□□ mrecury 17石 手巻き □□
□2009/4/29


 今回は、MERCURYという名前の時計です。下の写真はオーバーホール前の写真。文字盤はキレイです。ケースはくすんでいますが、メッキのはげはありません。きっと、磨けばキレイに金色が出ているくるはず。機械は、やや遅れ気味ですが、状態は悪くないようでした。


マーキュリーという名前の時計メーカーに関してはまったく情報がありません。ネットで検索しても、なにも引っかかりませんでした。


これが機械。すでにテンプをはずしています。写真を撮ることを優先しようと思っているのですが、つい、分解を初めてから、あ、写真写真と思い出してしまいます。

この機械は、前回紹介した「OCEAN」と同じタイプのようです。センターの輪列押さえが、盛り上がっています。これまた2階建て構造の間接中三針式か?


間接中三針と思って、輪列押さえ板を外してみると、そうではありませんでした。ガンギ車(右下の変な形の歯がついた歯車です)が秒針につながる中央の歯車(四番車というらしいです)に当たる仕組みです。ガンギ車が直接秒針につながっているので、これは直接中三針式時計でした。


歯車を外したところ。


その後、香箱などはずし、裏側は終了。ひっくり返して文字盤側です。ここで気になったのが、メモリのような表示と、FとFをデザイン化した模様、そして、28という数字でした。たぶんムーブメントのメーカーや、サイズなどを表しいるのだろうと思いますが、詳しいことはわからず。



とりあえず、機械を組み上げ、ケースを磨いて完成。ケースはずいぶんキレイになったのですが、この写真ではわかりづらいですね。黒ずみはほとんどなくなり、金色でピカピカしています。文字盤も一応磨いています。

ただ、この時計の組み立てでは、非常に大きなミスをしてしまいました。

機械と文字盤を合体させてとめるネジがあるのですが、実は、それを紛失してしまいました。機械側にネジがついていたはずなのですが、どうしてもそれが見つかりません。

でも、風防をいれてみたら、風防の力で押さえられていて、とりあえずはガタつきなしだたtので、ま、いいかとなりました。




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