オーディオ・スピーカ交換レポート (概略構成図)
12/28()更新  From MSK
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■ 基本構成

基本的な構成としては、純正デッキからのスピーカ出力を、追加したCDプレーヤ(DEH-P7)の
LINE入力に入れ、DEH-P7のスピーカ出力を、純正のスピーカ行きのケーブルに接続してあります。

この際、純正デッキから出力された音声信号は、純正デッキの内臓アンプで増幅されていますので、
そのままではDEH-P7のLINEに入れることができません。そこで減衰器(図中ATT)を挟み、20dB
減衰させた後にDEH-P7のLINE入力に入れます。この減衰器はカーオーディオ店等に行けば、
店内の隅の方に置いてあると思います。

そしてDEH-P7の上に書いたCD-RB10とは、CarrozzeriaのデッキにLINE入力インタフェースを追加
するためのアダプタのようなものです。


■ ナビゲーション音声について

純正ナビ装着車の場合、デッキから出た右フロントの音声信号は、一度ナビゲーションコンピュータ
に入り、ここでナビゲーションの案内音声が付加されますので、従来通りナビゲーション音声を聴く
ことができますし、音声案内中は右フロントのみATT状態となります。


■ 音声認識時の全チャンネルミュートについて

DEH-P7から音楽を再生している際には、音声認識時の全チャンネルミュートが効きませんので、
自分でDEH-P7のATTボタン(リモコン)を押してミュートしてあげる必要があります。
純正デッキに入っているミュート信号を、DEH-P7に入れてみたのですが、無理でした。
もちろん純正デッキにて再生している場合には問題なく全ミュートされます。


■ 将来の構成について

今回は上記の構成で落ち着きましたが、将来的には外部アンプを増設したいと思っています。
また本来であれば、純正デッキのプリアウトを取り出したいところですが、デッキの内部に手を
加えることになるので、やめにしました。一度内臓アンプで増幅した信号を減衰させ、また増幅
させることになるので、SN比の面で心配でしたが、思ったより音質の劣化は無いようです。

また、純正の音声ライン(ケーブル)は非常に細いものですし、途中にナビのコンピュータ等が
入るのは、オーディオ環境としては、負の要素となってしまいます。本当はオーディオラインを
単独で増設し、ナビゲーション音声は別スピーカで鳴らせられれば音質的には最良なのですが、
使い勝手と手間を考え、当分はこのまま使ってみる事にしようと思います。


■ 免債

ここで紹介した方法は、純正環境での使用条件を超えたものですので、実践される方は、
ご自身の責任で行うようにして下さいね。

今回私は、純正内臓アンプを使いたくなかった為に、最終的にDEH-P7のアンプ出力を使う
構成としたのですが、音質に執着しなければ、デッキを追加し、純正オプションのVTRアダプタ
に音声を入れてあげるのであれば問題ないと思います。