トカラの島々は、広大な東シナ海によって本土や沖縄などの島と隔絶され、厳しい自然環境の中にあります。火山の島、サンゴ礁の島、温泉の島とそれぞれに特色を持ち、中でもトカラ構造海峡は生物地理学上、渡瀬線という最も重要な海峡とされており、トカラには無垢の自然、古い歴史や文化の伝統が残っています。
人々は限りなく優しく、人情豊かな人の和が脈々と息づき、過去から未来へと引き継がれています。
このページは、レジャー志向の高まりやアイランド趣向で脚光を浴びつつあるトカラ列島（十島村）への定住を促進するために、十島村が実施している『定住促進制度』について解説しています。 |
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小宝島在住 Ａさん
東京生まれの私と、埼玉生まれの家内とこの島に住むようになったのは、東京で行われた「全国離島フェア」で十島村を知ったのがきっかけでした。
ぜひ、行ってみたいと思い、４０日の休みを取ってここで過ごしてみると気に入って、役場に話をして、移住してきました。
海はサンゴ礁が綺麗で透明度も高く、満点ですね。また、星もきれいで、夜空を見上げると天の川が手にとるように広がっているんですよ。
普段は潜水士の仕事を中心に、漁師、土木建設工事の仕事をしながら暮らしています。 |
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諏訪之瀬島在住 Ｂさん
東京にいる頃からよく南の島へ旅をしていて、奄美大島の名瀬には何度も来ていました。あるとき、船の中で十島村の人に出会ったのがきっかけです。それから何度か来ているうちに、ここで暮らせたらいいと思うようになったんです。
来た最初は、住むところも竹やぶで、友だちと一緒に土地を拓いたものです。自分で食べるくらいはと思って、野菜作りも始めました。中学の頃にランボ＾ーの詩を読んで感動して以来、今でも時々詩を書いています。
普段は小さな船で漁をしています。島の人は心の優しい人ばかりです。島では集落全員で作業をすることも多く、それを通して深い連帯感が育っています。 |
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