合言葉はエコ!

コース  洞爺湖−大滝−支笏湖−千歳−夕張−日高
内容  金比羅火口災害遺構散策路、洞爺湖ビジターセンター&エコセンター、DMV試乗、サミット会場視察
宿泊場所  沙流川オートキャンプ場
入浴場所  ひだか高原荘
走行距離  226キロ
総走行距離  1158キロ
5時起床。
ん? 喉が痛いぞ。風邪を引いたかな? そういえば、夕べは寒かったな。
仕事がの時は、起こされたって「あと5分寝かせて」と哀願しなかなか起きないくせに、北海道では極めて早起き!
頼まれてもないのに、かってに目が覚め、即パワー全開になる。
きっと、脳が「寝ているともったいないから起きろ」と命ずるんだろう。
いつもとは反対にママを起こし、朝の散歩に出かける。

朝からジョギングをしている人、犬の散歩をしている人、それぞれ北海道の爽やかな朝を満喫している。
σ(^_^;も負けじと、軽い空気を胸いっぱいに吸い込んで、北海道にいることの充実感を味わう。




途中、足湯ならぬ手湯があったが、顔を洗うのも兼ねて「顔湯」としゃれ込んだ。
昼間だと周りに人がいて恥ずかしいが、誰もいない朝なら迷惑かけないし、大丈夫。
熱った顔に、朝の冷たい空気がなんとも気持ちがいい。
あなたも騙されたと思ってやってみたらどうですか(笑)。

  




金比羅火口災害遺構散策路   

ユーロに戻り、朝食を済ませたあと、金比羅火口災害遺構散策路へ出かけた。
2000年の有珠山噴火は記憶に新しいところだが、その際の災害遺構を観光スポットとして、整備公開しているのだ。
自然の猛威という危険と隣り合わせの地域ではある一方、温泉や観光スポットなど恩恵も受けている。
洞爺湖地区は、まさに自然と共存しているのだ。
以前は、誕生した西山火口群を間近で見学できる「西山火口散策路」に行った。
「新・初・未」がテーマである今回は、「金比羅火口災害遺構散策路」に行ったというわけ。

泥流に飲み込まれた温泉施設「やすらぎの家」や「桜ヶ丘団地」、そして流された橋の3つが主な遺構。
改めて噴火の凄さと一人の犠牲者も出さなかったという危機管理の高さに感心するばかりだった。





洞爺湖ビジターセンター&エコ・ギャラリー

金比羅火口災害遺構散策路の駐車場の目の前に洞爺湖ビジターセンターがある。
入場無料なので、入館した。ちなみに、新設された火山科学館と隣接しているが、こちらは有料(600円)

ビジターセンターの類は、北海道だけでなくあちこちにあり、自然にあふれた場所なら、存在しているといってもいいだろう。
無料のところが多いので、けっこう入場してブラブラするが、あまり記憶に残っていない。
広葉樹の葉っぱとか、どんぐりの種類とか、野生動物の生態とか、自然愛好家ならともかく、あんまり面白くない。
ところが、この洞爺湖ビジターセンターは、違った。 
展示が工夫されており、気がつくと1時間近くもじっくり見学していたのだ。
個人的にはビジターセンター国内チャンピオンである。
スタッフも大変親切で、一つ聞くと本当に丁寧に説明してくれた。
特に1階フロアに洞爺湖の空中写真が大きくプリントされており、なかなか見ごたえがあった。
それに有珠山噴火の写真や資料は迫力があった。
ちなみに、サミットの首脳が来たか聞いてみると、ファーストレディなら来場したとのこと。
それでも、すごい警備だったそうだ。
火山博物館に入館すれば、もっと楽しめただろう。(今回はパスしてしまったが)


 ついつい、おバカなことを(笑)

展示用PCも凝っていた。

ビジターセンターの隣接敷地に期間限定でエコギャラリーが仮設巨大テントで展示されていた。
驚くことに展示物が、基本的には全て紙(ダンボール)で作られていた。
洞爺湖サミットに合わせて、エコや自然環境に徹した展示紹介を行っているのだ。
立体絵本やクイズを使って、楽しく分かりやすく学べるようになっている。
ものぐさのσ(^_^;もギャラリーを後にするときには、
「こりゃ、なんとかしなきゃならないぞ。 自分にできることからやってみよう」と堅い決意を持っちゃうから不思議だ。
学校も見習わなくちゃならない。

 「どうなる地球」 映像や資料のインパクは絶大

仮設展示場 牛のうんちはどこへ! なんと!
なるほど〜 入りません!レジ袋 巨大本

さて、問題です! 
どれだけのCO2排出を削減できるでしょうか?
     

すっかり勉強させてもらったので、チャレンジi宣言して、チームに加入しました! 
チーム・マイナス6%
σ(^_^;の場合は、トイレのフタを閉めます! エコ運転に心がけます! パソコンを使う時間を減らします!
もっとも、CO2を削減する前に体重を削減しないといけませんが(笑)。
  
すっかりエコ気分になり、外に出ると、そこには黄色いバスが! あっDMVだ!

 DMVって知ってますか? 知っているとすれば、かなりのエコ通というか鉄ちゃん。
 DMVとは Dual Mode Vehicleの略。鉄道と道路を双方向に走行可能な「夢の乗り物」です。開発はJR北海道。
 σ(^_^;は鉄ちゃんじゃないけど、TVで特集をやっていたことがあって、知っていたのだ。
 それが、ここ洞爺湖で体験試乗会を偶然やっていたというわけ。
 予約はしてなかったけど、空があるというので、さっそく申し込みました。試乗と言っても実際のレールを走るわけじゃなく、駐車場の一角に仮設された30m程度のレールを走るだけだが、最初はバス、レール上ではまさに鉄道のダブル感覚を味わうには十分。これはラッキーだった。
 営業は、すでに試験的に始まっていて、道北のオホーツク海に面した浜小清水〜藻琴駅間で試験的営業運行をやっているそうです。

詳しくはこちら。

運転席は車そのもの

前車輪が出てきた!

切り替えはボタン一つ

鉄道走行中(駆動は後輪タイヤ)


ザ・ウインザーホテル洞爺

2008年洞爺湖サミットの舞台となった北海道屈指の高級リゾートホテル
洞爺湖を見下ろす山の上に誇らしげにたっている。
以前から、存在は知っていましたが、サミットの会場になるとはね〜。
バブル時代の申し子ホテル。一度は営業不振でつぶれてしまったようだが、復活していたのだ。

今日は、泊まったわけではない。クロワッサンを買いに行ったのだ。
聞くところによると、整理券が配布されるほどの人気。

ユーロではきついくらいの坂をぐんぐん登っていく。
手前の駐車場に停めさせられ、歩いていくと、その雄姿が姿を。
この日は霧の中だっただけに、なんか神秘的な感じ。「お〜ウインザー!」って感じ。

ブッシュ大統領も歩いたフカフカのカーペットの感触を味わいながら中に入ると、そこはまさに高級ホテル。
開放感にあふれるロビー。窓には一面の洞爺湖。高級感あふれるソファ。
ラウンジでは外国人女性がハープを演奏している。
またまた「お〜ウインザー!」って感じ(笑)
喫茶ラウンジがあるんだけども、値段を見ると紅茶一杯なんと2000円。こりゃ無理だ〜。

お目当てのクロワッサン他、パンを購入。特別美味しいというわけじゃなかったけど、いい話のネタになりました。
いつか泊まってみたいです。


霧の中のウインザーホテル。
我が家と同じような、いわゆる日帰り客が大勢いた。
玄関前アプローチ。宿泊者はここに駐車できるようだ。
これが人気のクロワッサン。1個240円(だったかな)
パン屋の名前は、「ホテル・ド・カイザー」

そうそう、σ(^_^;の前に並んで高級パンを大量に買った老婦人。財布の中は札束がぎっしり入っていた!
 


立ち寄りスポット

次回は、宿泊客になるぞと心に誓い、一路日高をめざします。
といっても、途中あちこち寄ってしまったわけで。

ウインザーホテルのアプローチ道入り口にあるレイクヒルファーム
ここのアイス、種類が豊富で結構うまいんですよね。いつも寄ってはアイスをなめています。
 今日は、ウインザーのクロワッサンでランチも兼ねました。
    
 おなじみサイロ展望台。
 ここからの洞爺湖の眺めは最高です。

  
 洞爺湖から支笏湖に向かう途中にあるきのこ王国。道の駅「フォレストフォーレスト276大滝」の隣。 
 実は、この「きのこ王国」を道の駅だと勘違いしていて、有名な豪華トイレを探してしまいました。
 日本一売れている一杯100円のきのこ汁は旨かったっすよ。
 湧き水も湧いていて飲料水給水もできました。
  
  


途中、苔の洞門と支笏湖は時間の関係で断念。
特に苔の洞門は未踏の地なので、次回はぜひゆっくりいってみたいところ。
この後、千歳ー長沼ー夕張と抜けて、いでちゃんの待つ日高沙流川キャンプ場へ。
北海道に来るに当たっては、随分いでちゃんのお世話になっています。
出会ってから4年。年に一度だけ北海道でお会いするのだ。
無理言って北海道限定じゃらんを送ってもらったり、丸秘情報をおしえてもらったり。
  

サッポロクラシックとジンギスカンで宴会!
さすがに地元ジンギスカンは旨い。ビールも進むこと進むこと。
お風呂は、すぐ近くにある「ひだか高原荘」の日帰り入浴。
浴室が以上に熱かったな。のぼせてしまいました。でも、おかげで帰り道の夜風が気持ちいいこと。

夜は、消灯時間を守ってぐっすり。明日も長距離移動だ!

やっぱり北海道はいいなぁ!