ワイルドで繊細?!クスクス

 

今回は、ここ数年フレンチなどの付け合わせなどによく使われ

だいぶポピュラーになってきた、クスクスです。

北アフリカの粗引きの小麦粉を使った料理(食材)ですが、

ちょっと馴れれば扱いも簡単なので、是非レパートリーの一つに

加えられると面白いのではないでしょうか?

※私はクスクスというと、15年前(20年前?!)くらいに加藤和彦氏のアルバム

「あの頃、マリー・ローランサン」に入っていた

移り気な彼女を歌った曲「愛したのが百年目」の歌詞で、初めてクスクスを知り、その言葉の響きから

どんなに素敵な料理だろうとわくわくしたの少女時代を思い出します。

詞はたしかアルバムの全曲が加藤氏の前夫人・故安井かずみ氏で、宝石箱のように

胸がときめく言葉(すみません・・・ボキャブラリーが貧困で)がちりばめられていたのが印象的でした。

 

フレンチの付け合せなどでいただくクスクスよりも本当は、定番のアフリカ風のクスクスの方が私は好きです♪

定番のクスクスのレシピはリンクをさせていただいている猫之進様のHP「齋藤 猫之進 見参!」

猫の手料理(中東料理レシピ集)のページで丁寧にご紹介くださっていますのでそちらでどうぞご覧下さいませ。

※クスクスの下ごしらえは、猫之進様のHPでもご紹介くださってますし、箱にも書いてあります。

私は下ごしらえのあとたっぷりのバターでソテーしております。

粉臭があるので、その方が初めて召し上がる方は食べやすいと思います(^_^)

 

《 2000年6月28日追記是非お読みください 》

クスクスの下ごしらえなんですが・・・

一般的なレシピでは、最初お湯やスープなどの水分を含ませるものが多いのですが、

それですとなんだか粉臭いような感じがして、ちょっと気になっていたんです。

それでベシャメル(ホワイト・ソース)を作る時のように、最初にバターでソテーして

粉臭さがなくなってから、水分を含ませてみたら、全然粉臭くないのでびっくりしました。大発見?!

 

まず、クスクスとバターをフライパンに入れ、

バターが溶けて、クスクス全体がしっかり熱くなるまでクスクスをソテーしちゃうんです。

その間クスクスと同量の水(+お塩少々)を沸騰させておいて

熱くなったクスクスに沸騰した湯を入れ蓋をして4〜5分蒸して出来上がりです。

(バターの代わりにEXV.オリーブオイルでもOK、バターの分量はクスクス200gに

対して、私は大さじ1くらいは使用しちゃいますが、お好みでどうぞ)

これだと全然粉臭くないのでとってもおすすめです。

 

 

クスクスの粟ぜんざい仕立て?!  

材料

下ごしらえしたクスクス、冷凍の里芋、チキンブイヨン、

美味しいバター、美味しいお醤油

 

作り方

チキンブイヨンでスープを作り、冷凍の里芋を入れてとろとろになるまで、

焦がさないように煮てください。(もちろん生の里芋を下ごしらえして、煮ていただいても

結構ですが、冷凍の下ゆでしてあるものの方が、短時間でお作りいただけます。

ここでは、簡単レシピのご紹介ということで冷凍をおすすめいたします。)

仕上げにお醤油とバターで味を整えてクスクスに添えて出来上がり♪

私は隠し味に日本酒とメイプル・シロップをちょっぴり入れてみました。

※粟ぜんざいって美しいデザートですよね♪あの美しさをイメージして作ってみたのが

このレシピなのですが、お味はデザートではありません。ご了承くださいませ(^^ゞ

 

クスクス・グラタン  

 

材料

下ごしらえしたクスクス、トマトソース、茄子、EXV.オリーブオイル、

モツァレラ、美味しいバター、塩、胡椒、

 

作り方

耐熱皿にバターを塗って下ごしらえしたクスクスを敷きます。その上に

スライスして軽く塩胡椒しEXV.オリーブオイルでソテーした、茄子をのせます。

その上にトマトソースと、モツァレラをのせて

モツァレラがとけるまでオーブンで焼いて出来上がり♪

 

 

ラム和風ソース・クスクス添え  

材料

下ごしらえしたクスクス、ラム、美味しいバターとお醤油

日本酒(料理酒は×)、塩、胡椒、パセリ、EXV.オリーブオイル

 

作り方

ラムは冷蔵庫から出してすぐではなく、ちょっと室温に戻してから塩、胡椒し

熱したフライパンにEXV.オリーブオイルを入れて、

まわりをこんがり中はレアーに焼き、お皿にとります。

(ソースを作る間、温めておいたオーブンでラムを

冷めないように保温してください。火が通り過ぎないようにご注意ください。)

ラムを焼いたフライパンに日本酒(めやすは通常のフランベの時の倍くらい)、

お醤油(日本酒の量の半分くらいでいいと思います。味をみながらお入れ下さい。)、

バター適量を入れ、軽く詰めます。お皿にクスクス、保温してミディアム・レアくらいにした

ラムを盛り、ソースをしいて出来上がり♪

 

 

いかがでしょうか?この「パスタの原型」と言われるクスクス、

ちょっと慣れて頂くと、お料理の幅が広がるに違いありません☆^ー゚)

是非、まだお試しになられていない方は一度お試しくださいませ(^_^)

 

2000年6月28日追記

ちょっとだけ本場物っぽいクスクス  

材料

上記追記の方法で下ごしらえしたクスクス、鶏肉、塩、胡椒、コンソメ顆粒、

トマトホール缶詰(芯を取り除き、細かくカットしておきます)、

オクラ、なす、ピーマン、玉ねぎ、エリンギなどお好みの野菜でどうぞ、EXV.オリーブオイル

煮込む時に、もしございましたらタイム、クミン、ローリエ、各少々を加えてください。

 

作り方

玉ねぎをスライスしてEXV.オリーブオイルで炒めます。ここにお水とトマトホール

コンソメ顆粒を入れスープを作ります。(お水とコンソメの分量はコンソメのラベルにある

分量を参照ください。)次に鶏肉に軽く塩、胡椒してからフライパンで焼き色を付け、

スープに加え煮ます。なすとピーマンはサイコロに切りEXV.オリーブオイルで

ソテーしてからスープに加えます。オクラはさっと塩茹でして、適当にカットしておきます。

エリンギは熱したフライパンにサラダ油(EXV.オリーブオイルは熱しすぎると香りが

悪くなりますので、ここではサラダ油)を入れさっと炒め塩、胡椒しておきます。

鶏肉が柔らかく煮えましたら、味を見て塩、胡椒し整えます。

最後にオクラとエリンギも加えさっともう一煮立てさせて出来上がり♪

ハリッサという唐辛子のペーストを添えていただくのが本場流で、輸入食品専門店などで購入いただけますし

猫之進様のHPでレシピもご紹介くださっていますが、私はその代わりに豆豉(トウチ)入り豆板醤を添えてみました。

更に、すりおろしたてのペコリーノ・ロマーノも添えてみました。これがなかなかいけるんです♪

 

 

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