AYUCA・金井優子の現地報告日記3

 現地で活動している当会・金井優子の報告です('99年1月20日〜2月6日)。


1月20日(水)

 やっとトタン板と釘10軒分をブエルタ・グランデに届けることができた。みんなとても喜んでくれた。というのも、いくつかの団体が調査をしにブエルタ・グランデに来たが、それっきりでなんの援助も届いていなかったので、私のこともそういう人々と同じだと思っていたらしい。これで少しは村の人々と信頼関係が築けたように思う。
 ブエルタ・グランデまでの道はここ1週間、雨が降っていないせいで、以前よりは水が少なく、カヌーで渡らないと行けない場所も車高の高い4WDだと渡れる状態。4WD車でラミナを運んでいたので、この日はブエルタ・グランデまで車で行けた。しかし、帰るとき二度も、水の中で車がストップし、そのたびにトラクターや、他の四WD車に引っ張ってもらって脱出する。他にも何台も、水の中でストップする車があった。交通機関の整備が本当に必要!!


1月21日(木)

 この日から私用でサン・ペドロ・スーラに行く。


1月22日(金)

 土屋さんがトルヒーヨに到着。 (編者注:「土屋さん」とは、金井を支援するため現地に入った当会の土屋)


1月23日(土)

 ブエルタ・グランデに住む4人の村人が私を捜しにトルヒーヨまでやってくる。私はサン・ペドロ・スーラにいて会うことができなかった。彼らはいろいろと思い違いをしていたらしく、私に文句を言うために来たよう。とても腹が立ったが、私のしたことで、村内に問題が起きたということにちょっとショックを感じた。
 もっと村の人たちと話をする必要がある。


1月27日(水)

 リモン(町の名前)にハリケーンの被害状況を見に土屋さんと行く。やはりここも9軒の川岸にあった家が流されるという被害があった。


1月28日(木)

 土屋さんとブエルタ・グランデに行く。村の奥の川岸まで歩いて行くが、途中いくつもの大きな水たまりがあり(底は泥で、沼のようになっていて足をすくわれる状態)、靴は泥で一回り大きくなるといった次第。村内の道路の整備も必要!


2月3日(水)

 再び土屋さんとブエルタ・グランデに行く。村の人々とちょっとした集会を持って、私たちのこれからのこの村での活動や、その活動にあたっての村の人々の協力などについて話し合う。みな協力的に感じられる。しかし、やはりまだ数人は私たちのことを理解してくれなくて、自分たちのことばかり考えている。その人たちには注意する必要がある。
 この日はこの村で他の団体との集会もあった。やっとすこしずつだが、この小さな村にも援助の手が届き始めているようで、とても嬉しい。


2月5日(金)

 一軒ごとに家を訪問して話をする。2月3日に訪問したとき、「完璧な村の住民のリスト」が必要といって作ってもらったものが、まだ完璧じゃないことが分かった。何軒かの家が忘れられていた。


2月6日(土)

 今日第2回目のラミナ(トタン板)と釘を届ける。みんなとても喜んでくれた。私もすごく嬉しかった。でもやっぱりまだ1軒の家がリストになく、この家にもラミナを届けないといけない。でも、この一軒を除いてすべての家にラミナを配ることができ、今日は一つの大きなくぎりができたと思う。本当に良かった。
 交通の不便さから調査は長距離の徒歩を必要とし、とても大変だったが、今日という日を迎えられて、本当に嬉しい。ホッ・・・。


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