新屋公民館前道祖神2
「宝暦九年(1759)四月吉日」
紀年名の入った中では、穂高で一番古いとされている。
年代が分からない物で、もっと古いだろうと、推定される物はあります。
高さ52cm、幅35cm、厚さ15cm。
比較的、小ぶりの神だ。
握手像。酒器像よりもこちらの方が数は多い。

この裏面
「帯代九両、富田村」と刻まれてある。

この神は、隣の富田村から盗んできた物だそうだ。

江戸から明治にかけて、
近くの村から、道祖神を盗んでくるのが流行っていたそうだ。
若者が力比べを、面白がってやっていたのだろう。
その防衛策として、帯代(嫁入り代)○両などと刻んだらしい。
盗んだら○両請求してやるぞ!との意味だろう。
面白い。よくこんな重いモノを担いでこれたものだ。
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