ホーム      構造化(〜9歳)                前へ        次へ


スケジュール

時間の流れを解りやすく伝える。




スケジュールボードの理解


  1.すでに習慣として身についている行動をスケジュール
   として提示する(トイレ・ご飯・歯磨き・おやつ・学
   校などのスケジュールを、ボード上で示す。)


  2.次の行動をひとつだけ提示する。

       ★1と2からはじめる事で、混乱することなく
       スケジュールボードの意味を理解できた。


  3.行動の直前にタイマーを鳴らして、スケジュールボ
   ードのところへ行って確認するということを覚えさ
   せる。


      ★123が身に付き、タイマーが鳴ったら、
       ボードに貼ってあるタイマーのところへ
       行って、
スケジュールを確認してから、
       その行動に入ることが出来るようになった。


  4.
習慣化している行動を、次の行動だけでなく、連続し
   た2〜3ケ先までのスケジュール〔
トイレ・手洗い・
   食事、トイレ・歯磨き・寝る〕を示し、上から順に
   なっている事を理解させる。

     行動の前には、必ずタイマーを鳴らして、
     ボードを確認する。
     そのとき、ひとつ前の終わった行動は、ボード
     からはずして、カードケース〔スケジュー
ル
     ボードのすぐ下に置いてあるカードが入ってい
     る箱〕に、かたずけさせる。

  5.お勉強、買い物など、あまりやりたがらない行動を、
   スケジュールに取り入れる。

     やりたがる行動〔おやつ〕を、必ずひとつ入れて
     おく事で、いやな事もがんばってする。

  6.順番の変更が可能な行動や、拒否したらしなくても
   いい行動〔習慣化していないもの〕を、2〜3ケ示
   して、やり取りが出来る事を教える。
     〔勉強・買い物・おやつ〕と示して、拒否した
     行動をはずしてケースにかたずける、
または、
     順番を変えるなどで、納得するまでやり取り
     をする。

  
   ★6までが身に付いてくると、スケジュール
      ボードに貼られた行動をしなければいけな
      い事、
ボードに貼られた行動は出来るという
      事が解って、いやな行動が貼ってあったらは
      ずしたり、
やりたい事を貼ったりするように
      なった。
また、貼ってある行動でも、タイマ
      ーが鳴らない限りスタートしない事も解り、
      やりたい行
動を貼ってから、タイマーを持っ
      てきて、早く鳴らしてほしい、と要求するよ

    
  うになった。




スケジュールへの取り組み


 ★目的
  
 ・先の見通しを持たせる。
 
★ポイント
  
 ・必ず本人の好きな行動を入れる。
            
 (動機づけ)
   ・やり取りが出来ることを教える
    ために、拒否したものははずす
    か他のものと入れ替える。























   左が旧ボード
  右が新ボード













  ・次の行動の写真を見せるだけだったのを、スケジュールボードを
   使って、2〜3ヶ先の行動を提示する。

       拒否した行動は、外してケースにかたづける。
           〔やり取りが出来ることを教える。〕

            ★いやなものをボードから取って、カードケースに戻す
             ようになる。
            ★ファミリーレストランで、メニューをめくってプチケーキを要求した。

           ↓ 
  ・スケジールボードに貼ったことが、実行される事に気がつく

            ★ 行きたいところ(マクドナルド)を、こっそりボードに
              貼っていた。

           ↓
  ・いつものパターンを変更する。
       『車』『ポテト』『買い物』(車で出かけてマクドナルドによって
      ポテトを食べた後お買い物をする。)を、『車』『買い物』『ポテト』
      に変更してみる

           ↓
  ・『×』のスケジュールを提示する。
      『マクドナルド×』のような本人にとって重要なことは貼っておく。
 
            ★『学校×』を貼る。(学校へ行きたくない)

           ↓
  ・貼ったら、肩をトントンとする事を教える。

           ★ボードに行きたいところを貼ってから、肩をトントン
             しにきて、貼った事を伝えるようになった。
           ★春休み、毎日『マクドナルド』や『○×公園』と行きたい
             ところを、貼って要求するようになる。
 
           ↓
   ・携帯用のスケジュールボードを用意して、外出時に持ち歩く。
       『マクドナルド』に、マクドナルドだけでなく、帰りにその近く
      のある公園で遊ぶという行動も付いてしまっているので、常
      に細かいスケジュールを提示するようにする。  

           ↓
  ・ 学校から帰宅後や休日のスケジュールを本人に選ばせて
   スケジュールボードに 貼らせる。


            ★学校から帰ってくると『おやつ』とだけ貼ってある
             スケジュールボードに、『公園』を追加して貼る。
            ★土日は、必ず『車』『○×公園』、『車』『買い物』
             『ご飯』、『車』『駅前のゲームセンター』のどれか
             を貼るようになる。

           ↓
  ・休日に『○×プール』『○×公園』等、どこかのプールではなく、
   場所まで指定するようになる。


           ↓
  ・翌日のイベントの予告をする。
       明日は『学校』に行く日なのか、お出かけが出来るのかどう
       かを前日から予告しておく。

           ★ 毎日、夕方になると「明日は学校に行きたくない」
            という意味で『学校×』を貼るようになる。









スケジュールボードの変更
                 (小3)


 新しいカードファイル












 





 


 �@情報量が増えたため、沢山のカードが縦に並べられるように
  小さくした。

 �A勝手にスケジュールを変更できないように、カードの管理は
  大人がすることにして、カードを置く場所を変えた。

 �B要望を出すカードが探しやすいように、カードファイルにし
  た。

  【気をつけたこと】
    全部変更してしまうとパニックを起こすので、今まで
    使っていたカー
ドとボードはそのまま残し、その隣に
    新しいボードを貼った。


  【結果】
    混乱することなく、新しいスケジュールボードを使っ
    ている。

    カードファイルは、なかなか使ってくれず、要求は今
    までのようにカードを出して
きていたが、その都度新
    しいカードファイルを開けて確認させることを続
ける
    と、自分から新しいカード帳を持ってきて要求をして
    くれるよう
になった。



 → 一日のスケジュール
 → 週間スケジュール(カレンダー)
 → 携帯用のスケジュール


→ 『マクドナルド×』、『学校×』といった
『活動×』カード







     構造化(〜9歳)                    前へ          次へ