2003年12月29日(月)
〜2004年1月4日(日)

2日目(12/30・火):FIRENZE(サンマルコ、中央市場など)

イタリア旅行記
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今日は丸1日フィレンツェ市内を観光する予定。
残念ながら朝から雨降り。荷物のことと言い、なんだか気分が晴れない。
いつものことではあるけれど、到着して1〜2日は、だいたいマリッジ・ブルーならぬトラベル・ブルーに陥る私。
それでも気持ちだけは逸るので、まずはサン・マルコ美術館へ。途中のサン・ロレンツォ教会近くにたくさん出ている怪しい屋台で、母が傘を購入。スーツケースには入っているのに、もったいないったらありゃしない。アリタリアめ!!

サン・マルコ美術館に行きたかったのは、フラ・アンジェリコの「受胎告知」が見たかったから。
親娘ともども、美術にたいして詳しい訳ではないのだけれど、「受胎告知」だけは今回の必見美術品と決めていました。

その憧れの絵は、美術館の1Fから2Fに上がってすぐのところにあります。
現物は想像していたより小さな絵でしたが、なんともいえない上品で優しげな雰囲気が漂い、期待に違わない感動を得ることができました。

美術館を出た後は、すぐ隣のサン・マルコ教会の見学へ。
残念ながら中は修復中で、足場が一面に組まれていました。

その後行った先でも、あちこち修復だらけでちょっとがっかり。2年半前に行った時は、修復しているところなんて、殆ど気にならなかったんだけどなぁ。

Quinto

圧巻のジョットの鐘楼を見上げる私

次はサン・ロレンツォ教会へ。
ここは教会内部よりも、隣の入口から入るメディチ家礼拝堂がお目当て。
礼拝堂は2Fにあり、1Fは美術品等を集めた博物館になっています。

礼拝堂の内部は素晴らしい・・・けど、けど、・・・やっぱり修復中。
足場が邪魔よ〜ん。(泣)

教会を2軒まわったので、気分をかえて今度は中央市場へ。

ここはなかなかお勧め!
特にお肉やさんのディスプレイはある意味芸術的で、見てるだけでもかなり楽しいです。

その他にも、八百屋さん、チーズ屋さん、魚屋さんなどなど、何も買物はしませんでしたが、母共々「面白かった〜」と大満足。

サン・マルコ教会
右側が美術館

サン・ロレンツォ教会

中央市場の
ハンサムな豚さん

美味しいトリッパの素
つまり牛の胃袋

そしていよいよ次はドゥオモへ。
私はドゥオモを見るのは2度目でしたが、それでもその威風堂々とした佇まいには圧倒されてしまいました。
しか〜〜し。ドゥオモも一部修復中。
だから足場が邪魔なんだってばぁ。(再泣)
先回フィレンツェを訪れたのは日曜ミサのためドゥオモの内部には入れなかったので、今回は内部見学も楽しみにしていました。
でも、外観に比べてかなり中はシンプル。ちょっとがっかりだわよ。

ドゥオモを出たら既にお昼。
なんだか疲れがどっと出たのと、荷物のことが気になったのでホテルに戻って一休みすることにしました。

フロントで尋ねても空港からは何の連絡も無いとのこと。がっくし。
こちらから問い合わせしようにも、電話では身振りを交えることができないので、いまひとつ会話する自信が無く、ハタと思いついたのが母がゴールド家族会員になっているカード会社に連絡してみる方法。

とりあえず事故や病気になった際の窓口に電話をしたところ、

係の人・・・「この値段は○○保険につながってるんですけどねぇ・・・。荷物のことですかぁぁぁ?一応会員番号を教えてください。」

私・・・「○○番、○○○子です。」(内心「ゴールドの高い会費払ってるんだから、嫌々な対応するんじゃないよ〜。これくらいのリクエスト聞いてくれよ〜!」)

係の人・・・「電話してみてもいいですけどねぇぇ・・・」

私・・・「お願いできますか???助かります!!」(内心「それくらい頼むよ〜。ブツブツ。」)

迫力のドゥオモ

で、その人が電話してくれたところ、荷物の状況を問い合わせる方法が判明。ついでに結局まだ荷物はみつかっていなかったことも判明。
どっと疲労・・・。

再び気分が暗いまま、お昼を食べてからバスに乗ってフィエーゾレへ向かうことにしました。

お昼はホテルすぐそばのターボラ・カルダでパスタを注文。美味しくなかった。
私が美味しくない食事にあたるのはいつものことだからたいして気にもしなかったけど、はたして母はどう思っていたのか。
イタリアでは美味しいものが食べられると期待してたのかもな〜。
ごめん>母。

お店を出てからまずはSMノッヴェラ駅で翌日以降の鉄道チケットを購入。
窓口の長蛇の列に並ぶことなく、優れもののチケット自販機でサクサク購入できる私って、なんだか旅慣れてるみたいでステキ♪(完全な自己満足)

駅隣のロータリーからフィエーゾレ行きのバスに乗車。
ところが、それまでの疲れがどっと出てしまってなんだか気分が悪い・・・。
結局、20分間バスに揺られる自信がなくなって、そのまま降りてしまいました。
チケット2枚無駄にしちゃったし、行く気まんまんだった母には悪いことしたな〜。
初日はいつもこうなのよね。すぐ疲れちゃう。
再びごめん>母。

バスから降りたとたん、気分が良くなってきたので、街中を歩くことにしました。

まずはたまたまみつけたエルメスで、今年の手帳レフィルを購入。これが日本で買うとバカ高いのだ〜。
そして、母のパジャマとしてジャージみたいなパンツを購入。
どうせ捨てて帰るからと、9.9ユーロの裾にスパンコールがついているへ〜んな、やっすいパンツを買ったのでした。それでもやっぱりもったいない。アリタリアめ!
(この時はまだ、レシートをとっておけば補償金請求ができることを知らなかった・・・)

そして今度は別のお店で着替え用のセーターを購入。
セーターは、今後も着られるようなシンプルなもの。私も同じものが欲しくなったけど、サイズがなくて断念しました。

ついでにアルノ川沿いの日本女性が居た文具屋さんでお土産を購入し、雨にけむるヴェッキオ橋を背景に記念撮影したところで、本当に体力切れとなり、ホテルへ帰ったのでした。

夕飯はホテル近くのバールで買ったパニーニ。これまたまずかった。とほ。

雨に煙るヴェッキオ橋をバックに記念撮影

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