使用楽器¶
フラメンコ・ギター
- 指弾きによる多彩な演奏表現が特徴です。表面板に張ったゴルペ板という 透明な防護板を爪で叩いたり、兎にも角にも弦に直接触って音を出しているので アーティキュレーションの宝庫になっています。
- ギタートリオ、ワールドミュージック系向けによく使います。 糸杉という木材を使った刻み感のある音がリズム楽器として重宝します。
- ピックアップを付けてアンプを使いますが、生音とアンプの音のミックスを 好んで使っています。フラメンコギターの奏者が楽器を傾けて弾くとき、 それは喧騒な酒場や踊り舞台で自分の音をモニタリングするのが目的です。 ギターは音が小さいという弱点があるのです。
ピックギター
- 見栄えがよいのでジャズ、歌ものに使っています。
- 電気楽器のない時代に、少しでも大きな音を出す為に考えられた構造をしています。 アーチ型をしたボディで、太い鉄弦の強烈な張力を支え、 一番音量が出るといわれる f字型のホールを持ったデザインになっています。 生音で十分音量はありますが、電気楽器と一緒にやるときはアンプを使います。 電磁ピックアップを使ったエレクトリックギターとは違った 生音重視のチューニングをしています。
- このようなマッスル指向のギターではピック(爪のかわりの小さな板)を 使わないと指がもたないので、ピックギターと呼ばれます。