2003年12月29日(月)
〜2004年1月4日(日)
1日目(12/29・月):成田→FIRENZE(ロスト・バゲージ!)
今回は、当初ボローニャを拠点に、ラヴェンナやフェッラーラなどを廻る旅にする予定だったのですが、母が同行すると言い出し、且つ「行くならフィレンツェがいい」というリクエストがあったため、フィレンツェを拠点とした小都市を巡る旅に変更しました。
いつものごとくエアーはJAL悟空で、ホテルはvenere.comで予約。成田で名古屋から既に到着していた母と合流、定刻通りにまずはミラノへと向かいました。
気流の関係で到着が遅れたため少しあせったものの、トランジットもスムーズに終え、フィレンツェまでのアリタリアも遅れることなく、夜のフィウミチーノ空港に無事到着しました。
しかし・・・
荷物を手にした人が一人減り、二人減り、とうとう数人になっても荷物は出てこない・・・。そしていよいよ出てこないことがわかり、目の前真っ暗に・・・。
やはり私の飛行気運の悪さはハンパじゃなかった。
これまで幸いにも縁のなかったロスト・バゲージの憂き目に遭ってしまったのです。
但し、届かなかったのは私の荷物ではなく母の荷物。
出発前に、「ロスト・バゲージは結構よくあることなので、1泊分の下着と毎日飲む薬は多めに手荷物に入れておくこと。歯ブラシはJAL機内でもらったものをカバンにしまっておくこと。」と言っておいた内容を、母は忠実に守ってくれ、結局それほど重大に困ることはなかったのが不幸中の幸いでした。
実は、忠告した私自信は、1泊分の基礎化粧品しか手荷物に入れてなかったのです。私の荷物が届かなかったら、もっと困ったことでしょう。
外国人2人と、日本人の家族1組の同じ境遇者たちが一斉に「Lost&Found」の窓口へ。
大きな空港と違って、窓口がすぐ後ろにあるのと、行列するほどたくさんの被害者が居ないので、ミラノやローマの空港で同じ目に合うよりはマシだったかも知れません。
すっかり気分も落ち込んで、窓口で手続き(方法は下記参照)を始めたのですが、最初にイタリア語で話してしまったため、担当者もずっとイタリア語、いまひとつわかったようなわからないようなで、かなり不安を残しつつ、とりあえず手続きが完了したのでホテルに向かうことにしました。
本当だったら窓からの景色を眺めつつ、イタリアに到着した喜びを噛み締めるところだったのに、なんだかそんな気分にもなれないままサンタ・マリア・ノッヴェラ教会前に到着。ホテルの前の道が工事中だったため、車を降りて10mほど先のホテルまで歩いていきました。
フロントでロスト・バゲージの書類を見せたところ、「はいはい了解」ってな感じでさっさとコピーをとって渡してくれました。結構同じ目に合う人が多いってことだろうなぁ。
部屋はフロントからすぐの所。シャワーのみのたいして大きくない部屋で1泊2万円ほど。
コスト・パフォーマンス的にどうなのかはイマヒトツ不明。
でも、駅から徒歩すぐ、ドゥオモまでも徒歩10分もかからない場所なので、まぁまぁ良かったのかな。
500年ほど前の貴族の館を改装したホテルということで、それなりの雰囲気はあったかと思います。
Hotel Domus Florentiae (S.M.ノッヴェラ広場すぐ横)
http://florentiae.hotelinfirenze.com/
名古屋からの長旅で疲れていた母は、シャワーも浴びずにベッドに入り、数分後には寝息を立てていました。
私はとりあえず荷物を片付け、シャワーを浴びてベッドへ。
荷物がはやく戻ってくることを祈りつつ、眠りについたのでした・・・。
<アドバイス> 英語やイタリア語が苦手な方は特に、ロスト・バゲージの手続きの方法は事前に知っておいた方が良いと思うので記しておきます。手続きをしておけば、見つかった荷物は滞在先まで届けてくれます。以下の方法は空港、航空会社、国によっても若干違うかも知れないことご了承ください。
1) まずは「Lost&Found」窓口へ。
2)日本でもらった荷物タグを提示。(航空券の裏に貼ってくれる四角い小さなタグ)
3)スーツケースの形と色を伝える。フィウミチーノの場合、写真の一覧から一番似たタイプのものを指し示して、色を伝える。
4)パスポートを提示。係の人がコピーをとってすぐに返却してくれる。
5)イタリアでの滞在先を伝える。(ホテル名&住所&電話番号。あちこち移動する場合は全て伝える。)
手続きが終了するとこの書類が渡される。
白い用紙左下の枠内が問い合わせに必要
なナンバー。