カッパドキア 

 5月です。前日は夕方にちょっとだけしか見られなかった奇岩群ですが、本日は全貌が見られます。高台にある展望所からはきのこがたくさん見えます。いや、きのこ型の岩なんですけど。すごいですね。壮観。

土の柱。阿波の土柱とは規模が違いすぎ!すごい壮観。

 このあたり一帯はこんな地形の所が数カ所に見られます。その中の一つに鳩の谷と呼ばれるところがあります。ここもかつては人が住んでいたところで、あっちこっちに穴のあいた壁が目に付きます。今じゃあ、人じゃなくて鳩が住んでるらしいです。

鳩が住んでるらしい。ここも人が住んでいた。

 鳩の谷もいいけど、それよりももっとすごいのがギョレメの野外博物館です。ここはもともとキリスト教徒が隠れ住んだところなんですけど、そこがそのまま博物館になってます。教会や食堂もあってほんとに街の機能を持っていたんですね。なんか秘密基地の気分。

ここが博物館?野外です。野外博物館です。

 教会の中にはフレスコ画が描かれています。全部で3ヶ所あります。それぞれのフレスコ画には意味があり、ノミの絵なんかも描かれていました。ノミは当時の人間の大敵だったらしく、悪魔の象徴として描かれています。ここの絵の一部は徳島県鳴門市にある大塚美術館で見ることができます。

ここは教会。教会に行くのは今日かい?(^_^;)\('_') オイオイ...顔が削られている・・・

 アヤソフィアモスクの時にも述べたように、ここのフレスコ画もイスラムの侵入と同時に顔が削られています。それにしても見事なもので、ここにフレスコ画も色はオリジナルが残っており貴重なものであると同時に保管の方法もいろいろと問われているとのことです。だって、雨ざらしってわけじゃないけどほんとに野外ですからね。

妖精の煙突人ならぬ者がつくるから自然は不思議なんですね。

 ギョレメ以外にもそうした人が住んでいたところが見学できます。さすがにフレスコ画まではありませんが、それでも修道士が修行をしていたところなんかもありとっても不思議な空間です。

ここにしかいない鳩。くるくる舞うらしい。足に羽がついてる変な鳩。

 ここに住んでいる鳩を偶然写真に撮ることができました。これがくるくる舞う鳩なんですね。この地域にしか生息していないらしいです。飛ぶときに足の羽で方向を調整するらしいですが専門家じゃないので詳しくはわかりません。
 この日も昨日と同じホテルで宿泊。翌日がまた朝早いのです。


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