2007年9月12日(水)
〜9月17日(月)

4日目(9/15・日):TIVOLI(VILLA D'ESTE)

イタリア旅行記

朝起きたら気分がイマイチ。
どうやら定期的に調子がおかしくなるホルモンバランス系の持病の様子。
こんな時は薬を飲んでも体調は戻らないので、ある程度ゆっくり観光でもした方が良いのかも、と、気合を奮い立たせてみました。で、ずっと悩んでいたBracciano湖に行くべきか、ティボリに行くべきかの選択肢のうち、確実にゆったり気分転換ができそうな、ティボリの世界遺産、ヴィッラ・デステに向かうことにしました。

出発はゆっくりめの9時30分。
10時には、地下鉄B線のP.Mammolo駅に到着。ひとつ下のフロアに下りて、チケットを購入してからトイレを済ますことにしました。
ここのトイレは、最近イタリアでなんだか増えている気がする自動トイレ。コインを入れるとドアが開いて、しばらくするとドアがクローズ。ペイパーはボタンを押すと少しずつ出てきて(これがホントに少しずつなのでイライラする)、用を足し終わってボタンを押すとドアが開き、その後、個室内全体が自動的に水で洗浄される・・・という仕組み。
で、コインを入れて中に入り、ドアが閉まったところまではよかったのですが、なぜか突然真っ暗に!!
ひぇ〜〜〜〜〜、閉じ込められた???ひょっとして私ごと洗浄されてしまうの???
と、大パニック。
なんとか手探りでボタンを探して押したところ、ドアが開いたのでホッと一息。あぁ、寿命が縮まった・・・
それでもめげずに隣のトイレでもう1度トライしたら、今度はうまくいったのですが、心拍数が異常に高くなってしまいました。
どうせ有料トイレならば、こんな恐ろしい思いをする自動トイレではなく、以前のようにトイレおじさんやおばさんにチップを渡す方式に戻してください・・・>イタリアの関係者の皆様

ティボリ行きのバスは、かなり頻繁に出ているのでとっても便利。しかも、フランス人やらドイツ人やらの観光客がいっぱい乗っているので、どのバスかすぐにわかります。
私は窓際の席に座ったところ、これが大失敗。
日差しが直撃して、暑くて暑くて、しかもバスの独特の臭いで、1時間も乗っていたら酔ってしまうのではないかと、だんだん心配に。途中、日よけを降ろそうとしたら、ほんの少ししか降りないし・・・。隣に座っていた親切なシニョーラが手伝ってくれてもダメでした。
あまりに暑くて、持っていた上着で顔を覆っていたら、また隣のシニョーラが、通路反対側の空席を指差して、「あっちに移動するか?」とジェスチャーで聞いてくれたのです。
おお、神の助け!!
「Si, si, grazie!!」と、席を移動。おかげで気分が悪くなることもなく、シニョーラに大感謝。イタリア人のおばちゃんの、こーゆーおせっかいな所が本当に大好き♪

目的のヴィッラ・デステは、終点のひとつ手前で降りなければなりませんが、殆どの観光客が降りるので、心配ありません。
でも、一応運転手さんに「ここはヴィッラ・デステか?」と聞いたところ、親切に「あそこを左に曲がって行きなさい」と教えてくれました。

バス亭からは徒歩3分程で到着。
とにかくもう、ココに来ることを選んで良かったの一言。
ヴィッラ・デステの特徴である、広大な庭に点在する様々な噴水が、とにかく素晴らしくて、素晴らしくて。
しかも、庭園からは、はるかに先まで広がる美しい景色を眼下に眺めることができるのです。噴水のマイナスイオン、澄んだ空気、爽やかなそよ風、広大なパノラマに、すっかり身も心も癒されて、体調もかなり良くなってきました。たぶん、この別荘で1週間暮らすことが出来たなら、どんな病気でも治ってしまうことでしょう。(笑)
そして、どのポイントからカメラを向けても絵になる美しさ。いったい何度シャッターを押してしまったことか。

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10時30分から2時間ごとに「オルガンの噴水」(写真1番右下)で演奏があると「地球の歩き方」に書いてあったので、12時30分に噴水の下でスタンバイしていました。しかし、時間になっても始まらない・・・。すると、何やら上の方で人だかりが・・・。
オルガンがあるのは、噴水の下ではなく階段を上がったところだったのでした。(汗)
ただ、演奏は結構ショボイので、そのためにわざわざ待つほどでも無いかも知れません。

あまりにも気持ちが良くて、バールでの休憩を挟み、庭園を1周半し、合計3時間ほど滞在。時間が無ければ1時間半もあれば充分周れるとは思います。

その後、ティボリと言えばもうひとつの世界遺産であるヴィッラ・アドリアーナにも行けるのですが、まだ体調が不完全のため、無理をせず、ローマに帰ることにしました。
帰りのバス停は表示が少しわかりにくいのですが、行きのバス停の道路を挟んだ反対側にあります。

ホテルに近づくにつれ、だんだん元気が戻ってきたので、30分ほどの休憩後、スペイン広場へと向かいました。
しかし、ユーロ高で、ブランドショッピングには食指が動かず、しかも、いつもは安く購入できるフルラでさえ以前よりも割高で、結局、友だち用のお土産だけを購入。
あまりの人の多さに、ササっと周ってホテルへと戻ってしまいました。