2005年8月27日(土)
〜9月3日(土)

6日目(9/1・木):LAGO MAGGIORE

イタリア旅行記

イタリアの湖畔リゾートと言えばコモ湖。
でも、あまのじゃくな私は2年前のガルダ湖に続いて、今回はマッジョーレ湖に行くことを選択。
ミラノ中央駅から、スイスまで向かうEC(ユーロシティ)に乗ればストレーザの駅まで約1時間と、とても気軽に行くことができるリゾート地です。
このユーロシティ、TrenitaliaのESに比べて車両も綺麗、ついでにトイレも綺麗!なかなか快適な旅をすることができます。

駅に着いたら、そこから歩いて湖の側まで10分程度。いかにも高級なホテルや、美しい湖の景色を眺めながら、船に乗るために桟橋へと向かいました。

しかしここで、私はイタリア旅行始まって以来の失敗!
リゾート気分ですっかり油断していたのがいけなかった・・・

桟橋近くで、すごく愛想のよいおじ様に「島に行く船ならこっち」と声をかけられ、そのままチケット売場へ。

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こんなホテルが建ち並んでいる

出店が並ぶ小道

Click for Novara, Italy Forecast

遊覧船の桟橋の近くだったので、何の疑いもなく料金の説明を聞き、ちょっと高いか?と思いつつも「じゃぁ、ペスカトーレ島とベッラ島へ行く遊覧チケットを」と頼んで料金を支払ってしまいました。
すると、桟橋と違う方向へ私たちを案内する・・・
ここでやっと気が付いた。
公共の遊覧船ではなく、乗り合いタクシーのような高いボートのチケットを売りつけられてしまったのです!!!
なんたる不覚・・・

しかも、一緒に乗っていたイタリア人たちの話を聞いたところによると、我々は日本人だからということで、彼らよりかなり高い値段で売りつけてきた模様。
悔しい〜〜〜〜!きぃ〜〜〜〜!
と、怒っても後の祭り。
観光地ではこんなことはとってもありがちなので、いつもすごく気を付けていたのにな〜。
どうして今回は簡単にひっかかっちゃったんだろう。
単に高いだけで、暴力的なアクドイ白タクとかではなかったので、まだよかったけど。

乗船してからも、ず〜っと「悔しい!」を連発。せっかくの楽しい気分も半減。
でも、そんな嫌な気分もすぐに癒えていくほど、船からの眺めは本当に素晴らしいものでした。

間もなくペスカトーレ島に到着。
この小さな島には特に観光する場所はありません。あるのはたくさんのレストランと、土産物を売る出店くらいなので、食事をする目的が無ければ、立ち寄るのは省略してもよいかも知れません。

フラフラと歩いていたら、綺麗な石を使った手作りアクセサリーのお店を発見。そこでペンダントなどを購入した後、適当なお店に入ってランチをとることにしました。

とても可愛らしいお店で、眺めもよかったのですが、パスタの味は・・・
やっぱり私は美味しいお店は当たらない運命なのでしょうか・・・とほほ。

とにかく景色が綺麗

乗り合いボートは1時間に1回迎えに来てくれるので(←公共フェリーとかわらんのじゃ!きぃ〜〜)、時間まであたりをフラフラ。そしてマッジョーレ観光のメイン、ベッラ島へと向かいました。

ベッラ島には、17世紀のボッロメオ宮殿とその庭園があり、建物内部はもちろん(残念ながら写真撮影禁止)、花々が咲き乱れるその庭園は、息を呑む美しさです。いったい何枚の写真を撮ってしまったことでしょう。
ベッラ島が観光できるのは3月下旬から10月下旬とのことですが、それも納得。花や緑があってこそ、本当のこの島の美しさを楽しむことができます.
下手な説明より、百聞は一見にしかず!以下の写真でベッラ島と、その周辺の景色の素晴らしさを想像してみてください。

ベッラ島の観光を終え、再び船でストレーザまで戻り、街のお土産屋さんをひやかしたり、ぼ〜っと湖を眺めるなどをして時間を潰し、また駅へと向かいました。
本当はもっと時間に余裕があれば、ターラント邸などにも寄りたかったのですが、暑い中ののんびり日帰り旅行では、これくらいでちょうどよかったかも。
宿泊するならば、湖の見える高級ホテルに泊まり、プールで優雅な時間を過ごしながら・・・という感じでしょうか。

駅では、ホームにあった小さな本屋さんでイタリア語版の「NANA」を1冊購入。いつも、結局読まないくせに何冊もイタリア語の本を買い込んでしまうのだけれど、今回購入したのはこの1冊。日本語版も持っているので、両者を比較しながら読むと、結構面白い!

電車に乗り込み、車窓からのマッジョーレ湖を眺めながら、嗚呼これでまた今回の旅も終わってしまう・・・と、ちょっと悲しい気分に。
変なボートチケットを買わされたのは悔しかったけれど、今回の旅程の中で、一番観光地らしい場所だったので、締めくくりの選択としては正解だったかも。

ホテルに帰って、荷物をスーツケースにお片づけ。
この時間は、いつも一番嫌な時間。
ホントに日本に帰んなきゃ駄目?(笑)