2005年8月27日(土)
〜9月3日(土)

7日目(9/2・金):MILANO、そして帰国

イタリア旅行記

悲しくも日本に帰国する日。
JAL直行便のよいところは、夜遅い便であること。夕方までのほぼ丸1日、遊んで帰ることができます。

今回は、この最終日の予定を全く決めていなかったので、前日の夜にガイドブックと首っぴきで検討。結局、これまで何回かミラノに足を運んでいながら、一度も行ったことがなかったブレラ絵画館に、まずは行くことにしました。
このブレラ絵画館は、イタリアでも有数のコレクションを有する、美術ファンだったらぜったいに足を運ぶ美術館です。

中央駅から地下鉄に乗ってモンテ・ナポレオーネ駅で下車。
絵画館に向かう途中に、アルマーニのオフィスらしいところを通過しました。
このあたりはショップも多いので、歩いている人たちも、男女を問わず本当にお洒落な人ばかり。誰でもそのままファッション誌に登場できてしまいそうです。

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たぶん普通の人よりはブランド品に興味の無い私も、洗練されたショップが建ち並ぶ通りを歩いていると、なんだかワクワクしてしまいます。
ワクワクついでに、お財布のヒモがすっかりゆるんでしまい、某ブランドで予定外の出費をしてしまいました。
もうお金が無い・・・。
他のお店に入って、またお金を使ってしまうのが危険だったのと、あまりにも暑かったので、そのまま他のお店は素通りし、ドゥオモ近くまで到着。ドゥオモはやっぱりまだ修復中で、ファザード1面に覆いがかけられています。
いつになったら終わるのやら。

セルフサービスのレストランで軽くランチをとった後、以前食べたレモン・ジェラートの美味しさが忘れられなかったので、もう一度そのお店に行くことにしました。
そのお店は、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア内マクドナルドの近くにあります。
そして4年ぶりに食べるジェラートはやっぱり美味しかった!!!
今回の旅ではあまり美味しいジェラートに出会えなかったので、最後に満足の味を堪能できてよかった♪

予定よりかなり早い時間だったものの、そのままホテルへ戻り、ちょっと休憩してから空港へ向かうことにしました。

到着したのは搭乗時間の3時間以上前。
早くチェックインして希望の座席をとり、ロビーでゆっくりしようとの目論見だったのに、カウンターはまだ開いていませんでした。
で、結局1時間以上、スーツケースの上に座って、ぼ〜っとカウンターが開くのを待つことに。とほほのほ。
待った甲斐があって、いつもの希望の席がとれたのだけは幸いでしたが・・・。

今回個人では初めて、スーツケースの中に買物品を入れたままの免税手続きをしました。
ミラノのJALカウンターの場合、だいたいいつも日本語の話せる人が1〜2人居てくれるので、手続き窓口の場所なども親切に教えてくれます。
方法は簡単。以下をご参照あれ。
<アドバイス> 
1.まずはチェックイン手続きをし、その際に荷物の中に免税品があることを伝える。
2.手続きが終わったらスーツケースを持って税関窓口へ。JALの場合、カウンターのすぐ側にあるので、とても便利。
3.税関窓口で書類にハンコを押してもらったら、再度チェックインカウンターへ。行列に並びなおす必要は無く、荷物だけ係の人に渡せばOK。
4.出国審査を終えた後、すぐわかる場所にタックス・リファウンドの窓口があるので、書類を提出。カードに振り込んでもらう場合は、専用ポストに入れておくだけでよい。
5.現金で返してもらいたい場合は、窓口で手続き。ただし、ユーロでは支払ってもらえず、日本円かUSドル。



やっと全ての手続きを済ませ、ロビー内でお土産を物色したり、カフェを飲んだりしながら搭乗時間を待ちました。
若干遅れたものの、無事そのまま日本へ帰国。

そしてまたいつものごとく、こうして旅行記を綴りながら、既に次回のイタリア旅行について思いを巡らせているのでした。

そして駅から徒歩5分ほどで到着。
立派な建物を2階に上がって、中庭を取り囲む展示室をぐるっと1周まわる形で、素晴らしい美術品の数々を鑑賞。
フィレンツェのウフィッツィ美術館ほどは人も多くないので、横たわるキリストを足の方向から描いた独特の構図で有名なマンテーニャ作「死せるキリスト」をはじめ、ティントレット、ベッリーニ、ピエロ・デッラ・フランチェスカなど、イタリア美術を代表する画家たちの作品を、ゆっくりと見ることができます。
特に面白かったのは、ガラス貼りの部屋の中で、実際に絵画を修復している様子が見られること。とても貴重な趣向だと思います。

美術館を後にし、そのままミラノのブランド通りとして有名なスピガ通りへ。
イタリアにはまってから、イタリア旅行に限っては観光をするのが最優先で、ブランド品の買物には一切時間を費やしていなかったので、このスピガ通りに来るのも、初イタリア旅行以来。

マンテーニャ作「死せるキリスト」