◆ 配線を引く

エレキマウントの加工に続いて、配線の整理もしよう。
これでまたセッティングが楽になるな。

今までの配線は、エレキとフロント魚探とライブウェルをエレキ用延長コードから、リア魚探とビルジポンプはバッテリーから。
どれもワニ口クリップで電源を取ってた。
問題ありとわかっていながらも、なかなか手をつけられなかったところだ。
ワニ口クリップってよくはずれるんだよね。
魚探はまだしも、ビルジポンプの線がはずれちゃうと沈する可能性もあるわけだ。
この前、霞でビルジポンプ使ったときにそう思ったわけ。
それに、噛ませるところが限られるので、バッテリーからは魚探とビルジポンプの2つしか電源取れなくて、ライブウェルはバウデッキまで線を延ばしてたんだ。
だから、デッキの上を線が這い回ってて鬱陶しいんだ。

このような問題を踏まえつつ、今回は配線の引き直しをする事に決定。

 ◆ 配線を考える

バッテリーからの給電が必要なものって言うと、エレキ、魚探2つ、ライブウェル、ビルジポンプの計5つ。
1つのバッテリーから効率良く配線を引くにはどうしたらいいんだろう。
さらに魚探等の機器の取り外しを考慮して、配線を考えてみた。(配線図はいたるさんのをパクリ)



図中、黄色で示したのは、魚探などを取り外しするための防水コネクター。
図には入れ忘れたけど、ビルジポンプのラインにも防水コネクターが入ってます。


 ◆ 配線をつくる

配線図をもとに、配線をつくりました。
配線同士のつなぎはハンダつけして熱収縮チューブで絶縁してあります。



 ◆ しんいちろう艇が燃えた

配線もできあがり、あとは船にセットするだけ。
と言うところで、ちょっとした問題が起きた。
同じように防水コネクターを使って、配線の引き直しをした佐武プロの船が霞で燃えた。
原因は、配線のつなぎに使っていた圧着端子のカドが熱収縮チューブを破ってショートしたらしい。
ショートした箇所が、ヒューズよりバッテリーに近いところだったんで、ヒューズも働かなかったそうだ。
で、佐武プロの教訓をいかして、もう一度配線を作り直したさ。
具体的には、+と−で配線のつなぎ位置をずらす。
熱収縮チューブを2重にする。
ヒューズをバッテリー直近に設置する。
以上3点。これで、半日近いタイムロスだ。
まあ、船が燃えることを考えれば仕方無いことなんだけどね。



※「佐武プロの船が霞で燃えた。」と書きましたが、正確には「魚探の配線が燃えた。」です。くれぐれも、船燃えたんだってね。なんてことを本人に言わないようにね、怒られるぞ。

 ◆ 配線をセットする

それぞれの給電口です。
まずエレキ。
今回は、防水コンセントを使いました。
フロント魚探の電源もここから取ってます。
しかし、黒くてデカいコンセントってあんまり見栄えよくないね。

リア魚探、ライブウェルポンプで1系統。

ビルジポンプで1系統。
魚探、ライブウェルの電源が一緒に死んでしまうのも困るけど、さらにビルジまで一緒にっていうのはもっと困ると思って、ビルジポンプだけ電源を独立させました。

 ◆ 終わりに

楽になったねぇ。
エレキ、魚探、ビルジポンプみんなワンタッチで接続完了だよ。
とりあえず、問題なく使えそうなので、このまま使っていこうと思ってます。
でも、雨が降ったり波をかぶったり、きびしい状況にさらされてるものなんで、定期的なチェックと引き直し作業は必要になると思う。
それでも、こんなにセッティングが楽になるならやる価値は充分あると思うけどね。

※今回紹介した方法は、必ずしもベストなものとは言えません。
配線工事をする方は、自分の責任で作業してくださいね。
また、もっといい方法をご存じの方は、メールでもいただけるとうれしいです。



トップページへ戻るボートの話へ戻る前へ戻る次へ進む