2001年8月23日(木)
〜8月30日(木)
2日目(8/24・金):独→仏→ROMA(定番市内観光)
早朝、パンやジュースが入った朝食ボックスを持ち、歩いて空港へ。
ローマまでの直行が手配できなかったということで、パリ経由でローマへ向かうとのこと。
え〜〜、フランスに立ち寄りぃ??と思いつつ、眠い目をこすりながら飛行機に乗り、パリのシャルル・ドゴール空港へ。ここは春に来たばかりだったので、まさかこんなにはやくまた来ることになろうとは思ってもみなかった・・・。
ところが・・・。
またしても時間になっても搭乗開始にならない。どうしてこうも運に見放されているのか・・・。
結局2時間遅れて搭乗開始。はぁ〜〜〜。疲れた。
やっとの思いでローマのフィウミチーノ空港に到着。
「これがイタリアかぁ!」と嬉しい気持ちもありつつも、やっと着いたという安堵の気持ちの方が完全に勝っていました。
バスに乗り込んで、ローマ観光が始まったのが、午後2時半。半日以上もロスしてしまったのです。
JALめぇ〜〜〜!!!
トレビの泉
申し訳程度に引いてあるバチカンの国境線
素晴らしい彫刻の数々
神々しいサンピエトロ寺院
サンピエトロ寺院の天蓋
ミケランジェロの「ピエタ」
バチカン博物館の中庭
博物館の中はどこもかしこも美術品
ローマのガイドは、日本語ペラペラの女性バレちゃん。
かなり小汚い格好で、髪もボサボサ、女性なのに何故かよく見るとあごにヒゲも生えているという、かなり個性的なガイドさんでした。
棒の先にヤドカリのぬいぐるみを付けた目印を持ったバレちゃんを先頭に、まずはバチカン博物館へ。
時間が遅かったせいか、あっという間に入場できました。
いやいや、見事、見事。バレちゃんも一生懸命いろいろな説明をしてくれる。
しか〜〜し。こっちは疲れと暑さでヘロヘロ。せっかくのガイドなど聞いている気力は、はっきり言って殆ど残っていませんでした。
肝心のシスティーナ礼拝堂も「す、す、すご〜〜〜い」と思いつつも、立って見る元気が無く、壁際のベンチに座って、ただただボンヤリ眺めているだけでした。
しかし、その後に入ったサンピエトロ寺院で、それまでの疲れが一気に吹き飛んでしまいました。
人の手が創り出したもので、こんなに素晴らしいものを見たことがあったでしょうか・・・。
天井から斜めに光が差し込んで、中央にある祭壇が照らし出されている様子は、まるで映画の1シーンのよう。
さすがカトリックの総本山。放たれているオーラが違います。
これが、初めてイタリアの凄さに打ちのめされた瞬間でした。
再びバスに乗り込んで、あちこち回りながら車窓から観光。
次にバスを降りて観光したのは、トレビの泉。
なにしろすごいたくさんの人が居るのにはびっくり。その人垣を縫って、コインを投げようと思ったものの、なんだか1人で投げるのが恥ずかしくて、結局出来ませんでした。
これでは2度とローマには来れないじゃない・・・と悲しかったのですが、このおまじないはたいして当たらないらしく、1年後にはローマ再訪が無事実現しました。よかった♪
その後、少しだけあった自由時間に、イタリアでの初ジェラートを購入。
そこのお店の人はサービス精神旺盛なのか、女性を見れば投げキッス&「きれいねぇ〜」とのお愛想挨拶をしまくっており、それがなかなか楽しかった♪これが噂のナンパなイタリアーノね。
途中、道を歩きながら、私はバレちゃんに、「日本語がとても上手だけれども留学経験でもあるのですか?」と聞いてみました。
すると、滞在していたのは通算で3ヶ月程度とのこと。「それだけの滞在で、なぜそんなに上手になれるの?」と再度聞くと、「イタリア語と日本語は母音が殆ど同じなので、イタリア人が日本語を覚えるのも、日本人がイタリア語を覚えるのも簡単なのよ。」との返答。添乗員さんもそれに同意していました。
思えば、この時の会話がイタリア語に興味を持ち始めた第1歩。
「そっか〜、簡単なのか・・・」
もちろん、帰国後勉強を始めてすぐに、その大きな間違いには気づいたのですが・・・。
結局、本日の観光はこれにて終了。本当だったらスペイン広場付近で自由行動とかもあったらしいのに・・・(泣)。
夕食はピザ。これが硬くてなんとも不味かった^^;以後、結局美味しい食事には殆どありつけなかったのですけどね。
夕食で、たまたま同席となったFさんご家族とSさん夫婦とは、その後もずっと仲良しチームとしてご一緒することになりました。
Fさんご家族は、優しいお父様とお母様、1人娘の女子大生・Rちゃんの3人、Sさんご夫妻は、海外駐在経験もあるお仕事をリタイアされ、海外旅行を度々楽しまれているご夫婦で、旦那様はスペイン語を話すことができ、その後もイタリア人とスペイン語で会話をされて楽しまれていました。
食後はホテルへ。やっとベッドでゆっくり眠れる・・・。
疲れたけれど、初日からイタリアの楽しさにガツンと打ちのめされ、これからの旅がますます楽しみ!