相対的に見て、私は転職して幸せだったか・・・その答えはYES です。
ただ、100%の人が転職によって幸せを得られるとは思えません。 その人の性格や、目指したい方向によって、その答えはかわってく
るでしょう。だから、私は安易に人に転職は勧めません。
ひとつの 会社に長く勤めることだって、転職よりも多くのことを得られるこ とがあると思います。 では何故「私にとって転職は幸せな選択だった」と言えるかという ことを説明する前に、転職のメリット、デメリットについて整理し ておきたいと思います。
<転職することのメリット>
(1)様々なスキルが身につく 会社が違えば、当然仕事内容、仕事のやり方、文化などなど全てに おいて三者三様ならぬ、三社三様。それぞれの会社の良い所を取り 入れつつ仕事を覚えていけば、スキルも上がるというものです。
(2)人的ネットワークが広がる 社内外共に、様々な人たちと出会うことが出来るのは、自分にとっ
て大きな財産となります。
(3)自分を客観視し、リセットすることができる 会社を辞めると、自分がその会社でどんな仕事をどのようにしてき
たかということを客観視することができます。在社中にはなかなか 冷静に考えることが出来なかった自分の悪い点を見つめ、それを反
省していったんリセットしてから、新しい気持ち、新しいやり方で 出直すことができるのです。
<転職することのデメリット>
(1)会社に対する愛着が持てなくなる 転職をすればするほど、愛社精神というものは薄れてきます。会社
のために働こうという意識が減り、自分のためだけに働いていれば いいという意識がどんどん強くなってくるので、会社という組織に
対する見方がだんだんクールになってきます。その分、会社の文化 や他の社員に馴染みにくくなったり、必要以上の努力や我慢をして
まで会社に居残ろうという考えができなくなり、転職グセがつくリ スクがあります。
(2)転職グセがつく可能性が高い (1)で説明したとおり、1度転職を経験してしまうと、「ここよりも っと良い所があるはず」「我慢ができなければ会社を変わればいい」 といった考えに偏ってくるので、何度も転職を繰り返すようになる ケースが多いようです。
(3)家族や周りに心配をかける 会社をかわれば、収入、住む場所、生活リズムなどが変わるわけな
ので、自分1人だけの問題では終わりません。将来暮らしていける だけの最低限の責任は負わなければなりません。
主なメリット、デメリットは以上のようなポイントだと思いますの で、それぞれ自分の置かれている状況や性格などをよく考えた上で、
転職するのか、今の会社に留まるのか、どちらが最良の選択か、冷 静によく考えてみてください。
それではここで、「私にとって転職は幸せな選択だった」理由につ いてご説明したいと思います。
主な理由は以下の4点です。
(1)夢をかなえることができた
(2)数え切れないほどの貴重な体験をすることができた
(3)たくさんのステキな人たちに巡り会うことができた
(4)人格形成に役立った