゃかわいいっすねえ。

その後、オークルーム(パーティースペース/東京都渋谷区恵比寿3-28-4/03-3443-3902)でパーティー。ガーデンプレイスにも近く、なかなか雰囲気のいい店だった。


2/16

藤本美貴のライブ(at:AKASAKA BLITZ)へ行く。ミキティの初めてのワンマンツアーである。ライブハウスを使っているということもあってか、アイドルのコンサートというよりも、ガールポップシンガーのライブといった印象の構成。とはいえフロアはサイリウムばんばんでまさにハロプロという感じだったし、衣装替えタイミングでの松浦亜弥の応援メッセージなど、アイドルテイストもあったけど。
観てて楽しかったのは、彼女のダンス。アップテンポの曲ではバックダンサーを従えていたが、動きのキレがひじょうによく、ステージ映えしていた。いやあ、ほんとにミキティ、めちゃめちゃかわいいっすねえ。


2/17

欲望充たされず。


2/18

『感染』(仙川環/小学館/1400円)を読み終える。臓器移植をテーマにしたメディカルサスペンス小説である。夫と前妻の子供の誘拐事件に巻き込まれた主人公が、夫の不審な行動を調べるうちに、その背後に隠されたより大きな事件に近づいていくというのが大まかなストーリー。医学の現場という生と死の近い場所において、倫理はどうあるべきかを考えさせられる作品だった。


2/19

欲望充たされず。


2/20

映画
『オールド・ルーキー』を観る。『飛べないアヒル』や『クールランニング』と同様、ディズニー製作のスポーツムービーである。ストーリーの発端は、高校野球の監督をしている35歳の高校教師が、チームの子供たちと「地区優勝したらプロテストを受ける」という約束を交わしたこと。それにより負け続きだったチームは本当に優勝してしまい、プロテストを受けた主人公も入団テストに合格し、史上最年長のルーキーが誕生した、というのがざっくりとした流れである。いかにもディズニータッチのサクセスストーリーだが、ぐっと来るシーンがてんこもりで、わかっちゃいるけど感動させられてしまった。
しかもびっくりなのが、この映画、ジム・モリスという実在のメジャーリーガーがモデルなのでした。ありがとう、ジム。ぼくも岡村孝子ばりに夢をあきらめないで生きていくよ。


2/21

五反田飲み。けっこう飲んだなあ。


2/22

パセラ新宿店(カラオケボックス/新宿区歌舞伎町1-3-16/03-5291-8351)でカラオケ。初期のGrapevineなど、古めの曲を中心に歌う。新しいのでは『なんでだろう』を歌ったが、まるでおぼえちゃいないことが判明。まあ、踊れたからいいけどね(笑)。

天狗西新宿7丁目店(居酒屋/新宿区西新宿7-10-20/03-3227-1761)飲み。


2/23

『The Power Play』作成開始。


2/24

欲望充たされず。


2/25

日東コーナー(カフェレストラン/東京都中央区銀座4-12-20/03-3543-9576)で飲む。歌舞伎座近くの、わりとクラシカルな雰囲気のレストランである。味もよく価格もそれなりで、まずまず満足できた。個人的には、近所にあるという系列の居酒屋、「おやじの味」という店に惹かれましたが(笑)。


2/26

欲望充たされず。


2/27

『The Power Play』を更新する。
一押しは、京田未歩の『オールスター』。跳ねるキーボードが印象的な、マイナートーンのロックナンバーです。少し投げやりにも聴こえるボーカルが、歌詞の世界観にマッチしています。二押しは光永亮太の『Always』。月9タイアップの王道ポップスです。その次はBONNIE PINKの『Tonight, the Night』。ひさびさにトーレ・ヨハンソンが制作に参加したスタイリッシュな楽曲です。続く宇多田ヒカルの『COLORS』は、クールに刻まれるリズムに美しいメロディがのるミディアムナンバー。つじあやのの『雨音』は、ウクレレの音が立つ静かでシンプルなメロディが魅力的です。


2/28

小島麻由美のライブ(at:AKASAKA BLITZ)へ行く。ナイトクラブとかグランドキャバレーを彷彿させるセットを、極彩色の照明が乱れ飛ぶ昭和歌謡テイストのステ−ジである。楽曲的にも、ウッドベースとフルートにより、時代を超えた雰囲気が醸し出されている。視覚と聴覚の相互作用がいい方向に働き、ふだん小島麻由美をあまり聴かないにもかかわらず、ひじょうに満足させられる内容だった。



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