2002年8月17日(土)
〜8月24日(土)

2日目(8/18・日):ROMA(コロッセオなど)

イタリア旅行記
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普通ローマ観光と言うと、バチカンははずせない場所ですが、私たちは初めてのイタリア旅行で既に訪れているので、今日はバチカン以外の名所をめぐるコースで観光を進めることにしました。

まずはヴィットリオ・エマヌエーレU世記念堂に行くため、カヴール広場からバスに乗ることにしました。
地図を見ながらホテルを出たものの、方向がわからなくなって、あたりをウロウロ。いきなり出鼻をくじかれてしまいました。
なんとか広場に到着して、まずはバスの切符を購入。自分たちだけでイタリアの公共交通機関に乗るのも初めてだったので、かなりの緊張モードだったものの、なんとかバスに乗車することができました。

ヴェネチア広場でバスを降りたところ、あたりは観光客で大賑わい。しかも暑い!暑い!
とりあえず冷たい飲み物を調達してから、記念堂の階段を上っていきました。
汗をかきかき、ひ〜こら言いながら上へあがったところ、そこには素晴らしいパノラマが!!

汗をかいた甲斐があった・・・。

記念堂はチェントロ(中心地)のそのまた中心にあるので、まずローマの街を俯瞰してから観光するには、結構最適な場所だと思います。

そのまま裏手からカンピドーリオ広場の方へ降りていき、フォロ・ロマーノへと向かいました。

フォロ・ロマーノは、遺跡好きのかなちゃんには、たまらない場所。そしてもちろん遺跡のことには無知な私にももちろんたまらなく興味深い場所。ローマ時代の栄華を思い描きながら、しばし広大な敷地を散策しました。

フォロ・ロマーノを抜けるとそこにはパラティーノの丘があります。
パラティーノの丘はそれほどたいした見所がある場所ではないと思うのですが、私たちがそこに向かったのにはひとつ大きな理由がありました。

それは、コロッセオに入場するためのチケットを買うため。

コロッセオはローマでも1,2を争う人気スポットなので、チケットを購入するためには大行列に並ぶ必要があります。
ところが、パラティーノの丘のチケットは自動的にコロッセオと共通になるため、殆ど行列していないパラティーノの丘で購入する方が断然時間の短縮になるのです。

とりあえずざっとパラティーノの丘を回った後、コロッセオへと向かいました。

案の定、入口にはチケットを買うための大行列が。たぶん炎天下の中、30分〜1時間近くは並ばなければならないほどの行列です。
私たちはその横をすり抜けて、あっという間に入場することが出来ました。

2千年近くもの昔、これだけのものを築いたローマ人はやはりすごい。すごすぎる。
ローマは、犬も歩けば遺跡に当たるくらい、街のそこかしこにはるか昔の歴史の遺産が残っていますが、その中でもコロッセオの存在は特別と思わせるものがあります。

コロッセオからはバスに乗って、カンポ・ディ・フィオーリへと向かいました。

通常ならば賑やかな市が立っているはずなのですが、残念ながら8月はバカンスのため、ひっそりとしているだけで、行くだけ無駄の状態でした。結構楽しみにしていたのに・・・。8月にイタリアに行く場合は、こういったことがよくあるので、ある程度覚悟が必要です。

続いて向かったナボーナ広場も、予想していたよりは賑わっておらず、ちょっと残念。

もうひとつ楽しみにしていたパンテオンも訪れました。

このパンテオンも、2千年近く前の建造物とはとても思えません。特に天井の穴の開いたアーチは、いったいどうやって築き上げたのか、本当に不思議に思います。

ここまで見学したところで相当疲れてきたので、いったんホテルに帰ることにしました。

しばらくベッドでゴロゴロした後、ホテルから歩いてポポロ広場へと向かいました。

ここの広場は、時間が無いと行くことも少ないためか、話題に上ることがあまり無いように思いますが、とても素晴らしい所だと思うので、私としてはかなりお勧めの場所です。
広場の何とも言えない重厚な佇まいと、コルソ通りをはさんで2つ並ぶサンタ・マリア・イン・モンテサント教会とサンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会、通称双子教会をシンメトリックに配した比類の無い眺めは、見るものを圧倒さえする美しさです。
双子教会の反対側にあるサンタ・マリア・デル・ポポロ教会も必見!

また、ポポロ広場からピンチョの丘へ上ると、ローマの街を一望できる広場に出ることができます。
ちょうど夕暮れ時だったため、遠くに見えるサンピエトロ寺院のクーポラに夕日が映え、絵はがきを見ているかのようなロマンチックな風景を眺めることができました。
あぁ、どうして隣に居るのがかなちゃんなんだろう・・・。<<お互い様^^;

二人でぼんやり景色を眺めていたところ、1人の若い日本人男性が話し掛けてきました。
ローマで料理修行をしていて、お店に向かう途中に寄ったとのこと。
彼はなんだかローマでの生活に疲れているようで、「ローマってそんなに良いところなのかなぁ」とか、「お店ではイタリア人の同僚にいいように使われている」とか、なんだか愚痴をいっぱい話し始めました。
私たちの出身が名古屋だと聞くと、「関西の人は(名古屋は関西じゃないんだけどね)優しいなぁ。東京の人だと、こうして話なんて聞いてくれないから。」と・・・。

あのさぁ〜。観光客なんてみんなイタリアを楽しみに来てるんだから、愚痴なんて聞きたい訳ないよね〜。私たちもせっかくステキな風景を楽しんでいるのに、耳元でずっと愚痴られてもさぁ〜。

と、内心思いつつも、冷たくするのも可哀想だったので、「がんばんなよ」と声をかけてあげたりもしてたのですが、あまりにずっと愚痴を言い続けるので、ちょっと閉口。

しばらく話すだけ話して、「これから仕事だから」とバイクの乗って去っていきました。
彼は今頃どうしているんだろうか・・・。

この後、どこかで夕ご飯を食べて帰ろうと考えていたものの、私が体力切れでフラフラ状態だったため、結局そのままホテルに戻ることに。

この旅行でも、私が疲れてしまったり、かなちゃんが足をケガしたりと、外できちんと食事をすることは1度もなく、ホテルのバールで済ませたりと、いつものごとく粗食で済ませてしまいました。

かなちゃん、私のペースの巻き添えにしてゴメンね。

ヴィットリオ・エマヌエーレU世記念堂

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Romaの街を俯瞰

フォロ・ロマーノ

コロッセオ

数千年前の栄華の遺物

外も中もすごい迫力

ナヴォーナ広場

パンテオン

大好きなポポロ広場

ピンチョの丘からの眺め

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