2007年9月12日(水)
〜9月17日(月)

3日目(9/14・金):CIVITA DI BAGNOREGIOなど

イタリア旅行記

今日は、今回の旅のメイン・イベント、あの天空の街へ…

テルミニ駅で、このスペシャル・ツアー企画者の横山さんと待ち合わせ。
横山さんは、ローマ在住の旅行会社主催者で、ネットで知り合ってからずいぶん何年か過ぎましたが、お会いするのは今回が初めて。
そしてもう1人の参加者で、「All About」の記者でもあるIさんと3人でいざオルビエートへ。
オルビエートの駅でフィレンツェから参加のTさんと合流し、運転手のピーノさんの車でチビタ・ディ・バーニョレッジョへと向かいました。
かなりの山道を越え、30分程度走った後、バーニョレッジョの街に入り、そこからまたしばらく行くと、いよいよCivitaの街が見えてきました。

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お土産物屋さんでオリーブオイル、絵葉書などを買って、トイレも済ませて、さて、またあの橋を渡らねばなりません。

最初のうちは、「帰りは平気かも〜」なんて言っていたのですが、すぐまた怖ろしさが襲ってきて、脇目もふらずに、ひたすら歩く、歩く、歩く…。途中、すれ違った外国人にも笑われてしまいました。
でも、自称・世界一の高所恐怖症、且つ体力の無い私でも渡れたので、まずどんな人でも大丈夫なのでは?
ただ、強い風が吹いている日などは、相当怖いかも。私も、そんな日だったらたぶん渡れなかったと思います。

様々な角度から撮影したくなる不思議な街・CIVITA DI BAGNOREGIO

荒涼とした遠景とは真逆に花々が咲き乱れた可愛らしい街

時間が止まったかのようなドゥオモ広場

素晴らしいドゥオモのファザード

街は絶景に囲まれている

橋の反対側には独特の風景が広がる

このCivitaは、地震などにより周辺の地面が崩れ落ち、天空にポツンと取り残されてしまった街。
霧が濃くなると、本当に浮かんでいるかのように幻想的な風景に変貌します。
ずっと過疎化が進んで数人しか住民が居なくなっていたのですが、ここ何年かで修復が進み、観光地として蘇りつつあるとのこと。
さて、楽しみにしていたCivita観光なのですが、ひとつここで問題が。
この私、極度の高所恐怖症。
写真で見る限り、街に続く橋は高く長く続いているため、ハッキリ言って渡れる自信が無い…
でもせっかくだからと、勇気を出して渡り始めたところ、わりと平気かも…と思えたのは最初だけ。やはり、かなり足がすくみ、途中からは「コワイ、もう駄目、帰りたい」などとブツブツ独り言を言いながら、2mほど先の地面だけを凝視し、相当な早足で歩き続ける変な人と化してしまいました。
途中、さわやかな風が吹いたら怖さが増して、ヒィ〜〜と、小さな悲鳴をあげてしまったほど。
ただ、写真で見るよりも橋の距離は長くなく、怖いと感じたのは5分もあるか無いかくらいだったのが幸いでした。
これ以上橋が長かったら、途中でしゃがみこんでしまったかも。(汗)
街の中は10分もあれば充分1周できるほどの広さ。
花が植えてあったり、かなり素朴ながらも可愛い街です。
橋の反対側からの荒涼とした眺めも素晴しく、思わず「スゴイ…」と、感嘆のため息が漏れてしまいました。

←渡りきってから写した橋。こうして見ると案外距離が短いのがわかるのでは?

次はオルビエートの街へと向かいました。
オルビエートは2度目の訪問ながら、前回はドゥオモのファザードが修復中で残念な思いをしましたが、今回はその美しく荘厳な姿が見られて満足。
中ではたまたま結婚式が行なわれていました。
美男美女のカップルで、なかなか絵になる光景。

絵になる結婚式

荘厳な造りに息をのむ

その後、可愛らしい街並みを少し散策してから、ランチを取るアグリツーリズモへ。
でこぼこ道や急な坂を器用に運転するピーノさんに一同感心しながら、ウンブリアの大自然の中をドライブ。
空気の良いアグリでいただくランチはとっても美味しく、このまましばらくゆっくりしたい…と思っていたら、帰りの電車に間に合わないということで、写真をゆっくり撮る時間も無いまま、食後すぐにまた駅へと向かいました。なにしろ、乗り遅れると次の電車まで2時間待たねばなりません。
ピーノさんの上手な運転のおかげで無事に電車に間に合い、夕刻にローマに到着。

日帰りながらも久々にツアーに参加しましたが、内容はとても充実しているし、自分で考えて移動しなくていいのが楽だし、とても大満足の1日となりました。