旅行記2-7

あっという間に旅も終わり。
夢にまで見たイタリアへの帰国（？）旅行だったため、何を見ても、何を聞いても、嬉しくて嬉しくて、その分日本に帰ることが悲しくて仕方ありません。
これでもうローマに来ることも無いかも知れないと、朝から気合充分で残りの時間を楽しむことにしました。（半年後には結局またローマに行くことになるのですが・・・＾＾；）

最終日はトラステヴェレ地区の散策から始めました。
トラステヴェレはローマの下町として人気のスポット。美味しいレストランや可愛い雑貨屋さんが軒を並べる街なのですが、この日はバカンス中、且つ朝も早かったため、殆どのお店が開いておらず、ちょっと残念。できれば夕暮れ時の賑やかな時間に歩きたい街です。

観光客どころか、地元の人も殆ど歩いていない中、サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂へ。
ガイドブックには神々しい姿が素晴らしい、と書いてあったものの、あまりパッとしないファザード。
ところが、中に入ってびっくり。
モザイクが煌びやかに輝く豪華絢爛な内部は、ただ派手なだけではなく、上品な荘厳さを漂わせた素晴らしい佇まいを見せています。
あぁ、またイタリアのすごさを見せつけられてしまった・・・。

聖堂を出た後は、トラムとバスを乗り継いで、サンタンジェロ城へ。。

サンタンジェロ城は、ローマ皇帝の霊廟や牢獄として使われてきた歴史を考えながら訪れると、ちょっと不気味な雰囲気すら感じるかも知れません。
特に、入口からサンタンジェロ国立博物館の入口まで続いている螺旋階段は、暗くて何だか涼しい空気が流れている・・・。
でもでも、ご安心を。博物館の中はとても明るくて、展示物も見応え充分！なかなか面白いのでお勧めです。

特に、屋上からの眺望は最高に美しい！
バチカンのサンピエトロ寺院の全体像が間近に見え、その姿には改めて圧倒されてしまいます。
また、サンピエトロ寺院を眺めることができる絶好の場所にカフェもあるので、さわやかな風に吹かれながらカプチーノでも飲みながらのんびりすることができます。実は、ローマが好きな人の間では、かなり知られた人気スポットなのですが。

サンタンジェロ城の周りを取り囲む公園では、毎年ローマのあちこちで盛大に行われている
夏のお祭りの一環として、本屋さんの市がたっていました。
本だけではなく、カレンダーなどの小物も売っている楽しい市です。

バールの屋台が出ていたので、コーラを買って、近くのベンチでひと休み。
涼しい風が心地良くて、このままここに居た～い、と思ったのですが、無常にも時は過ぎて、そろそろホテルに帰らなければならない時間。あ～あ。

ホテルに戻って迎えの車が来るまでぼ～っとソファに座っていたのですが、完全にフヌケ状態。

最初に言われていた時刻より遅れてきた送迎車に乗り、フィウミチーノ空港へ。
帰りは成田までの直行便だったので、そのまますんなり東京に到着。
あ～これでまたしばらくイタリア語のシャワーを浴びることが出来ないと思うと、ホントに悲しかったのでした。

名古屋まで飛行機で帰るかなちゃんとは成田空港でお別れ。
私のワガママなペースに付き合ってくれて、かなちゃん、ホントにありがとう！！
これに懲りてなかったら、また一緒に行こうね～♪