2001年8月23日(木)
〜8月30日(木)

3日目(8/25・土):SIENA、PISA

イタリア旅行記
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たったの4時間ほどしか観光できなかった消化不良のローマを後にし、2日目はシエナへと向かいました。

シエナに関しては、「世界一美しい広場があるらしい」「昔“なるほどザ・ワールド”で紹介していた競馬祭り(パリオ)で有名な街」くらいの知識しかありませんでした。
写真を見てもあまりパッとしないので、あまり期待もせずシエナの街に足を踏み入れたのですが・・・。

ここでもまたイタリアの魅力の底力に圧倒されっぱなし。

迫力と美を兼ね備えたドゥオモ、シエナ色の古の街並み、「世界一美しい広場」の名にふさわしいカンポ広場などなど、全てが私の心に痛いほど突き刺さりまくり。

サンピエトロ寺院とシエナの街での衝撃的な感動によって、私のイタリアへの恋心に火がついたのでした。

シエナでは、わずかな時間しか観光ができなかったため、かなり後ろ髪をひかれながら次の目的地であるピサへと向かいました。

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カメラまでつい斜めになり
斜塔を写すのはなかなか難しい

洗礼堂、ドゥオモ、斜塔のコンビネーションが美しい

マンジャの塔

ドゥオモの美しいファザード

世界一美しいカンポ広場

シエナのドゥオモ

中世の趣がそのまま残るシエナの街並み

ピサへ行ったことのある人に聞くと、「良かった」「たいした所ではない」と、結構意見が真っ二つに分かれるので、がっかりしないように最初からあまり期待しないようにしていました。
で、結果は・・・

予想以上に面白い所だった!!

まずピサと言えば、斜塔。
いやいや、ホントに傾いている。あたりまえだけれども傾いている。写真や映像で見るよりも、間近で見るとその傾き方がハンパではなく、今にも倒れそう。
しかもその建築様式も興味深い。乳白色のかなり独特な形をした塔と、手前のドゥオモと、そのまた手前の洗礼堂が青い芝の上に並ぶ姿は、一式の箱庭のような美しさ。

ドゥオモも、斜塔のおかげであまり日の目を見ていない感じですが、ファザードも中も大変美しく、見応え十分です。

洗礼堂では、係りのおじ様が、あるパフォーマンスをしてくれます。
私は事前にそのことは全く知らなかったので、ちょっとびっくりすると共に感動してしまいました。
そのパフォーマンスとは・・・

おじ様がおもむろに洗礼堂の中に入ってくると、朗々とした美しいテノールで、「アァ〜ア〜ア〜」と歌い始めます。すると、声が壁に反響して、まるで数人が歌っているかのような和音となって、洗礼堂の中を美しくこだまするのです。
終了と共に、思わず拍手喝采!

短い時間、自由時間があったのでとりあえずトイレへ。
まだ旅にも慣れていなかったので、私1人置いていかれないかとちょっと心配だったのですが、トイレを出た所で、Fご一家のお母様とRちゃんが待っていてくれました。

お母様は、娘さんを持つ母親として、女性一人旅の私をずいぶん心配してくれていたのでした。

優しいな〜。その親切に感動!

この頃からだんだんとツアー・メンバーたちに連帯感も生まれ、仲良く会話がはずむようになってきました。
パック・ツアーの最大のメリットは、こうして見知らぬ人と時間を共有することによって仲良くなれること。

ピサを後にし、本日の宿泊地であるフィレンツェへ。
私のまわりのイタリア旅行経験者の中では、一番人気の街なので、期待が高まります。

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