2000年8月の欲望


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8/1

欲望充たされず。


8/2

欲望充たされず。


8/3

出張で長岡へ行く。
ダッシュで仕事を片付けて、夜から花火大会へ。日本一と自称するだけあって、ひじょうにスケールの大きい花火大会である。風が弱く煙が流れなかったため、連発花火の美しさがやや損なわれていたのが残念だったが、三尺玉の大きさ、信濃川にかかる橋を使ってのナイアガラなど、ひじょうに見所が多かった。またここでも各地の花火師によるデザイン花火の競演があり、さまざまな趣向の花火を楽しむことができた。

※ちなみに長岡の花火大会の注意点
1・長岡駅で臨時増発の時刻表を確保すること。その際、花火のタイムスケジュール、地図などももらっておく。
2・食べ物の屋台が少ないため、飲食物はあらかじめ用意しておいた方がよい。
3・ナイアガラで使用するため、19:00〜22:00の間、大手大橋が通行止になる(歩行者も)。移動のことを考慮するなら、駅側の河岸で観賞した方がベター。
4・トイレが激コミになるので注意。特にジャスコは混むが、少し歩いてパチンコ屋まで行くと空いている。
5・18:30くらいなら大手大橋の近くで観れる。時間がたてばいずれにしろ混雑してくるので、スペースがあればがんがん行くべきである。
6・土手から駅までは徒歩20分くらい。がんばれば歩ける距離である。


8/4

元気寿司駅前店(寿司/新潟市東大通1-5-31/025-247-4226)で昼食。元気寿司は栃木県宇都宮市に本社のある回転寿司のチェーンである。安くておいしいため、以前、栃木県を担当していた頃はよく行ったものだ。ひさびさに食べたのだが、あいかわらずコストパフォーマンスのいい味だった。
新潟で仕事を終えた後、19:00過ぎに会社へ戻り、上司や先輩と会社の近所でそれなりに飲んで終了。


8/5

ニュー・トーキョービヤガーデン(Beerガーデン/新宿区新宿3-38-1マイシティ屋上/03-5360-7144)のビアガーデンで飲む。2時間飲み放題で3000円とひじょうにリーズナブルなビアガーデンである。今シーズン初のビアガーデンなのだが、天気もほどよく暑く、まさにビール日和。容赦なく飲み倒す。つまみはジャンクながらも種類が多く、けっこう楽しめた。
その後、パセラへ流れる。22:00くらいには撤収しようと思っていたが、鬼のような夕立ちでまるっきり動けず。結局23:00くらいまで歌ってしまったのだった。


8/6

岩男潤子トークイベント(at:HMV横浜)へ行く。マキシシングル『ぼくを笑って』が発売されたことを受けてのイベントである。人気声優のイベントなだけにひじょうに集客もよく、イベントスペースは超満員。ひき続いての握手会は事務所の意向でゆっくりと行なわれたため、参加者は本人とふれあう時間が長くもてたイベントだった。


8/7

欲望充たされず。


8/8

欲望充たされず。


8/9

ゲーム
『THE クイズ番組』(ディースリー/SLPS-02909)

シンプル1500シリーズのクイズゲームである。クイズゲームが好きなのに加え、価格の安さにもひかれて購入した。


8/10

欲望充たされず。


8/11


『青春は薔薇色だ』(桑田乃梨子/白泉社/379円)
『人生は薔薇色だ』(桑田乃梨子/白泉社/379円)
『A型の女』(マイクル・Z・リューイン/ハヤカワミステリ文庫 /680円)

ネットサーフィンをしていた時、桑田乃梨子の作品で『ウは鵜飼のウ』(ブラッドベリですな)というのを見かけ、鵜飼なだけにすごく読みてえと思い、それが収録されている『人生は薔薇色だ』を購入。そしたら『人生は薔薇色だ』は『青春は薔薇色だ』の続編だということがわかり、ついでに『青春は薔薇色だ』も購入。
内容は独特の味のあるコメディで、けっこうよかったです。こういうすっとこどっこいなテイストって、すごく好きなんですよ。ちなみに2冊とも広瀬・森島先生ものに短編が何編か載っているものですが、どの作品にも底流にはおかしな味わいが流れています。
『A型の女』は古典を読もうキャンペーンの一環。以前読んだ『刑事の誇り』と同じ作家の作品であるが、主人公が異なっている。


8/12

友人の結婚パーティーに出席するため、大阪へ行く。正午前に心斎橋に着き、その足でビッグステップの鶴橋風月アメリカ村店(お好み焼/大阪市中央区西心斎橋1-6-14/06-6258-5189)へ。風月焼きと焼そばを食べ、軽く生ビール。
いい感じで体ができあがった後(笑)、パーティーへ行き、ずーっと酒(爆)。幸せそうなふたりを見ていれば、祝い酒が進むってもんだ(笑)。
ちなみにこの日のカラオケでは、M氏にリクエストして、オフコースの『思い出を盗んで』と『こころは気紛れ』を歌ってもらった。すばらしいできに感動しましたよ。


8/13

八重勝(串かつ/大阪市浪速区恵美須東3-4-13/06-6643-6332)でランチ。お盆時期ということもあるせいか、12時前から大行列。隣に天狗という串かつ屋もあり、こちらもけっこうおいしいのだが、なぜか八重勝のほうが行列が長い。ぼく自身は八重勝の方が好きなので、あ〜あと思いながらも長い方の列に並ぶ。
20分ほど待たされて、ようやく串かつにたどりつく。ひさしぶりに食べた八重勝の串かつはひじょ〜においしく、ビールが進むこと進むこと(笑)。昼間っからいい気分になっちゃいましたよ(笑)。
その後、なんばグランド花月へ。
ここもお盆時期ということで大行列。ふだんより1回多い3回まわしにもかかわらずである。通常の公演であれば演目の途中で自由に出入りできるので、自分のペースで観劇できるのだが、今回は途中では客席には入れないくらいの混雑ぶり。1時間近く待たされてようやく入場でき、なんとかかんとか着席できた。
出演者はショウショウ、サウンドコピー、河内家菊水丸、笑福亭仁鶴、のりおよしお、桂文珍。新喜劇のメインは石田靖、吉田ヒロ、池乃めだかといったところ。まずまず満足いく内容だった。
夕食は千寿(お好み焼/大阪市淀川区東三国5-12-8/06-6397-9928)でお好み焼き。以前、大阪に住んでいた時のお気に入りの店である。ここのお好み焼きのふっくら感は格別で、抜群においしい。豚玉と焼きうどんを食べ、生ビールを飲み、大満足のうちに大阪を発ち実家に帰る。


8/14

7/31の日記を読んだ大岡くんに「鵜飼さん、GLAY好きなんですか?」と聞かれ、思わず「うん、ぼちぼち」などと答えてしまいましたが、ほんとはわりと、いやけっこう好きなんですよ〜(笑)。とりあえず『BELOVED』以降のALはひととおり持ってるし。
ま、そんなこんなでけっこうGLAY好きなぼくですが、なかなか時間がとれなくて観れなかった『GLAY EXPO'99 SURVIVAL LIVE IN MAKUHARI』(GLAY/PCVE-51002)を、実家に持ち帰ってようやく観る。1999年7月31日に幕張で行なわれた20万人ライブのビデオである。このライブにはぼくも行っていたので、けっこう感慨深いものを感じながら観たわけですよ。
ビデオの内容はヒット曲がてんこもりのおいしいものなんだけど、個人的にはあの暑い夏の一日が蘇ってきて、けっこうぐっときちゃいましたね。『I'm in Love』とか。『ここではない、どこかへ』とか。『ここどこ』ってリリースされた時にはそれほどでもなかったんだけど、ここ最近、けっこう来てんですよ。うん、いい曲だ。


8/15

昼過ぎに東京へ。その足で同期の家へ行き、会社の人たちと飲む。同期が三浦で買ってきたマグロカマがメインディッシュ。いやあバカウマでしたね。
いい気分で自宅に帰ってきたら、1通の封筒が。封を切ると、歴史能力検定3級の合格証書が入っていた。
いやあ、うれしかった〜。仕事に役に立つとか、キャリアアップにつながるとかいった資格ではないけど、やっぱ“合格する”というのはうれしいですね。人生におけるネタのひとつになるし(笑)。
というわけで、今後ぼくの履歴書の資格欄には、『歴史能力検定3級』の資格が書き込まれる予定です(笑)。


8/16

ビデオが壊れたので、新しいのを買いに行く。ブランドイメージなどなどを考慮し(もちろん値段も)、パナソニックのNV-HV3Gにする。ぼくに関していえば、パナソニック製品って壊れにくいというイメージがあるんですよね。ちなみに値段は、ビックカメラで税抜き17,800円。いやあ、ビデオって安くなったもんだねえ。今まで使っていたのは1987年に購入したものなんだけど、7〜8万円したもんなあ(遠い目)。


8/17

欲望充たされず。


8/18

家の近所で軽く飲み体を作った後、自宅でワイン。ドリトス&チリチーズディップを肴に、のんびりと飲む。ほぼ1本空けたところで、おとなしく眠る。


8/19

新しい『The Power Play』を作る。
今回の一押しはスピッツの『放浪カモメはどこまでも』。スピッツのテイストを残しつつもロック色の強い作品である。二押しはスガシカオの『SPIRIT』。スガシカオには珍しくポップな楽曲で、グルーブ感あふれるナンバーである。その次が藤木直人の『パーフェクトワールド』。プロデュースが寺岡呼人なだけに、『星になれたら』などのさわやかな初期ミスチルっぽさを感じさせられる。続いてGOMES THE HITMANの『maybe someday』。いかにも杉真理プロデュースらしいウェルメイドなポップスである。で、JESSICAの『太陽』といったところ。


8/20


『ヒカルの碁・8』(ほったゆみ・小畑健/集英社/390円)
『天使な小生意気・5』(西森博之/小学館/390円)

お約束な展開。いや、でも『ヒカルの碁』はおもしろいんだよね〜。


8/21

『レディ・ジョ−カ−』(高村薫/毎日新聞社/上・下各1700円)を読み終える。グリコ・森永事件をモデルにした企業恐喝事件をストーリーの中心に、日本の裏社会を描いた小説である。『マークスの山』、『照柿』と同様、合田雄一郎警部補が主人公。 上巻426ページ、下巻443ページ、各2段組という重厚長大な作品ながら、恐喝の犯人グループ、恐喝される企業の関係者、事件を追う新聞記者、捜査を行なう警察官たちの姿が濃密かつ詳細に書き込まれ、力ずくで物語世界に引き込まれて一気に読まされてしまう。結末の着け方にやや物足りなさを感じたのだが、全体を通して緊張感が持続しているのにはひじょうに感心した。
またそれぞれの登場人物の仕事に対して悩んでいる姿に、自分自身も、仕事に対する立ち位置などをあらためて考えさせられた。


8/22

欲望充たされず。


8/23

欲望充たされず。


8/24

『ゲイルズバ−グの春を愛す』(ジャック・フィニイ/ハヤカワ文庫/600円)を読み終える。タイムトラベルもの、パラレルワールドものが主体のSF短編集である。全体にファンタジックなテイストで、どの作品も異世界感がひじょうに強い。クラシックな名品といった趣で、読んでいてほのぼのとした気分になった。


8/25

ビデオ
『マン・オン・ザ・ムーン』

ジム・キャリー主演の映画をいただく。ありがとうございました。

TOT(居酒屋/渋谷区恵比寿南2-2-6-B1F/03-3793-5552)で飲む。久しぶりの恵比寿、久しぶりのTOTである。この店は値段も安く、料理もかなりおいしい。いい感じで飲んで食って、けっこう酔っぱらった。


8/26

竈(ラーメン/新宿区百人町1-24-8/03-3227-3247)でランチ。あいかわらずの行列っぷりだが、夏場なだけに待ち時間は30分ほど。1周年ということで、くん玉(燻製玉子)がサービスで付いてきて、ちょっぴりラッキーだった。


8/27

パセラ(カラオケボックス/新宿区歌舞伎町1-3-16/03-5291-8351)でカラオケ。スピッツの『放浪カモメはどこまでも』とスガシカオの『SPIRIT』に初チャレンジ。『放浪カモメ』はわりといい感じで歌えたものの、『SPIRIT』は大失敗。しっかりおぼえなおそうと決意した。


8/28

嵐のコンサート(at:横浜アリーナ)へ行く。ジャニーズのコンサートは一度は観ておくべきだと前々から言われていたので、けっこう期待しつつ会場へ向かう。
最寄りの新横浜の駅から横浜アリーナまで女の子、女の子、女の子。小学生くらいの女の子から、けっこう年のいった人まで、年齢層はなかなか広い。
内容はコンサートというよりもザッツ・エンタテインメントなショーといった感じだった。何度もの衣装換え、ゴージャスなライティング、わんさか出てくるジャニーズJr.のメンバーなど、ひじょうに華やかなのである。会場内には花道のようなステージが設置されているのだが、嵐のメンバーはステージ上を所狭しと動き回り、がんがんに踊りまわり、ファンの子たちをおおいに煽る。また長めにとられたトーク、次代を担うであろうジャニーズJr.のメンバーの出し方など、構成に関しても長年のソフトの蓄積がうかがえ、感心させられた。
確かにこれは一度は観ておいた方がいいなあと思わされるエンタテインメントだった。


8/29

欲望充たされず。


8/30

ファイアーハウスというアメリカのアーティストがプロモーション来日し、鳥良原宿店(居酒屋/渋谷区神宮前4-28-21/03-3470-3901)で、ディーラーを招いての懇親会を行なった。
ボーカルとギターが来ていたのだが、ふたりともひじょうに気さくで好感が持てた。ちなみに、ぼく、英語はからっきしなんだけど、やっぱ同じ人間どうし、話せばわかりあえるんだなとあらためて感じたね(酔っぱらっている時は(笑))。


8/31

『楠木正成』(北方謙三/中央公論新社/1900円)を読み終える。一連の北方南北朝ものの一作である。今までは赤松円心、佐々木道誉、北畠顕家など、どちらかといえば南北朝期の脇役的人物が主人公に据えられてきたが、今回は主役陣の1人が主人公である。
この作品では、今まで忠臣という扱いが多かった楠木正成を、“悪党”(悪い人ということでなく、歴史用語としての)というスタンスから捉えている。物流を支配することで力を付け、乱れていく世の中で、武士による支配体制に組み込まれないよう人としての有り様を模索していく楠木正成の姿がストーリーの骨子をなしている。楠木正成というキャラクターが魅力的に描かれているのはもちろんのこと、正成・正季兄弟の絆、大塔宮との関係、赤松円心とのつながりなどの熱い描写は、男を描く作家・男の人生を描く作家、南畑・・・ではなく北方謙三の面目躍如といったところで、心のマグマをこれでもかと揺り動かしてくれる。加えて赤松円心、佐々木道誉、北畠顕家といったこれまでの作品の主人公たちがカメオ出演しているのも、一連の作品を読んできたものにとっては、にやっとさせられてしまう。
やはり北方南北朝ものはいいなあと改めて感じさせられる作品だった。



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