国重要文化財・曽根原家
右側のお宅ですが、ただの古い家だな〜
って感想しかないと思いますが、
これが昭和48年に国の重要文化財に指定された
由緒正しきお宅なのです。

切妻造板葺平入で長坂石置屋根、見せ抜きの建築です。
江戸時代前期、慶安前後(1650年頃)のもので、
本棟造系統に属する民家としては日本最古のものです。
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難しくて分かりませんね〜

今もだれか住んでいそうですが、
今はこの母屋には誰も住んでいません。
文化財になっちゃうと、
そのまま保存しないといけませんので、
住めないそうです。
ご家族は皆さん、左の方の家に住んでいるんのです。

曽根原家は江戸時代、世襲の庄屋をつとめた家てす。
戦国時代までは、大町に居館したこの地方の豪族仁科氏に属する武士で、
仁科氏が武田氏によって征服された後、帰農して穂高町南原の地に住み、
その後、現在の有明新屋に移り住んだと伝えられています。

戦国時代からの自分の先祖の在りようが、
分かっているというのは、どんな気分なのでしょうね?
血統証付き、みたいな感じでしょうか?

昭和52年12月に復元修理工事が、文化庁の指導により行われました。
建物は一旦解体し、綿密な調査に基づき、古材はできる限り再利用して、
建物が造られた当時(慶安頃)の姿に、なるべく近く復元されたそうです。

この建物は「本棟造(ほんむねづくり)」の系続のものてす。
しかし、標準的な「本棟造」とは異なった構造をもち、
建築年代の古さもあわせ、「本棟造」が完成される途中の
姿を示すものと考えられ、学術上重要な建物てす。
「本棟造(ほんむねづくり)」は、
長野県の中信地方から南信地方にかけて分布する民家の形式である。
切妻造り妻入り、ゆるい勾配の屋根、
雀おどしと呼ばれる棟飾り、正方形の間取りなどが特徴。
ごめんなさい。
なんかとても難しくなってしまいました。
そんな難しい話より、有明山とこの古民家が
安曇野の風景にマッチしてるな〜
いいな〜と思っていただければ、
私は嬉しいのですか・・<m(__)m>
曽根原家の雪景色
 
 
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