士幌線   帯広−士幌 78.3km
 十勝平野から、東大雪の山懐深くに延びていた士幌線は、その沿線風景は変化に富んでいた。
当初は森林資源開発の役割を担っていたが、過疎には勝てず1978年には糠平−十勝三股間が全国初のバス代行となった。利用客が増えれば再び列車が走るはずだったが、増えるはずもなくそのまま全線廃止となった。終点の十勝三股は標高633mで道内最高所の駅だった。

使用カメラ  ミノルタXE
使用フィルム コダクローム64

沿革  1925年(大正14年)  帯広−士幌間開業
    1939年(昭和14年)  士幌−十勝三股間開通により全通
    1978年(昭和53年)  糠平−十勝三股間代行バス化
    1987年(昭和62年)  全線廃止





1978年3月
十勝三股
かつては、製材所までのレールが有ったのだろうか踏切があったが、ご覧の通り除雪された雪が積み上げられていた。
1978年3月
十勝三股
バス代行になる9ヶ月前である。無理もない、この駅で降りたのは私1人だった。この駅から乗ったのも私1人だった。遠くに見える山は東大雪のニペソツ山と天狗岳である。
1978年3月
十勝三股
遠くの山はウペペサンケ山、手前の足跡はキタキツネのものである。





北海道廃止路線  北海道昔の写真
鉄道写真集トップへ
RAILギャラリートップへ
ギャラリー弐番館トップへ