2002年8月17日(土)
〜8月24日(土)

5日目(8/21・水):NAPOLI、POMPEI、SORRENTO

イタリア旅行記
NEXT

ツアーはオルヴィエート&アッシジ・ツアーと同じくグリーン・ラインツアー社主催だったので、再び迎えの車に乗って、ツアー会社へ。
今回も揺れる小型車だったら嫌だなぁと思っていたら、大型観光バスだったのでホッと一息。しかも日本人がたくさん居る。
日本人ガイドは、髪もじゃ小太りの、ちょっと怖そうなオバ様。(実際ちょっと怖かった^^;)

バスは途中休憩をはざんで一路ナポリへ。
ナポリの観光は、残念ながら車窓からのみ。
一箇所だけ絶景ポイントでバスを降りての写真タイムがありましたが、あいにくこの日はガスっていて、ベスビオ火山までは見えず、ちょっと残念。

ナポリの街は物乞いをする子どもの姿が多く、噂には聞いていたものの、やはりちょっと治安が悪そうな感じ。
でも、独特の雑然とした雰囲気に興味をそそられるものがあり、好きな人にはたまらない街なんだということがよくわかりました。

昼食はナポリのレストランで。ツアーの食事なので、味は・・・期待する方が間違ってますね。

食事の後は、待ちに待ったポンペイ観光!!

遺跡好きのかなちゃんにとっては、今回の旅行のメイン・イベントです。

バスの窓越しに写したヌオーヴォ城

BACK

ナポリを見てから死んだ方がいい??

犬のモザイク

祭壇の後ろにヴェスビオ火山が見える

壁画から当時の生活がわかる

古の街並み

青い空と、火山と、街並み

ポンペイは私がいちいちここに説明を書くまでもなく、非常に歴史的価値の高い場所ですから、当然ながら以前からずっと大いに期待を寄せていた場所でした。
しかしながら、実際のポンペイは期待の何倍以上も素晴らしい所でした。
と言うのも、遺跡の圧倒的なすごさ・素晴らしさに加え、その背景に広がる景色の美しいことったら!!
遠くにベスビオ火山を望み、広大な緑の大地の中に、1900年前の街並みがはるか彼方まで続く風景は、筆舌に尽くし難いほど壮観。

もちろん、2千人もの人々が亡くなった悲劇の場所ではあるので、単純に感動してばかりいられる訳ではありませんが。
特に、人や犬が亡くなった場所に石膏を流し固めて再現した像を見ると、胸が締め付けられる思いがし、直視することができません。
それでも、
「この街が灰に埋もれてしまうことが運命だったのだとしたら、ポンペイの人々は、当時の文化や生活を現代の我々に伝えるための神様からの使者だったのだ。」
などと、歴史的ロマンを感じてしまうような、世界でも有数の遺産であることを実感しました。

ただ、歩いている間はとにかく暑かった!
それでもガイドさん曰く、6月頃よりはゼンゼンマシとのこと。6月の気温は40度を超え、石畳からの反射熱も加えた体感温度は45度くらいあったそうです。
ひぇ〜〜。
我々が行った時は32〜3度くらいだったので、夏にしてはかなり涼しい方だったようです。
特にどんな小さな日陰でも、入ってしまえばすごく涼しいのにはびっくり。空気に湿気が殆ど無く、暑さの殆どが直射日光によるものなので、日差しさえよけられればさほど暑くないのです。
日本もこうだったら楽なのに・・・。

一通り観光が終わり、宿泊先のソレントへそのまま同じバスで向かうと思いきや、私とかなちゃんだけ違うバスの方へ連れていかれました。どうやら他の人たちは全員日帰りポンペイ・ツアーだったようで、宿泊付きツアーは私たちだけ。
同じバスに乗りこんで来たのはスペイン語を話すおばちゃんグループや、アメリカ人家族など、外国人ばかり。ちょいと緊張〜〜。

バスは海沿いの断崖絶壁の道をソレントへと向かって行きました。
窓からの風景は、夢のような絶景!!!
青い海、青い空、ベスビオ火山の雄大な姿・・・絵ハガキのような素晴らしい景色をずっと堪能することができました。

しかし、しかし、私は極度の高所恐怖症。バスがカーブを回る度に、目の前に道が見えなくなって、まるで断崖からまっさかさまに海に飛び込んでしまうのではという錯覚に陥るのです。
そんな訳で私は、
「ひ〜〜こわ〜い!わぁ〜綺麗!ひ〜こわ〜い!わぁ〜綺麗!」
と叫ぶ、ちょっと変な奴状態に。スペイン語のおばちゃんたちに、怪訝そうな顔をされてしまいました。

<アドバイス> ポンペイ(ナポリ)からソレント方面のバスに乗る場合は、右側の座席に乗ることをお勧めします。車窓いっぱいの美しい景色を見ながらのドライブを満喫することができます。

夕方4時頃ホテルに到着。ガイドさんは居ないので自力でチェック・イン。
ホテルはまぁまぁ高級な感じでしたが、せっかく海に近いのに部屋が山側で、景色はイマイチでした。

夕飯までずいぶん時間があったので、ソレントの街をフラフラすることにしました。こんなことならもっとソレントのことについても調べておけばよかったと、ちょっと後悔。

ソレントの一番賑やかな通りには、お土産物屋さんや、庶民的なブティックなどが並んでいます。お土産物屋さんにはピカチューの浮輪などが軒先にぶら下がっていて、雰囲気はまるで日本と同じ。さほどお洒落な雰囲気でもありませんでした。
海まで出たくても、どうやって行っていいのかイマイチわからず、結局ジェラートだけ食べてホテルへと戻ることに。

夕食の時間になったので、1Fのレストランへ。すると、同じツアーに参加しているアメリカ人4人家族と一緒の席に案内されました。
私は無愛想な日本人と思われたくないあまり、めちゃめちゃ無理して英語で会話をするように努めたのですが、おかげで疲れる、疲れる。
かなちゃんは、相手が日本人だろうが外国人だろうが、初対面の人とあまり話はしない人なので、会話はもっぱら私担当。

4人はニューヨークから参加している父、母、推定年齢20代半ば〜30代前半の娘さん、推定年齢20代半ば〜後半の息子さんでした。この息子さんは体がすごくデカくて、しかもスキンヘッドだったので、最初はちょっと怖かったのですが、とても親切で感じの良い方でした。
ご両親はどこかからの移民(たぶんヒスパニック系)らしく、英語がずいぶん訛っていて殆ど聞き取れませんでしたが、姉弟は流暢な英語を話していたので、アメリカ育ちなのでしょう。
ご両親、特にお父様があまり英語がお得意ではないようだったので、私のメチャメチャな英語にも理解があるようで、ちょっとホッとしました。

ディナーの間、なぜか頻繁に電気が切れて停電状態に。それでもホテルのボーイさんたちは全く動じることもなく、真っ暗な中でせっせと料理を運んでいました。きっと、よくあることなんだろうな〜。

ずっと緊張していたせいでメチャメチャ疲れていたので、食事が終わった途端そそくさと部屋へ帰っていきました。

明日はカプリ島観光。青の洞窟に無事入れるといいな♪

HOME
HOME
Click for Naples, Italy Forecast