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イタリア旅行記

4日目(8/19・火): DESENZANO,SIRMIONE,GARDONE

2003年8月16日(土)
〜8月23日(土)

Quarto

今回の旅では、Milanoのホテルを6泊押さえていたのですが、この日1泊だけはガルドーネ・リビエラのホテルも予約してありました。
Milanoのホテルの部屋に荷物を残したまま、1泊だけの小旅行に出発という訳です。お金がもったいないけれど、いちいち荷造りする面倒を考えれば、それほど損をしたという気にもなりません。

湖には電車で行くか、Bresciaでバスに乗り換えるか、等々いろいろな方法を考えましたが、さんざん迷ったあげく、いろいろな街を少しずつだけでも見てみたかったので、デセンツァーノまでとりあえず電車で向かうことにしました。
電車がデセンツァーノに到着する少し前、車窓越しにガルダ湖が突然姿を現します。
その絶景は、かなりの期待感を煽ってくれます。

駅からバスでデセンツァーノの港か、シルミオーネに向かおうと思ったものの、バスが来るまで30分もあり、暑い中とてもじゃないけれど待っちょれんと、港まで歩くことにしました。
この決断は大正解!
風が心地よく、ゆるやかな下りの道沿いの町並みはとても綺麗で、ヨーロッパのリゾート地の雰囲気を満喫することが出来ました。
港のまわりはすごくにぎやかで、まるで竹下通り状態。しかも、船付き場の方向を間違え、人ごみの中15分ほどの無駄歩きをしてしまいました。
それはそれなりに面白かったですけどね。
そのままガルドーネに直行しようかとも思ったのですが、貧乏根性が出て、シルミオーネの街にも寄ってみたくなり、各停の船に乗船。

10分ほどでシルミオーネ到着。
でも、はやめにガルドーネに入るためには(このことを、のちに後悔することとなる・・・)、次の船まで20分しか無い!
とりあえず10分間即効でスカラ家の城塞等の写真をとり、10分間はバールでトイレ休憩。町並みも景色も素晴らしかったので、後ろ髪を引かれる思いで、シルミオーネを後にしました。
たったこれだけの時間では立ち寄ったとも言えないかも。

ところで、湖を移動する船が結構クセものでした。
時間によって小型タイプから車載型の大型船まで、いろいろなタイプがあるのですが、ハンパじゃなく揺れるのです。私は船は結構好きな方なのですが、それでもちょっとつらかった・・・。乗り物に弱い人は、ちょっと厳しいかも。
何度か乗っているうちに慣れてはきたものの、酔わないように、ガルドーネからMalcesineに向かう時は、ずぶぬれになりながらも風に当たることのできる外の席に座っていました。でも、涼しい季節になったら、それもつらいだろうなぁ・・・。

そして、12時少し前、いよいよ待望のガルドーネ到着!!
素晴らしい景色!!
船着場から左方向を見ると、すぐそこに予約したホテルがありました。
「お〜、なかなかいい感じ。」と期待に胸を膨らませて、とりあえず何時にチェックイン出来るかと聞いたところ、15分後に部屋に入れるようにしておくと言われ、部屋の鍵を渡されたので、先に昼食をとることにしました。
湖畔のレストランで食べたペンネ・アラビアータは、実にシンプルなペンネでしたが、素晴らしい景色の中、最高に美味しく感じました。
「さぁ、そろそろOKのはず」と、ホテルの部屋へ。
そして、ここからが問題の始まりだったのです・・・。

部屋に入ったところ、カーテンが閉まっていて真っ暗・・・なんだか陰気くさい部屋・・・。
嫌な予感がしつつカーテンを開けても、湖なんて全く見えない・・・。
Lake Viewの部屋を予約したのだから、ここはクレームだわ!!と、フロントに戻り、予約確認メールのプリントアウトを見せて文句を言ったところ、あっさり違う部屋の鍵を渡されました。
今度こそ、と思い部屋に入るとやっぱり陰気くさい・・・。
気をとりなおして、バルコニーのカーテンを開けたところ、そこには真っ青な湖が!!
景色はこれ以上無いくらい最高のものでした。
しかし、しかし、一歩部屋に戻ると、家具は古く汚れており、リネン類も全て古い・・・ダニの住処にでもなっていそう・・・
部屋全体がなんとなくカビ臭く、バスルームに至っては何故かプール臭い・・・
つまりそこは、バルコニーの扉をはさんで、天国と地獄のような部屋だったのです。
なんだか力が抜けてしまったのですが、とりあえずガルドーネ観光に出かけることにしました。

焼肉にでもなってしまいそうな強い日差しの中、登り坂を歩くこと15分ほどでVittorialeに到着。ここはイタリアの詩人ダヌンツォの最後の住まいとして知られたところです。

邸宅の中はガイド付きで観光するのだと、切符売場で説明を受けたので、とりあえずその入り口に向かったところ、30人程度しか並んでいませんでした。
楽勝ですぐ入れるかと思いきや、これが甘かった・・・。
10分ごとくらいに7〜8人しか入れないので、炎天下の中、30分以上待つことになってしまったのです。

中は和洋中入り乱れた感じの一風変わったインテリアで、とても不思議な空間。それなりに面白かったです。

<アドバイス> 邸宅見学の際、手荷物、カメラを預けなければいけないので、注意が必要です。私は途中でそれに気づき、ちょっとあせりました。列に並ぶ前に、入口左横の荷物預所に行きましょう!

邸宅見学の後、庭から見える絶景に、しばし至福の時を過ごし、またホテルまで戻ったのですが、その時点でまだ3時前。やることないよ〜〜。
バルコニーから湖を眺めていようにも暑い、暑い。蒸し焼きになるくらい暑い。

かと言って、ベッドに寝転んでいるのもなんだか気分が暗くなるし、エアコンは壊れているし・・・という訳で、湖畔の日陰のベンチでボ〜っと時間を過ごすことにしました。
しかし、日陰と言っても暑い!
ゆでダコ状態になりながら5時頃まで外に居たのですが、こんなことならシルミオーネをもっとゆっくり見てから来れば良かったと、かなり後悔。

そしてだいぶ涼しくなったので、部屋に戻ってバルコニーでまたぼ〜っと1時間ほど過ごし、シャワーを浴びることにしました。
ところがここでまた問題発生。
シャワー扉が壊れていて、あたりは水浸しになるし、石鹸を流すのもままならないし、とうとうあきらめて、足はお湯をためたビデで洗おうとしたところ、栓が壊れていて一度ためたお湯が流れない!あ〜お尻を洗わなくて良かった・・・。
すっかり疲れて夕ご飯を食べる気力も無くし、9時頃早々に就寝。
そしてもうひとつの問題が翌朝起こったのです・・・。

デセンツァーノ

スカラ家の城塞

シルミオーネの町並み

バルコニーから眼前に広がる風景

ガブリエーレ・ダヌンツォの邸宅

Vittorialeからの眺望

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