中之島でのみ飼育されている。県の天然記念物に指定されているとはいえ、現在20頭ほどしかいないため、絶滅の危機が去ったわけではない。 日本馬の原種といわれている。以前はごく普通に農耕馬として使われていたが、農機具の発達と共に使われなくなり、現在では純粋に種を守るためだけに飼育されている。 ※2007年秋から東京・上野動物園で種の保存を兼ねて、飼育展示される。
口之島にだけ生息している。現在の生息数約100頭。 もともとは家畜として飼育されていたものが野生化したものではないかといわれている。 世界的に見ても、完全な野生状態が見られるのは口之島だけである。 年に数頭捕獲され、徳之島の闘牛などに使われている。回り込むように生えた角に特徴があり、野生牛の強さは他の牛の追随を許さない。 学術機関の研究も盛んで、京都大学は定期的に調査を行っている。
古くは奄美大島や沖縄各島にも生息していたが、現在では野生のものは「トカラ」にしかいない。 沖縄などではヤギを食べる習慣があるために絶滅したのではないかと思われる。
ツグミ科の小鳥。種子島、奄美大島、徳之島に留鳥として分布。清流のある深山の林に生息。 翼長7cm。オスは背面が濃暗赤色、胸腹面は白く、のどの部分だけ黒色。メスには、黒色部分はなく、全体に暗色。 習性は近似種のコマドリに似ている。林内の地上で食物をとる。 羽色が美しく、飼い鳥にされるが、保護鳥である。 トカラ列島(十島村)の村鳥でもある。 トカラファンの中には、この鳥の美しさに惹かれてトカラに通いつめている研究者もいる。