伸び盛りの新興企業、言い換えればベンチャー企業は常に新しい社員を募集していることが多いので、転職先候補として名前が挙がることが必ずあるはずです。
私の場合も4/5社がかなり名の知れたベンチャー企業で、しかも創業者である社長は新聞・雑誌にも頻繁にとりあげられる名物社長でした。
ベンチャー企業の場合、自由で、やりがいがあって、実力主義でと、創業間も無い会社ならではの良い点もたくさんあるのですが、反面かなり リスクも高いものです。 外資系企業に合う人、合わない人があるのと同じで、自分にはどちらのタイプの企業が合っているのか見極めなければなりません。
そこで以下に新興企業の良い点、悪い点をまとめてみました。

<良い点>
・自分ががんばればがんばるほど、それが形となって現れ易いため、や りがいを実感できる。
・年齢や実績に関係なく評価され、出世できる。
・業績が良ければそれに見合った報酬がもらえる。
・上場やストックオプションなどによって一攫千金を狙える可能性があ る。
・若い社員が多く、活気があって楽しい。

<悪い点>
・最低限の社員で仕事をまわすため、激務な場合が多い。
・創業社長はワンマンな人が多いので、ソリが合わないとついて行けなくなる。
・実力が無い人や、自分をアピールすることが苦手な人、社風に合わな い人はどんどん落ちこぼれていく。

とにかくベンチャーで働くためには気力、体力、根性は必須。かなり体育会系のノリが無いと、ついていけないかも知れません。
私も残業の多 さや社長の厳しさに何度へこたれそうになったかわからず、とうとう5年で気力が切れて、再び転職してしまいました。 ただ、何の実績も無い私にいろいろな経験をさせてくれたことについては、4/5社や社長に今でも感謝しています。
そして今勤めている5/5社は歴史がある企業なので、全く体育会系のノリが無く、何かにつけゆるい会社です。正直その落差にしばらく身体が慣れませんでした。社員の平均年齢も10歳高く、年配社員で仕事にすっかり疲れてしまったタイプの社員が今の会社には多いのです。そのため全てにおけるスピードがベンチャー企業より遅い、遅い!
どっちもどっちで良い点、悪い点いろいろですが、一回くらいベンチャ ー企業で根性付けるのもお勧めかも。
その後どんな会社に行っても、ヘコたれなくなりますから!

12.歴史の古い企業と新興企業

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