夏の旅行

ハンドメイドと楽しいくらし

2007夏の旅行



今年も夏の旅行がやってきました。

尾瀬(群馬)、那須(栃木)、いわき(福島)の予定です。

8月13日(月)

今日から1週間の旅行に出発です。
3日前に我が家のランクルにトラブルが発生し、
一時は出発が危ぶまれましたが何とか間に合い、
改めて旅行に行ける喜びを実感しました。

それにしても、いつもなら土曜の出発にしているのに、
月曜にしておいてよかったぁ〜。
さて、今回はどんな旅かな?

7時に自宅を出発すると関越道を北上し、
まずは「榛名山」へ・・。
榛名山は新潟に行く途中によく通るのだが、
まだ一度も行ったことがないところ。
7月の三連休に、ここでキャンプ予定をしていたのだが、
あいにくの台風で、キャンセルとなってしまった。

関越道の渋川伊香保IC1つ前のPA内、ETC専用のせこい出口より下り、
榛名山目指して山道を走っていく。
こちらからの車はほとんどいないようだ。

榛名山は榛名富士といわれるだけあって、サスガ姿が美しい!
その姿が榛名湖に映って更にお美しい・・。(^O^)


お決まりの観光コースで、ボートで榛名湖を漂うと、
とても気分が良く、みんな笑顔だ。
ロープウェイで山頂にでも上りたいところだが、
先は長いので、次へ向かおう。

再び渋川伊香保ICより関越道に乗り、沼田ICで下りる。
明日は日帰りで尾瀬に行く予定なので、
沼田市内のホテルに泊まることにしたのだ。

午後から「たんばらラベンダーパーク」へ・・。

ここは、標高1300mの玉原高原にあり、
5万株のラベンダーが植えられているそうだ。
私たちが行った時はちょうど満開であった。

リフトに乗り頂上へ上がると、
ラベンダー畑が広がっていた。
連日の猛暑が続いているが、ここは風が吹いていてとっても涼しく、
別世界。
さすが高原だね。

ブナ林では、ぽっかり穴の開いた大きなブナを発見!
何気に覗くとクワガタがいた!
オニクワガタとツヤオニクワガタだ。
みんなで夢中になって探し、結局7匹ゲットした。
やったぁ〜

クワガタgetで気を良くし、帰りはリフトに乗らずに、
のんびり下った。
一番喜んでいたのは長男だ。

翌日は尾瀬に行くので早々に宿に着き、明日の準備をする。
私はクワガタ採取が楽しかったので、
洗濯しながらキョロキョロしてると2匹発見!
もちろん主人と長男も虫探しに出掛けた



8月14日(火)
今日も暑〜く、晴天だ。
朝食を早々に済ませ、8時前に出発。
下調べによると、尾瀬で写真でよく見る湿原まで行くには、
随分と時間とお金が掛かるようだ。

ここから戸倉まで車で1時間。
戸倉の駐車場に車を置いて、鳩ヶ谷峠までタクシーかバスで20分程かかる。
バスは大人片道900円(子供450円)、駐車場代が1000円なので、
家族4人だと結構かかる。
(鳩ヶ谷峠の駐車場は早朝5時半で満車になったそうだ。)


鳩ヶ谷峠からはまず、湿原の入り口でもありビジターセンターのある、
「山の鼻」目指して10時前に出発。
暫くは急な下り坂が長いこと続く。

下りが終わると安定した木道が待っていた。
(尾瀬国立公園の群馬県側(特別保護地区の7割)は東京電力の所有地であり、
木道の板、一つ一つに東京電力のマークが入っていた。)

反対側の木道を歩くハイカーと(明け方に出発して、帰ってきた人)
挨拶を交わしながら歩く。

所々に湧き水があり、綺麗な川の流れには、必ずヤマメの姿が確認できた。
人の手が入っていない事と、水がきれいな証拠。

遊びながら・・それでもコツコツ歩き、11時半に山の鼻に到着した。

そこで昼食とビジターセンターを見学して、
12時半に湿原の「牛首」に向けて歩き出した。
歩き出すと今までの木々が消え、
突然広大な湿原が現れた。


ああ!これが尾瀬なんだ!


いつかは来たいと思っていた尾瀬の景色を目の前に感動!

燧(ひうち)ケ岳に向かってまっすぐに伸びている木道・・・
青い空、さえぎるものは何もない。
1時間以上歩かなければ見る事が出来ないからこそ、
ここの自然は保たれているのだろう。

尾瀬の四季の写真を見ると本当に美しい。
ここに魅せられた方は、この風景を求めて何度も足を運ばれるのでしょう。
日常では決して得られない情景に胸がキューンとなるのだ。

既に水芭蕉もニッコウキスゲもとっくに終わっていたが、
夏の日差しの中の緑もとってもきれいだ。
しばし、美しい景色に魅了される。
そういえばゴミはひとつも落ちていなかったな。

そんな中、ここで私は最大のミスを犯してしまいました。

この日は全国的に猛暑であり、
尾瀬ではそれ程暑いとは思っていなかったのだが、
山の鼻に来るまでに1Lもの水を飲んでいたのです。
しかも距離はあってもずっと木陰が続き、
川が流れ、湧き水もあり、体力をそれ程使うような道ではなかったのに・・・。

そして、その先の湿原は景色は素晴らしいものの、
陰一つない木道が延々続いていたのです。
休憩場所もほとんどなく、後ろから次々にハイカーがやって来ます。

その時私の水筒に水は一滴も残っていなかった。
炎天下の中、頼りの水はからっぽなのです。

しばらくはここで引き返すのはもったいないと頑張って歩いていたが、
突然目の前がチカチカしてきました。
軽い熱中症でしょうか?

前方を見ると、数人前を主人と子供が元気良く歩いている。
振り返りもせず・・・。
私は立ち止っている。
どんどん後ろの人が私を抜かしていきます。

「お父さん、振り返って・・。」
「お母さんは?」って子供達は気がつかないの?

遠く離れてしまった父子を走って追いかけるエネルギーは、
ほぼゼロ。
ううっ・・・。みんな冷たい・・・。

ここから分岐の牛首まで行って山の鼻まで戻るのに1時間は掛かる。
そこで私はこの先を行くのを断念!

沼地でハンカチを濡らして頭に乗せ、
水を我慢しながら帰りの木道を急ぎました。
途中何人かすれ違う人のペットボトルが目に入る。

「お願いです。一口だけ下さい。」
何度そう言おうかと思い、言葉を呑んだ事か。

いやいや、誰にとっても貴重な水、
それをいただいては申し訳ない。
ぐっと我慢して山の鼻まで戻った。
こんなに水の大切さを感じたのは、本当に久しぶり・・。

結局主人たちは牛首まで行き、暫く私を待っていたらしいが
いつまで経っても来ないので、戻ってきたらしい。

私も山の鼻で水分を補給し、元気をとり戻した。
ここから鳩待峠まで又頑張らなければ。

ボッカさんといわれる、
山小屋に荷物を運ぶ人。
若い女の人もいた。
熊よけの鐘 帰り道はだいぶお疲れ・・・。

4時半に最終のバスが出ると言っていたので
帰りはややスピードアップで歩く。
最後の上りは長男が手を引いて、
主人が荷物を持ってくれた。(ううっ、ありがとう。)
途中に倒れている人もいた。

そして何とか時間には間に合い、
5時には戸倉の駐車場に戻れた。
(後から思うにタクシーはその時間以降も運行していたのではないか?)

                 

この後は日光に向かう・・。
国道120号をひた走り、途中奥日光の「湯ノ湖」に寄る。
湖底からは湯元温泉の温泉水が湧き出しているという湯ノ湖。
そのせいかとっても硫黄の臭いがした。
ちょうど夕暮れ時であり、
とても幻想的な景色であった。

    

少しすると左手に雄大な男体山が見え、
中禅寺湖、華厳の滝へと続く。
ここは翌日観光予定なので通り過ぎ、
いろは坂を下る。

いろは坂・・・恥ずかしながら、実は初めてなのです。
紅葉と渋滞という、嬉しいものと嫌なものが合体している
有名な観光スポット。
しかし、夏の行楽シーズンとはいえ、時間的に車は少なく、
比較的ゆっくり下ることが出来た。


確かになかなかお目に掛かれないような、すごい急カーブ。
周りの屏風岩も圧巻です。
紅葉時は綺麗であろう。

ちなみに名前の由来は「いろはにほへと・・・」の48字と
カーブ数が同じところから付いたらしい。
駆け足で日光市内までやってきたが、宿に着いたのは8時だった。


8月15日
日光市内も暑い。
今日は華厳の滝などを観光する予定だったが、
宿が現地と思った以上に離れており、
戻っていろは坂の渋滞にはまってしまっても・・と予定を変更し、
竜王峡の虹見の滝」を見がてら、
那須に向かうことにしました。

竜王峡は2200万年前の海底火山により噴出した火山岩を
鬼怒川の急流が削り取り、
現在の景観になったといわれています。
ハイキングコース入り口の無料駐車場に車を停め、
お土産屋さんの間を通って急階段を下っていきます。
上りの方は暑さと疲れでヘトヘトになっていましたが、
私は前日尾瀬を経験していたので、(途中リタイアしたけど)平気でした。

途中橋の上より望む渓谷はなかなかのもの。
しばらく川で水遊びもする。

その後はまっすぐ那須に向かう。
お昼過ぎに到着し、早速「那須フィッシュランド」へ。
ここは、ニジマス釣り、イワナ・ヤマメ釣り、ルアー・フライ釣りに分かれている釣り場。
私達は二時間釣り放題、
2800円のニジマスコースをしました。

主人の竿を持ち込みで、子供と交代で挑む。
すると、もう入れ食い状態・・・。
他のファミリーは余り釣れていなかったのですが、
我が家は糸と餌のせいか(皆はミミズ、うちはぶどう虫)
申し訳ないくらい釣れてしまいました。

「2800円でこんなに釣ったら悪いよ。それに旅行途中だし・・・。」

結局1時間もしないで16匹釣り、
残りの1時間も釣りたいと言う子供を何とかなだめ、
すぐ前の川で遊びがてら、魚を焼く事にした。

炭火焼のニジマスはとっても美味しくて各々2匹ずつペロリと食べてしまいました。

ジュージュー うまし うまし
               

コテージに着いたのは6時。
ここは年に2度ほど来る所で、
社員はとっても安く泊まれるのです。
2万坪の敷地内を10組程で共有出来るのだ。

那須高原にある為気温も低く、全国的な猛暑の中ですが、
クーラーも扇風機も要りません。
今回は「風のコテージ」。
前面ガラス窓で、風が抜けるように造られています。


夕食はフランス料理のコースです。
フランス料理なんてはっきり言って、
ここに来た時しか食べられない。(>_<)
ワインなぞ飲みながら堪能・・。  美味しい・・。
                              

早めに食べてしまった長男は外が気になってしょうがない。
ここは林の中なのでカブト・クワガタがいるのだ。

いつも誰かを誘って行動する長男だが、
自分一人で外に出掛けていった。
デザートも要らないと言うから、よっぽどだろう。

暫くすると、
窓越しにミヤマのメスを見せにきた。
ここはミヤマがいるらしい。
今はもう8月だが、
7月にはコテージの網戸に7匹も飛んできたという、
虫虫天国だ。


食後外に出ると、満点の星空だった。
「星に手が届きそう!」ってこういう事を言うのだな・・・と、思う。



2007 夏旅行 その2に続く


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