2001年8月23日(木)
〜8月30日(木)

1日目(8/23・木):何故?ドイツ泊?!

イタリア旅行記
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私の人生を変えた旅、と言っても過言では無いほど、私にとってひとつの転機となったのが、この初めてのイタリア旅行でした。
何にどうイタリアにハマったのかということは、このホームページ“Italia! Italia!”コーナーのトップで少し書いていますが、それに加えてこのツアーで同行した方たちが本当に良い方ばかりだったので、余計に楽しく、忘れられない思い出になったのだと思います。
しかも初っ端から、私の旅では恒例の飛行機トラブルに見舞われ、逆に印象深い旅にもなったし・・・(-_-;)

なにはともあれ、私のイタリアの原点は、この旅にあったのです。
この年の春に転職したばかりだったため、当分長期休暇なんぞ取れる訳も無いと思っていたのですが、1週間の夏休みをとっても許されることが判明、それだったら海外旅行にいくべ〜と思い、計画を立てることにしました。

急だったため、一緒に行ける人を探せる見込みも無く、1人でツアーに参加しようとパンフレットをかき集め、行き先は前々から行ってみたいと思っていたイタリアに決定。転職する直前に行った激安フランス・ツアーのホテルや添乗員さんの質があまりに低かったため、今回はあまりケチらずそこそこのツアーにしようとしたところ、激安または高級ツアーは結構あるものの、ほど良いレベルのツアーはあまり数が無く、苦戦。せっかくコレ!というツアーを見つけても、911テロ直前で旅行の需要も高かった頃だったため、満席。
結局、やっとみつけた日本旅行主催の最もスタンダードな所をまわるツアーに参加することにしました。

成田に集合後、添乗員さんに挨拶。今回の旅行は男性添乗員さんでした。とりあえず先に各自チェックインをして下さいと言われたので、JALのカウンターへ。
するとJALの職員が、いきなり「お客様大変申し訳ないのですが・・・」と言い始めたので、「な、な、何?」と思っていると、「座席がオーバーブッキングのため、ビジネスクラス席になってしまうのですが、よろしいでしょうか?」とのこと。
そんなの悪いわけがない。ラッキー♪

改めて添乗員さんの所に全員が集合。「今回は皆さんビジネスクラス席ですが、他の方々にはくれぐれも口外なさらないように。」との説明を受けました。不公平だ〜と騒ぎ出す人が居るかも知れないということへの配慮らしい。

メンバーは総勢24名。先回のフランス・ツアーの50名のことを考えたら、ちょうど良い人数だったので、ちょっと安心。でも、イタリア旅行の女性一人旅は結構多いと聞いていたので、他にも居るかと期待していたら、残念ながら私1人。男性で1人参加している方はいらっしゃいましたが。

搭乗開始時間まで免税店などで時間を潰し、30分前には搭乗口へ。
暫くして時間になってもなかなか手続きが始まらない。おかしい・・・。とりあえず「今しばらくお待ち下さい」とアナウンスがあるのみ。
その「しばらくお待ちください」が何度も続いた後、結局、1時間後に詳しいことが判明する、とのなんだか不吉な案内がありました。配られたパンとジュースを手に、しばしボンヤリ。
ところが指定の時間になったら、「機体に問題があり、代替機を用意するため、5時間搭乗が遅れる」とのアナウンス・・・。ぐぁ〜〜〜〜ん。
みんなが一斉に添乗員さんのもとに集まったのですが、添乗員さんにはどうすることも出来ません。「今日のうちにローマに入ることは出来なくなったので、経由地のフランクフルトで1泊することになる。」と、説明を受けました。

あ〜〜〜せっかくのローマ観光が〜〜〜。

ジタバタしても仕方が無いし、面倒なことは添乗員さんがやってくれるのでと、ビデオルームで映画を見て時間を潰すことにしました。
こういう時は、あんまり頭を使わなくても良い映画がいいと思い、「チャーリーズ・エンジェル」を選択。しかし、映画が終わってもまだ3時間近い時間が・・・。配給された食事券を持ってレストランへ行ったり、免税店をウロウロしたりして時間を潰し、やっと搭乗開始。

あ〜でも初めてのビジネス・クラス席は本当に快適だった!!エコノミーのつらさが嘘のよう。
配られた耳栓とアイマスクをして、7時間ほど殆ど目も覚めることなく熟睡。おかげで、この後の超ハードスケジュールにも耐えられたので、もしあれがエコノミーだったらと考えると、ちょっと怖い。

結局、フランクフルトの空港敷地内にあるホテルでベッドに入ることが出来たのが夜中の2時。そして4時30分にはモーニング・コールをするとのこと・・・。ふぅ〜。

本当だったら今頃ローマのホテルで熟睡しているはずなのになぁ〜と嘆きつつ、次の日を迎えたのでした。
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