2001年1月の欲望


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1985年に行なわれたつくば博で、2001年の自分にはがきを出すという企画があった。当時、高校生だったぼくもそれに乗り、そして2001年の今年、そのはがきが実家に届いた。16年の時を越えてやってきたはがきに、ちょっと感動。いろいろな想いが胸に去来したのだが、未来のぼく(つまり現在のぼく)へのメッセージの「奥さんを大事にしてやれよ」には思わず苦笑い。17才のぼくは、まさか30越えても独身でいるとは思わなかったのだろう(笑)・・・って笑っている場合か(汗)?


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またまた昼間っから飲む。箱根駅伝では早稲田大苦戦。ラグビーの大学選手権もベスト4に残れず、本日のTVオンエアはなし。こんな状況じゃ、酒も進むってなもんでしょう(笑)。それにしても、ラグビーで慶応が負けたのにはびっくりした。


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箱根駅伝は早稲田がシード落ち。がっくし。30秒くらいの差だったのになあ。


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『美味しんぼ・78』(雁屋哲・花咲アキラ/小学館/505円)

とりあえずお約束のシリーズである。今世紀初の買い物が『美味しんぼ』というのも、我ながらいい感じですね(笑)。


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仕事始め。けっこうがっちりと働いた。


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映画
『13デイズ』を観る。キューバ危機をモチーフとし、米国大統領ジョン・F・ケネディ、司法長官ロバート・ケネディ、大統領特別補佐官ケネス・オドネルの3人が、どのようにして核戦争の危機を乗り切ったかを描いた作品である。
過去の現実を基にしているだけに結果はわかってはいるのだが、それにもかかわらず全編を通して緊張感を持続させるのに成功している。ひじょうに密度の濃い作品で、すごく楽しむことができた。

夕食は地鶏や五右衛門(焼鳥/渋谷区渋谷2-21-22-2F/03-3407-3690)。何も考えずに入った店だが、けっこううまくてよかった。その後、カラオケ館で21世紀初カラオケ。記念すべき21世紀初歌いは、くるりの『ワンダーフォーゲル』でした。この曲自体初めて歌ったんだけど、できはまずまずでほっとした。GRAPEVINEの『ふれていたい』もまあまあだったかな。


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515(中華料理/新宿区大久保1-16-16/03-3232-6322)でランチ。正油ラーメンが180円ということで、どんなもんだかチャレンジしてみる。具はチャーシュー、ナルト、薬味に万能ねぎというシンプルな構成だが、味はまずまず。というかこれで180円は上出来である。焼飯など他のメニューはふつうの値段だが、ラーメンに関してはトンコツラーメンが280円、味噌ラーメンが380円とひじょうに安い。
ちなみにこの店、チェーン店のようで、他には(荒川区荒川7-50-9-B1F/03-3809-6277)(板橋区板橋2-61-13/03-3964-9911)(大田区大森北1-22-2/03-3766-0218)(千代田区神田司町2-7/03-3259-1770)の4店がある。


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前日に雪が降り、朝から激寒。自宅から一歩も出ずに一日過ごす。


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欲望充たされず。


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『蒲生邸事件』(宮部みゆき/文春文庫 /829円)

現代に生きる受験生が、まさに2・26事件の起きようとする東京にタイムスリップする作品。時間もののお話が好きということもあるが、知人がほめていたこもあり購入。


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近所のたこ焼き屋で軽く飲む。店主が大阪の人のようで、店内にはだんじりグッズがてんこもり。店内映像はだんじりビデオが流れっぱなしだったのだが、けっこう迫力があっておもしろかった。まただんじりを観に行きたいなあと思わされた。


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鰯工坊(いわし料理/港区虎ノ門1-11-12/03-3580-2209)で飲む。いわし料理の専門店である。つみれ鍋をメインディッシュにし、刺身など何品か頼む。どれもなかなかうまかったが、鍋がバカうま。ミソ仕立てで、ひじょうにいい味である。ラストの雑炊も納得のうまさで、満足させてもらえた。


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アドホックビルの中のおらんだ屋敷で飲んだ後、COCO NEEL(くいものBAR/新宿区歌舞伎町1-23-13/03-3207-7020)へ流れ、ザボン(ラーメン/新宿区歌舞伎町2-45-2/03-3200-8159)で締める。


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静かに休日を過ごす。


1/15

ajapaiのコンベンション(at:青山LOOP)へ行く。ajapaiとは森俊彦の新プロジェクトの名前で、2月21日にポニーキャニオンから2ステップのマキシsg『THE LOVER IN YOU』がリリースされるということでコンベンションが開かれたのである。ふだんクラブには全然行かないのだが、酒がふんだんに用意されていたおかげでひじょうにエンジョイすることができた(笑)。


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『鉄鼠の檻』(京極夏彦/講談社/1456円)を読み終える。京極堂シリーズの4作めで、今回の舞台は箱根の山中にある人里離れた禅寺である。ぼくにとってこのシリーズの魅力は登場人物の(特に京極堂の)しゃべりタランティーノっぷりであるが、今回も禅について語り倒してくれている。日本史の授業では大まかな流れにしか触れられなかった禅宗に関して、やや深い所にまでアプローチをしてくれ興味深く読むことができた。
ちなみにこの本、昨年の年末に読み始めたので、世紀をまたいで読んだことになる。しかし2段組825ページはとにかく長いね。


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但馬(家庭料理/新潟市弁天1-2-15/025-246-4680)で飲む。わりとこぎれいな居酒屋である。20時までに入ると、小鉢2つ、大皿料理1つ、刺盛1つ、ビール1本or酒1合が1500円とのことで、それを頼んでみる。大皿料理はカブと油揚煮を頼んだのだが、油揚が肉厚でとてもおいしい。かの有名な栃尾の油揚かと思いきや、水原(すいばら)の油揚げとのことだった。追加の日本酒は天領盃(佐渡)をオーダー。美味だった。
続けて行ったHは店の人間の応対にむっときたので、早々に退散し海彦(居酒屋/新潟市弁天3-2-27/025-246-3377)へ。のど黒の刺身を食べ、越乃雪蔵(守門村)を飲み、ようやく納得したのであった。


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CD
『スカイドライバー』(堂島孝平/COCP-50440)

堂島のアンソロジーべストを入手する。彼の書くメロディーはスウィートでPOPでかなり好きなのだが、なかなかセールスにはつながっていないみたいだ。これは彼の過去の作品を1枚にまとめたもので(べスト盤ではないと思うが)、堂島のエッセンスを味わうことができる。
かなりおすすめの1枚である。


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CD
『ドリフだョ! 全員集合』(ザ・ドリフターズ/TOCT-24482〜24483)
『ドリフだョ! 全員集合』(ザ・ドリフターズ/TOCT-24484〜24485)

ザ・ドリフターズのベスト盤である。ビートルズの例に倣い、赤盤、青盤の2種類が ある。TOCT-24482〜24483が赤盤でドリフのスタンダードナンバーが、TOCT-24484〜24485が青盤でお宝楽曲が収録されている。大のドリフ好きというわけではないけれど、お笑い好きとしてはおさえておかなければならないアイテムだろうということで購入した。


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先輩が福岡よりモツ鍋の具材セットを入手したため、先輩宅で鍋。雪がしんしんと降りしきる中、モツ鍋をつつく。一時のブームが去った後、モツ鍋屋の数は激減してしまったが、モツ鍋ってやっぱおいしいと思うね。
雪はなかなか止まず、電車が動くか不安だったが、なんとか自宅にたどりつく。ただ、酒のおかげで帰宅するやいなや気を失ったけど(笑)。


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後輩のライブ(at:CLUB GOODMAN)を観た後、14:30(笑)からの打ち上げに参加。昼間だっていうのに、がんがん飲んで酔っぱらう。そのまま勢いでカラオケへ。パセラ秋葉原店(カラオケボックス/千代田区神田佐久間町2-10/0120-706-738)で歌う。久々に及川光博の『死んでもいい』を歌って、かなりご機嫌になった。


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欲望充たされず。


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CD
『DANCE PARADISE PWL PERFECT HITS』(V.A./BVCM-31044)

プロデュースチーム・ストック/エイトキン/ウォーターマンを中心としたPWLプロダクションもののダンス・コンピレーション。ユーロビートのクラシック的ナンバーがてんこもりになったアルバムである。カイリー・ミノーグ、リック・アストリー、バナナラマなど80年代半ばから後半にかけての大ヒット曲が収録されている。
リリースされた時にはすぐに買おうと思ったのだがうっかり忘れてしまい、今に至ってようやく購入した次第である。


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『ふりだしに戻る・上』(ジャック・フィニイ/角川文庫/540円)
『ふりだしに戻る・下』(ジャック・フィニイ/角川文庫/540円)
『つぎの岩につづく』(R・A・ラファティ/ハヤカワ文庫/680円)

『ふりだしに戻る』は『ゲイルズバーグの春を愛す』に引き続き購入。これまた時間もののSFである。
『つぎの岩につづく』は短編集。ラファティには以前から興味があったもののまだ読んでいなかったので、チャレンジの意味で購入。


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魚がし日本一新橋駅前店(寿司/港区新橋3-21-10/03-5472-0641)で飲む。激安なのに味はまずまずで、いい感じで飲むことができた。


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欲望充たされず。


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お多幸新宿店(おでん/新宿区新宿3-20-1/03-3352-4771)で飲む。雪ががんがん降る寒い日には、やっぱおでんである。大満足。


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欲望充たされず。


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『幻惑の死と使途』(森博嗣/講談社文庫/762円)を読み終える。犀川・萌絵シリーズの6作目である。天才奇術師・有里匠幻が衆人環視のショーの最中に殺され、しかも遺体は、霊柩車から消失。奇術師が何人も登場し、奇術のトリックとミステリのトリックがからみあってくる。
もうこのシリーズにはどっぷりはまってしまっているため、これまた楽しく読むことができた。


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ベースボールカフェ(アメリカ系レストラン/文京区後楽1-3-61/03-3817-6262)で飲む。東京ドームの近くにあるスポーツカフェである。味はそこそこだが雰囲気のよい店である。お客参加のラインダンスがあり、観ていてけっこう楽しかった。


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欲望充たされず。



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