2002年8月17日(土)
〜8月24日(土)

6日目(8/22・木):ISOLA DI CAPRI

イタリア旅行記
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ツアーの集合場所であるホテルのロビーへ降りて行くと、そこに今日のガイド・ルカが待っていました。
あれ〜日本語ガイドは居ないんだぁ・・・とちょっとがっかり。英語が使えるのは楽しいのだけれど、妙に緊張するからイマイチ。

ルカは、そのまま黒服を着せて六本木にでも立たせたい感じの、ブロンド&ロン毛で軟派な感じのイタリアーノで、英語、スペイン語、少しのフランス語、挨拶程度の日本語を話すことができました。
服装は黒服ではなく上から下まで白。ちょうど石田純一がいつもしているような格好。つまり、日本人だと嫌味に見える服装ってこと^^;
でも、カッコいいイタリア人だと、白パン、白シャツ、腰の白いカーディガンが妙に様になってしまうから不思議。

我々一行は小型バスに乗り込んでソレントの船付き場へ、そしてそこからカプリ島行きの中型フェリーに乗り換えました。

船からの景色も最高に美しく、旅情をそそります。

カプリ島に到着するとすぐにモーターボートに乗り換えて、青の洞窟を目指しました。

洞窟の周りには小型の手漕ぎボートが何艘か浮かんでおり、そのボートが近づいてくるまで船の上で待たなければなりません。
10分ほどしてようやく一艘の船が近づいてきて、私たち二人はスペイン語のおばちゃんと一緒に乗り込みました。

洞窟に入る時はスリル満点!
小さなボートが1艘通るのがやっとの穴しか開いていないので、身体がボートにすっぽり入るように寝そべらないと、顔をガリガリ岩で削ってしまうのです。思わず「ひょえ〜」と叫んでしまいます。
目の前ギリギリの所を岩が通り過ぎている感覚は、下手な絶叫マシーンに乗るより面白いかも。

ここで小型ボートに乗り換えて洞窟へ

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フェリーから見たカプリ島

高台からの景色

青の世界

カプリ島はリゾート地

洞窟に入ると、ボートの漕ぎ手さんが「うし〜ろ、みぃてぇ〜」と怪しい日本語で、振り返るようにうながします。
「ん?」と思って首をひねると、入口の近辺にゆらめく幻想的な青の世界が・・・。
「お〜〜〜」と、かなちゃんと思わず声をあげると、「きれいね〜」と、またまた怪しい漕ぎ手さんの日本語。
洞窟の中をゆっくり1周してから、またスリルと共に岩の下を潜り抜け、外へと出ました。

綺麗でしたよ〜。確かに綺麗。
でも、他の人が言うほど、正直言って感動はしませんでした。それは、かなちゃんも同意見。
たぶんこの日は若干雲が出ていたので、光の加減で青の強さと広さが少なかったのでは・・・というのが二人の出した結論でした。なんか中途半端だな〜。ぶ〜。

<アドバイス> 小型ボートに乗り込む時や洞窟を潜り抜ける時、かなり無理な体勢を強いられることになりますので、スカートはぜったいやめた方が良いです。下手な格好していると、漕ぎ手さんを変に喜ばせてしまうことになりますよ〜。また、ボートに乗り移る時のため、滑りやすい靴や、カカトの高い靴も危険です。海に落ちても構わないなら別ですが・・・。

洞窟見学の後は、アナ・カプリの散策へ。
1時間ほど自由時間があったのですが、ちょっと研究不足で、そこいらをフラフラ歩いただけになってしまいました。
リフトに乗って島のかなり上の方まで上ることもできるたのですが、高所恐怖症の私はおじけづいて、乗ることができず・・・あ〜高い所が平気な人がウラヤマシイ。

散策が終わった後は、お昼ご飯。そのお店で、ツアー参加しているという日本人女性に話し掛けられました。なんだか久々の日本人でホッとした〜。

昼食後、再び小型バスに乗って、カプリ地区へ移動。
ここはまたすごい人の量!!!まるで竹下通りか渋谷状態。しかも暑い!!!!!
ここでも1時間程度の自由時間があったので、小さなブランド店が並んでいる通りへと向かいました。

しかしながら、あまりの人出に歩くのも疲れる、疲れる。
結局何も買うものもなく、バールに入って休憩&トイレタイム。絞りたてのスプレムータ・ダッランチャが美味しかった♪

集合場所まで戻ったはいいけれども、港まで戻るバスに乗るのに、これまた待つ、待つ。適当な順番で乗っているのかと思いきや、一応ガイド同士で暗黙のうちに順番を決めているみたいで、ルカが交通整理役として大活躍。

やっと私たちの順番がまわってきて、無事港まで到着。私たち以外のメンバーはもう1泊ソレントだということで、ここでお別れ。
お世話になったアメリカ人家族に挨拶をしたら、みんなニコニコ満面の笑みで「あなたたちと会えてよかった!」と言ってくれたので感動!

ナポリ行きのフェリーが来るまで1時間ほど、そこらの売店をウロウロして時間を潰していました。オシャレなリゾート地ではあるけれど、売店はTシャツやキーホルダーなど、ベタなお土産でいっぱい。このあたりは日本もイタリアもかわらないのね。

乗船前にルカから、ナポリで船を降りてからのことについて説明を受けました。
そっか〜、ここからナポリまでは私たち2人だけなんだ・・・超不安・・・。ナポリでお迎えのバスとめぐり合えなかったらどうするんだろう・・・。
私たちの不安をよそに、ルカはあくまでも軽いノリで、
「ナポリに着いたらさっさっと船を下りて、モニカという女性を探すんだよん。とにかく1番で船を下りること!!」
と説明し、私の胸に、「CIAO!MONICA」と手書きで書いたシールを貼ってくれました。
お〜い、こんなんでホントに巡り合えるのかぁ・・・と思っていたら、今度はグリーン・ツアーのオフィスに電話をし始めたかと思ったら、私にかわれと携帯電話を渡してきました。電話をかわると、日本人女性が「今ルカから説明があったように、ナポリでお迎えが待っていますので、そちらの指示に従ってください。」と丁寧に説明してくれたので、ちょっとだけ安心。
ルカに電話機を渡すと、「○○さん、大好きねぇ〜!!チュッ、チュッ!」と、いかにも軟派なイタリアーノな挨拶^^;

乗船が始まったのでルカに別れを告げて、私たち2人も乗り込みました。
またしても船からの眺めは絶景!!!・・・でも残念ながら、イマヒトツこの後のことが不安で、落ち着いてその景色を味わう余裕はありませんでした。

ドキドキの船旅が終わってナポリに到着したので、ルカの言いつけ通り、船をいちはやく降りたところ、モニカらしき女性が見当たらない。
「え〜〜ん、モニカ〜〜」と思っていたら、日本人の団体が居て、その側に日本人ガイドの姿も見える・・・・ん?これか?
不安に思っていると、「我々も一緒だから付いておいで」と、カプリ島で一緒だったアメリカ人の夫婦が声をかけてくれたのです。
あれれ???私たちだけかと思ったら、この2人も一緒にナポリまで来てたんだ!と、急に心強くなりました。
で、結局その2人が確認してくれたところによると、やはり日本人団体が同じグリーン・ツアーの人たちで、一緒にローマまでバスで帰るとのこと。
あ〜〜よかった。それにしてもモニカは???

帰りのバスは、私たちを助けてくれた夫婦を含めて3〜4人以外は全て日本人。普段だったら外国にまで来て大量の日本人と一緒に行動するのはつまらないと思うのですが、この時ばかりは久々に日本語を思う存分使えて、かなりホッとしたのでした。

バスはローマ市内へ入ると、乗客を各々のホテルまで送り届けてくれました。
我々のホテルは悲しいことに一番最後。しかも同乗していた日本人ガイドまで、「それでは私はここで失礼!」とさっさと途中で降りてしまうし。
日本じゃ考えられないやね。

何はともあれ、英語とイタリア語に緊張しまくった2日間の旅は終わり。

終わってみて改めて思うのは、カプリ島みたいなリゾート地は、あわただしいツアーなどではなく、やはりゆっくり滞在するべき所だったなぁ、ということ。
特に夏のバカンス・シーズンはすごい人なので、短時間の観光はただただ疲れるだけ。
私の友人は、毎年夫婦で1週間ほどカプリで過ごしているけれども、それが正解だと思うのです。プールサイドでのんびり過ごして、たまに街中でショッピング。そんな過ごし方をする場所なのです、カプリは。

私もいつかもう一度カプリに行って、そんな贅沢な時間を過ごしてみたいぞ〜〜〜!!!

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