2002年8月17日(土)
〜8月24日(土)

1日目(8/17・土):成田→LONDON→ROMA

イタリア旅行記
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初めてイタリアに行ってから1年。
その間にはイタリア語の勉強も始め、イタリア関係の本を読み漁り、テレビ番組を見まくり、はやくまた行きた〜いと恋焦がれていました。

その1年ぶりの恋人・イタリアに再会できる時がついにやってきたのです。

ちょうど夏の旅行計画を立て始めた頃、友人のかなちゃんが「南に行くなら私も行きたい!」と手を上げてくれたので、今回の旅行は女2人旅ということになりました。かなちゃんにとっても2度目のイタリア旅行です。
そもそも私は、超体力が無いという旅人としては致命的な欠陥を持った人間なので、海外旅行は少々のワガママを許してくれる家族か、よほど気の許せる友人としか行くことができません。その点かなちゃんは私が名古屋で初めて就職した時の友人で、もう10年来のつきあい。気心も知れているので安心です。

早速、イタリア旅行には定評のある阪神航空社主催のローマ、アルベロベッロ、マテーラ等を回るツアーに申し込んだのですが、1ヶ月ほど前に申込み人数不足で催行中止との連絡が・・・あぁ・・・既に頭の中はアルベロベッロのトゥルッリでいっぱいだったのに。
それで急遽、エアー、ホテル、ホテルまでの送迎だけが付いたJALのローマ滞在フリー・ツアーに申込みをし、いつもお世話になっているローマにある旅行社Rome-Naviの横山さんの所で、オプショナル・ツアーを手配してもらうことにしました。
この頃は個人手配旅行をする勇気など全くなく、自力でどこかの街へ行こうなんて発想は浮かびませんでした。

当日、かなちゃんは名古屋からの参加なので、成田空港で待ち合わせをしました。以下はその時の会話。
かなちゃん「久々の海外旅行なので緊張するでいかんわぁ。」(ベタベタの名古屋弁)
私「かなちゃんの方がよっぽど海外旅行経験豊富なのに、なんで緊張しないかんのよ。」(つられて私も名古屋弁)
かなちゃん「だってローマまで自分たちで行かなかんだなんて、ドキドキするがね。」
私「大丈夫だよ〜。へ〜き、へ〜き!」(実は私も内心ドキドキ)

JAL便はとりあえず経由地のロンドンに無事到着。
私も自力で飛行機乗り換えをするのは初めてだったので、かなり緊張モードでローマへの乗り換えターミナルまで向かいました。
3時間ほど時間があったので、しばらくベンチでぼんやりしながら時間を潰してから搭乗口近くまで移動したところ、私たちが乗る便より1つ前のローマ行きがかなり遅れているとの表示が出ていました。
げ〜、ただでさえローマ着は夜中近いのに、これ以上遅れるのは嫌だよぉと思っていたら、私たちの便は搭乗開始が10分程度遅れただけだったのでホッと一息。無事にローマに向かうことができました。

ところが、着陸体制に入った所で、なんだか腹痛が・・・。
実は、機内サービスの軽食が出た直後、お腹がグルグルするのでトイレに行きたかったのですが、私は一番窓際で、かなちゃんをはさんで通路側に座っていた外国人に遠慮して、トイレに行きたいと言い損なってしまったのです。
あぁ・・・あの時行っておけばよかった・・・。
着陸体制に入っているので立ちあがることもできず、しかもシートベルトの装着サインが消えた途端に乗客で通路がふさがってしまったため、後部にあるトイレに行くこともできなくなってしまいました。
私はかなちゃんに「う〜〜〜、駄目だ〜〜〜、飛行機降りたらトイレに向かって走っていい?」と告げ、機外に出たとたん、必至でトイレを探し駆け込みました。
あ〜〜助かった。
この事件以来、私はどんな飛行機に乗る時も、必ず通路側を指定するようになったのでした。^^;

荷物を受け取る所に、ホテルまで付き添ってくれるシニョーラと合流、早速使ってみたくてウズウズしていたイタリア語で、
「くあんと・てんぽ・ち・ぶお〜れ・あっらるべるご?(ホテルまでどれくらいの時間がかかりますか?)」
と話しかけてみました。ちなみにそのシニョーラは日本語がぺらぺらだったのですが・・・。
ちゃんと通じたようで、イタリア語で返事をしてくれたのですが、当然ながら私は少ししか理解できず。でも、嬉しかった♪
車の窓から、美しくライトアップされたサンピエトロ寺院、サンタンジェロ城、最高裁判所などが見え、あ〜イタリアに着いたんだと実感。
お腹が痛くて苦しかったこともすっかり忘れ、気分はすっかりBuon Viaggio!

ホテルは最高裁判所近くのヴィスコンティ・パレス・ホテル(Visconti Palace Hotel)。
私もかなちゃんも、初めてのイタリア旅行で泊まったことがあったので、2度目の滞在となります。
ここは日本人団体御用達のホテルなので、ツアー・デスクには日本人が常駐し、ホテルスタッフも良くも悪くも日本人の扱い方をよく理解しているので、海外旅行慣れしていない人にはとても安心して滞在できるホテルです。部屋もまぁまぁ広く、アメニティも充実し、お湯も豊富に出るのと、朝食に熱々の目玉焼きが出るのが結構嬉しい。
ただ、本当に日本人だらけなので、そういった雰囲気が嫌いな人にはお勧めできません。朝食も、日本人と欧米人の座る場所を分けて指定されてしまうので(メニューが違う訳ではない)、なんだかちょっと・・・と思ったりもしました。
レストランのカメリエーレたちも、とても感じの良い年配スタッフも居ますが、若いお兄ちゃんはイマイチ態度が悪かったりします。
http://www.viscontipalace.com/

さて、明日は自力でローマ市内観光。
ちょっと緊張しながらも、ぐっすり眠ることが出来ました。

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