2005年8月27日(土)
〜9月3日(土)

4日目(8/30・火):RAVENNA

イタリア旅行記

この日はモザイクの街、そして世界遺産の街・ラベンナへの日帰り旅行。

電車に1時間強揺られ、ラベンナの駅に到着。
まず最初に、1箇所だけ中心部から離れた所にあるサンタ・ポッリナーレ・イン・クラッセ聖堂へ行くため、バスに乗ることにしました。
15分ほど待って、バスが到着。乗り込んでから10分強で聖堂へ到着。外観を写真撮影しながら正面へと回り、入口を目指そうとしたところ、英語を話す白人年配夫婦が突然声をかけてきました。

“The Basilica is closed !!”

・・・・・・・・・。
今、「閉まっている」って言った?
私の英語ヒアリング能力が衰えているだけ?
でも、確かに「閉まっている」って言ったぁぁぁ〜〜〜〜〜???

その夫婦の奥様の方が、“Oh my god !!”のポーズをしている・・・。
なんと!!どうやら本当に聖堂は閉まっている様子。せっかくバスに乗ってまでやってきたのにぃぃ!!!
しばし呆然。
少し距離があったので入口まで行かなかったため、その理由も、閉まっているのが今日だけなのか、ずっと閉まっているのかも今でも謎。とりあえず、ただただショック。
でも、せっかく行ってきたを無駄にしたくないので、以下にこのサンタ・ポッリナーレ・イン・クラッセ聖堂へ行くための完全マニュアルを大公開します。これを読んで聖堂へ行く方は、私の分まで堪能してきてね。とほほ。

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サンタ・ポッリナーレ・イン・クラッセ聖堂

以上3点はサン・ヴィターレ教会内部写真

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ガッラ・プラチーディアの廟

ネオニアーノ洗礼堂

以上2点はサンタポッリナーレ・ヌオーヴォ教会内部

<アドバイス> サンタ・ポッリナーレ・イン・クラッセ聖堂への行き方マニュアル
@駅の売店でチケットを購入。バスはいろいろな種類があるらしいので、“Per la Basilica(聖堂まで)”と言いましょう。
A駅を出て、斜め左方向に道を渡ったバス停から4番または44番のバスに乗ります。時間にもよりますがバスは1時間に3〜5本は走っています。
Bしばらく街中を走った後、野原のような所に出ます。するとまもなく左前方に大きな教会の屋根が見えてきます。これが目指す聖堂。
C降りるバス亭は、聖堂の真前を左折してしばらく行った所。あわてなくても目前に聖堂が迫ってから降車ボタンを押せば充分間に合います。
Dバスの乗車時間は10分〜15分程度。
E聖堂の側にはバールがあるので、お水、ジェラートを買ったり、食事をすることもできます。もちろんトイレもあり。
F帰りは、聖堂を出てそのまま右にまっすぐ進んだ所にあるバス亭から同じく4番または44番に乗車。

駅に戻った後、気を取り直してサン・ヴィターレ教会を目指すことにしました。
途中の街並みは可愛らしくて、とても風情があるのですが、なにしろ暑い!!!教会に到着した頃にはヘロヘロになってしまいました。
そして内部へ。
同じ敷地にあるガッラ・プラチーディアの廟と共に、聞きしに勝る素晴らしさです。1,500年前のモザイク芸術は、文字通りの世界の遺産。
言葉を失くします。

そしてまた、暑さにも言葉を失くしていましたが・・・。

次にドゥオモの側にあるネオニアーノ洗礼同へ。
途中、道に迷ってしまったため、またしても到着した頃にはヘロヘロに。
内部の12使徒を眺めながらしばし休憩するも、このままでは怪しい日本人のひからびた死体が2体出来上がり、なんてことにもなりかねない状態に。
そこからフラフラとたどりついたサン・フランチェスコ教会の日陰でそよ風に当たり、やっと2人とも息を吹き返すことができたのでした。

そして教会の隣にあるダンテのお墓を見てから、サンタポッリナーレ・ヌオーヴォ教会へ。
ここの東方の3賢王と22人の聖女、26人の殉教者たちのモザイクは圧巻です。個人的にはここのモザイクが一番印象的。

ヌオーヴォ教会を出た後、フェッラーラへと帰るため駅へと向かいました。
なんだか少しの場所しか見学していないようですが、本当に暑くて暑くて、これだけ動くのもやっとの状態だったのです。もう限界・・・。モザイクの金色の光さえもが暑苦しく見えてしまい、ピーカンな晴天が恨めしくさえありました。
とは言え、これだけのモザイク芸術が残るこの特異な街は、一度は訪れる価値があることには間違いはありません。

クタクタになってホテルでしばらく休んだ後、また少し街を散策。
自転車に乗ったおじ様たちが次々と広場に集まって賑やかさを増したフェッラーラの街は、いかにもイタリア的な日常の風景であり、私の大好きなイタリアの息吹がそこかしこに感じられ、疲れも徐々に和らいでいきました。

手前がダンテのお墓