2005年8月27日(土)
〜9月3日(土)

5日目(8/31・水):FERRARA

イタリア旅行記

フェッラーラを発つ朝。
2人ともイマイチ昨日の疲れがとれておらず、なんとなく弱腰モード。
とりあえず、朝食をゆっくりとって、部屋に荷物を置いたまま、ホテル近くのエステンセ城とカテドラーレを見学して、もう一度ホテルに戻ることにしました。
エステンセ城の内部は、美しいフレスコ画が残る部屋などが見学できる博物館となっています。
塔に上るチケットを買っておけば、経路にある階段から上ることができます。
しかし・・・

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疲れも怖さも吹き飛ぶフェッラーラの眺め

大き過ぎて全体像は写せない

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ぶらぶら歩いているだけでも楽しい

街のシンボル・エステンセ城

エステンセ城内部

極度の高所恐怖症の私は、足がすくんでちょっと躊躇。監視のおじ様に、“Ho paura!(怖い!)”と言うと、下を見ないで行けば大丈夫と。
なるべく前だけを見て、やっとのことで一番上へ。
体力的にはさほどキツイほどの段差はありません。
そしてバルコニーに出ると・・・
フェッラーラの街を一望!!
あぁ、がんばって上ってよかった。
しばし美しい眺めに酔いながら、「これぞイタリア!来てよかった。」と、感慨もひとしお。

バルコニーの庭に実るレモン

ところが、帰り道の方がなお怖い。
またなるべく前だけを見ながら、ひ〜ひ〜言いつつやっとの思いで下まで降りました。
再び監視員のおじ様に、「怖かったけど眺めは素晴らしかった」と言うと、「そうだろう、そうだろう。だから躊躇している人にもとりあえず上れって、言うんだよ。」と、ニッコリ。
はいはい、確かにその通りでしたよ。(笑)

しばらく心臓のバクバクが治まらないまま、見学は終了。
そのまま近くのカテドラーレへ。
入口前の広場には、またまた自転車おじさんたちが山のようにたむろっていました。みんなヒマなのかしらん。
そして一歩カテドラーレの中に足を踏み入れると、そこは別世界。今まで、イタリアでは巨大で荘厳な教会をいくつも見てきましたが、ここはその中でもかなり上位に入るほど、威風堂々とした聖堂でした。

素晴らしいファザード

神々しい光が差し込む内部

イタリアの底力を改めて見せつけられ、ため息と共にいったんホテルへと戻りました。

チェックアウトぎりぎりの12時少し前まで休憩した後、フロントで荷物を預かってもらってから、タクシーでスキファノイア宮殿まで向かいました。
このスキファノイア宮殿は、エステ家の別荘として建てられた宮殿。一番奥の「12ヶ月の間」には、エステ家の人々の生活を描いた素晴らしいフレスコ画が残っており、部屋に一歩入ったとたん、思わす感嘆の声が漏れること必至です。
ところどころ色が剥げてはいるものの、あざやかな色彩が残る部分も多く、当時の栄華が偲ばれる絢爛豪華な佇まいを残しています。
(残念ながら写真撮影は不可).

スキファノイア宮殿

ディアマンテ宮殿

宮殿を出た後は、側にあるコルプス・ドミニ修道院の前を通り(残念ながらお昼休み中)、ロメイの家へ。
ここでも素晴らしいフレスコ画を見ることができます。

そして風情のある小道などを楽しみながら、カテドラーレ広場へと戻ってきました。
広場で昼食を済ませた後、ホテルで荷物をピックアップし、タクシーでディアマンテ宮殿へ。
時間の都合で外観の写真だけ写して、駅へと向かいました。

<アドバイス> フェッラーラの見所は、昼時はかなり長時間閉まっている所が多い上、お店も軒並み昼休みに入ります。ゆっくり滞在できない場合は、それらの時間を考慮に入れた上で計画を立てないと、どこも見られずに終わってしまう可能性があるので注意。


ボローニャ経由でミラノまで3時間。
再びミケランジェロ・ホテルに戻ると、まるで家に帰ったかのようにホッとして疲れがとれたのは不思議な感覚。

今回の部屋は、ベッドのあるスペースが広い分、バスルームが少し狭かったので、部屋によって仕様が違うようです。TVも最初の部屋より古い型だったし。
でも、ジャグジー風呂は必ず付いているのが、疲れた身体には何よりも嬉しい♪