自分のページにありそうでなかった「クワガタカタログ」を突然作りたくなった。図鑑のヤツを転記すれば簡単にできるとは思うが、なるべく自分の経験で語りたいので、未熟ながらも全部実績をベースにして作ることにしたい。完全なる「自己中心的クワガタカタログ」である。 従って、採集経験のあるクワガタしかここには掲載されていない。
当然、これからも経験を積んでいくわけで、その度にここを更新していこうと思っている。
あくまでも実績ベースなので、当然図鑑や他の方の情報とは表記が異なる部分が多いことにご注意いただきたい。細部やちゃんとした生態を知りたい方は図鑑などを参照していたければと思う。
2002.12.1
「いつものやつ」と勝手に名づけた。低地、山地を問わず、非常に広範囲で採集が可能である。クヌギやヤナギを中心にして、広葉樹全般に集まる。樹皮めくれや洞などをたいへん好み、とにかく隙間があれば入ろうとする。
越冬は♂でかたまっている例を数例目撃している。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):4月〜10月
★採集方法:樹液、灯下、材割
★マイギネス:
♂:50.9mm
♀:?
大型の♂は内歯が1対あるが、小さくなるにつれ徐々にはっきりしなくなり、小型の♂は内歯が確認できなくなる。足はやや長く、ヤナギなどにしがみつくこともできる。
★あ〜的コクワガタの魅力:本当に幅広い範囲に棲息しているため、何も採れない時に最も頼りになる。
コクワガタよりやや高標高の場所や山間部に多く見られるが、千葉においてはその限りではない。ブナ帯ではアカアシクワガタやヒメオオクワガタが食い散らかしたようなヤナギの枝のボロボロな部分についているのが時折見られる。
亜種は採集していないので割愛させていただく。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):6月〜11月
★採集方法:樹液、灯下、材割
★マイギネス:
♂:?
♀:?
大型の♂には独特の内歯があるが、小さくなるにつれその鋭さはなくなっていく。ただし、どんな小型個体でも内歯ははっきり残るため、コクワガタと容易に区別することができる。小型の♀は光沢が強い。
★あ〜的スジクワガタの魅力:「コクワではないこと」かな。(^^;)
主に高緯度、高標高に多く分布する。ブナ帯のヤナギでは大量に採集できるが、数多いヤナギの中の数本に集中している場合が多い。比較的低地のクヌギなどでも採集できるが、このように集中する例はまだ見られていない。飛行性は高く、山間部の外灯などでも多く採集できる。材割ではブナの立枯れや倒木で一度に何頭も採集される場合が多い。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):6月6日〜10月
★採集方法:樹液、灯下、材割
★マイギネス:
♂:51.3mm
♀:34.0mm
足や体の裏が赤いので他のクワガタとは容易に区別できる。小型の♂の内歯は大型に比べて1〜2対少ない気がする。非常に上品な光沢があり、個人的には大好きなクワガタである。
足はたいへん長く、ヤナギの小枝にもつかまることができる。
★あ〜的アカアシクワガタの魅力:綺麗な形と色ツヤに魅かれる。またヤナギにつく姿は何頭見つけても楽し かったものだ。
東海地方以西では個体数も多く採集も容易であるが、関東以北ではポイントを見つけるのがなかなか困難である。ただし、ポイントさえ見つかれば簡単に採集は可能である。低地性のヤナギの洞を好んで棲息している場合が多いが、それに限らず非常に多くの樹種で棲息している。飛行性も高いため、灯下でも簡単に採集ができる。また、本種についてはイチジク根部土中での集団越冬を確認している。
数種類の亜種が存在するが、まだ採集していないので割愛させていただく。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):5月〜10月
★採集方法:樹液、灯下、材割
★マイギネス:
♂:6x.xmm
♀:?
♂は1対の内歯の先にギザギザの内歯をもつが、小さくなるほどはっきりしなくなり、小型の個体にはギザギザは確認できなくなる。また、小型になるほど光沢が強くなる。足は短くて太い。
♀の特徴を聞かれることが多いが、前脚がO脚で太く、光沢があり、全体的に丸いなど、いろいろ特徴はあるものの、「ぱっと見」の雰囲気で充分ヒラタと判断できると思う。
★あ〜的ヒラタクワガタの魅力:幼少時から慣れ親しんできたいわゆる「フツーのクワガタ」であり、姿形には特に感想はない。関東では定まったポイント以外でプラっと行ってなかなか採れないところが魅力である。
主にブナ帯に棲息し、特にヤナギなどの細枝で樹液を吸汁していることが多く、これを狙えば採集は容易である。6月頃から発生し、10月に入っても活動を続けている場所もある。路上を歩く例や灯下に飛来する例も数例体験している。
亜種は採集していないので割愛させていただく。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):6月〜10月
★採集方法:樹液、灯下、材割
★マイギネス:
♂:56.0mm
♀:41.5mm
大型〜小型まで大アゴ前方に1対の内歯がある。ボディはややつや消しの黒で、足がとても長いためヤナギの細枝にもつかまることができる。
♀は頭幅が大きくお尻が丸いところがコクワガタ♀との大きな違いで、あとは厚み、色ツヤ、前胸の切れ込み、足の長さなど違いはいくらでもある。
★あ〜的ヒメオオクワガタの魅力:採集の楽しさに魅力があ った。細枝にあまりにも不釣合いな大型個体がペアでついていたりするところもおもしろい。→ヒメオオ採集データ
常に本種の採集を目標に活動している。採集実績は全クワガタ採集頭数に対して約0.5%で非常に採集は困難であるが、多産地で灯火採集をすれば採集は容易である。通常は大木などの洞で生活をしており、光に敏感に反応する。樹種は問わないが、ブナ科の植物で採集した例が現在のところ多い。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):5月〜11月
★採集方法:樹液、灯下、材割
★マイギネス:
♂:68.5mm
♀:45.1mm
♂ははっきりとした1対の内歯があり、小型個体になるにつれ内歯の位置と向きが大アゴのつけ根に近づく。足が短く体躯は非常にがっしりしているため、他のクワガタと違うのは一目瞭然である。
体躯に比べてアゴが短いが、その分ボディが大きいので、同サイズの他のクワガタと比較すると非常に大きく見える。♀は上翅にくっきりとした点刻があるのですぐに判別できる。12条あるらしい。小型の♂にも同様に点刻がある。
★あ〜的オオクワガタの魅力:→あ〜的オオクワガタの魅力
一部の例を除き、経験上、コクワガタと棲息地は重複する。5月下旬に発生し、10月に灯下に飛来した例もある。飛行性が高く、懐中電灯でも灯火採集が可能である。都市部近郊でも容易に採集できるが、特に8月のブナ帯近辺ではおびただしい数の本種が外灯などに飛来する。
亜種は採集していないので割愛させていただく。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):5月下旬〜10月下旬
★採集方法:樹液、灯下、灯火(懐中電灯)、材割
★マイギネス:
♂:69.0mm
♀:36.6mm
茶褐色の個体が多い。♂にはノコギリの歯のような内歯があり、大型個体では大アゴが大きく湾曲しているが、小型になるにつれだんだん真っ直ぐに近くなる。原歯型のことを別のクワガタだと思っている人もいるようだ。
♀については完全に採集に飽きているので語るのも面倒であるが、特徴はヒラタと同じくO脚で太い前足と紡錘型のボディか。ボディに比較して頭幅が小さい印象が強い。
★あ〜的ノコギリクワガタの魅力:これもスジ同様「コクワじゃないところ」かも。(^^;)
棲息地はスジクワガタと概ね一致する。クヌギ、ミズナラ、ヤナギなど、広葉樹についているが、大木も細枝も関係ない様子。新成虫は金色の毛で覆われているものの、野外活動を重ねるうちに消耗していき、寿命の近い個体はつるつるで黒い。樹液、灯下いずれも♀がほとんど8月中に確認できなくなるのに対して♂は10月上旬まで確認できることもある。13℃で飛来した例もある。
亜種は採集していないので割愛させていただく。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):5月〜10月2日
★採集方法:樹液、灯下、材割
★マイギネス:
♂:68.0mm
♀:42.0mm
頭部のエラが特徴で、内歯の大きさや配列によって型がある。性格は凶暴で、すぐケンカを売る。
♀の色ツヤは♂と共通しているところがある。懐中電灯で照らすと黒く光るが、独特な大アゴで他のクワガタと区別できるはず。
センスある人は♀のクワガタを知識よりも「ぱっと見」や雰囲気でちゃんと識別できるものだ。
★あ〜的ミヤマクワガタの魅力:ノコギリクワガタと同様。(^^;)
この中で唯一自力でのポイント開拓ができていない種類で、全て人のポイントで取らせていただいたものである。従ってコメントすることは何もない。
【2003.5.5追記】
ようやく自力ポイントの開拓に成功した。暗く湿気の多い場所におり、材割の際には幼虫を目印に探すのが有効か。葉っぱ1枚どけた場所や材の下の根が絡まる空間部分へ幼虫がいることも確認できた。
9-2.【オキナワネブトクワガタ】
沖縄本島に棲息し、本土のネブトと同じく赤枯れに棲息している。
かなり湿気が多く、ムカデやヤスデが入っている材で発見した。
また、ルイスツノヒョウタンクワガタと同じ材から偶然出てきたパターンもある。
他の亜種もあるが、採集していないので割愛させていただく。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):8月
★採集方法:樹液、材割
★マイギネス:
♂:
♀:
オキナワネブト♂の大アゴの先端は原名や他の亜種に比べ極端に内側に食い込んでいる
★あ〜的ネブトクワガタの魅力:本種のみ狙っての採集というパターンはほとんどないため、採集機会になかなか恵まれないこと
主にブナ帯で採集できる。幼虫の採集例は多いが、成虫は期間が非常に短いため、なかなか機会に恵まれない。飛行性が高く、採集は灯下が有効。それ以外ではわずかに材の上を歩行する♂を1例見かけただけである。体の作りが軟弱で、他のクワガタと一緒に入れるとあっという間に足が取れてしまう。動きは非常に俊敏であるが寿命は短い。
10-2.【キュウシュウオニクワガタ】
幼虫しか採集できていないので、不用意な発言は慎むことにする。
その他の亜種については採集経験がないので割愛させていただく。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):8月上旬、下旬
★採集方法:灯下、材上
★マイギネス:
♂:24.5mm
♀:
♂の反り上がった大アゴと♀のツヤが特徴。サイズは明らかに他のクワガタよりも小さく、ルリ属よりも大きく中途半端であるが、歩き方や雰囲気で見ただけでクワガタとわかる。♀についてもサイズでわかると思う。見たことのないクワガタで中途半端なサイズならオニだと思って疑ってかかるのも同定の近道かも知れない。
★あ〜的オニクワガタの魅力:成虫の期間が極めて短く滅多に野外で目にする機会がないこと。複雑な大アゴが何だか物珍しい。
ブナ帯で採集可能。大木の立枯れや倒木で主に発生し、表面部分に蛹室を作って羽化する。材割の場合、これまでの採集例では必ず木の繊維に平行に蛹室を作り、成虫は外側に腹を向けた格好で静止している。産卵マークを基準に探すのが非常に効率的である。野外活動中の本種をこれまで採集した例はなく、生態が判明しない。従って、野外活動時期も不明である。
11-2.【ウンゼンルリクワガタ】
ルリクワガタの亜種で長崎県に棲息する。原名に比べ、♂は青味が強く♀は足が黒くない。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):不明
★採集方法:材割
★マイギネス:
♂:14.0mm
♀:?
ルリ属は基本的に光沢があり一見ゴミムシや他の雑昆虫に見えるが、ケンカの仕方や足のたたみ方にクワガタの特徴がよく現れている。
ルリクワガタの特徴は大アゴが他のルリ属に比べ全体的に直線的で大きいことと、つけ根に1対のはっきりわかる内歯があることである。
逆に♀の特徴ははっきりしていて、体の裏側が真っ黒であること。これに尽きる。(原名)
★あ〜的ルリクワガタの魅力:材を削っていて現れる蛹室。
関東地方、中部地方の高山帯で見られる。細枝などに産卵するが、ルリクワガタの棲息していない場所では大木でも見られる。体は細長く強い光沢が見られ、色についても個体差や地域差があるようである。ルリクワガタ同様、産卵マークを目安に材割をするのがこれまでの主な採集方法であるが、新芽採集もできるようなので一度は新芽採集をしてみたい。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):実績なし
★採集方法:材割
★マイギネス:
♂:?
♀:12.0
他のルリ属と比較して明らかに光沢が強く体躯が細い。
厳密に言えば♂の大アゴのつけ根にくぼみがあることや、前胸と腹部の幅の関係などなど特徴はいろいろあるが、これは図鑑を参照していただきたい。
♀の特徴は裏側に色がついていることで、これはコルリの♀と共通するが、コルリより明らかに細く、前胸の形が全く違うので簡単に識別できるはずである。
★あ〜的ホソツヤルリクワガタの魅力:ピカピカのボディと色のバリエーション。ルリほど採りやすくなかったこと。棲息範囲の狭さ。今後まだまだハマりそうな予感がある。
ブナ帯に棲息しており、ブナなどの新芽に集まる。発生時期は限られており、ピーク時に一気に活動する。新芽の樹液を噛り出している♀のフェロモンにおびきよせられて♂が飛来し、新芽の中などで交尾するようであるが、これは見た感想に過ぎないので、実際にどういう行動を取っているかはわからない。飛翔性は非常に高く、木から木へ飛びながら移動する。木へ降りてからは枝先を目指しせわしなく歩き回る。♂が鉢合わせると、他のクワガタ同様ケンカを始め、大アゴで相手の大アゴを挟んで投げ飛ばす。地域により色彩変化が著しい。冬期は地面についている細枝などで材割採集が可能である。
13-2.【トウカイコルリクワガタ】
原名同様、新芽採集が可能であるが、これまでの経験からすると數に関してピーク時に原名ほどの爆発力がない。新芽自体のピークが木の上と下でかなりずれているので、もしかしたら木の上の新芽ピークに合わせて発生するため、肉眼で確認が取れないだけかも知れない。あくまでこれも推測である。
13-3.【キンキコルリクワガタ】
採集経験が少ないため、多くを語ることはできないが、原名コルリやトウカイコルリと全く同じ考え方で臨んだところ、採集に成功した。ザラザラした印象が強いこと以外は特にトウカイコルリとの差異を感じない。
成虫はかなり腐朽の進んだ材から出ることが多かった。
13-4.【ミナミコルリクワガタ】
2005年5月現在、最も採集経験の少ないコルリクワガタの亜種で、産卵中の1♀しか採ったことがない。コルリの亜種の中で最も小ぶりなクワガタらしい。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):5〜6月
★採集方法:新芽、材割
★マイギネス:
♂、♀とも前胸の先っぽが尖っているという特徴があるが、果たして肉眼でどこまで判別できるか・・・? 採集状況で判別はほぼ完全にできるが、詳細が知りたい方は図鑑を参照していただきたい。
★あ〜的コルリクワガタの魅力:発生期間の短さと、その爆発力。新芽とのコントラスト。山によって色が違うこと。
紀伊半島から四国、九州にかけての高山に棲息する。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):実績なし
★採集方法:材割
★マイギネス:
主にブナ帯で採集できる。灯火に飛来する例を時々耳にするが、自分はまだ野外活動個体を採集した記録がない。語れるのは材割のみである。基本的に赤枯れを好み、材を割るとおびただしい数の幼虫が出るが、成虫の比率は少ない。蛹室は作っていて食痕もあるものの、いつの間にか下に落ちているものも多く、気づかずに見逃しているパターンも多い。冬場に材を割って出したものはまともに立って歩けるものは皆無で、だいたい立てずに転がってしまう。
15-2【ミヤマツヤハダクワガタ】
♂のアゴの形が違うだけで、特に上記に付け加えるコメントはない。
その他の亜種は採集していないため割愛させていただく。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):実績なし
★採集方法:材割
★マイギネス:
♂:23.0mm
♀:?
♂♀ともに強い光沢をもち、♂には1対の内歯がある。腹部は後方が膨らんでおり独特な体型をしている。大型の♂は前胸が逆台形であるが、小型になるにつれ台形に近づいていき、極端に小さい♂は♀と区別がつきにくい。
★あ〜的ツヤハダクワガタの魅力:ん〜、何だろう? 採集人口がオオクワガタよりは格段に少ないことか。(^^;)
主にブナ帯で採集できる。野外活動については実績も知識もないので語れない。冬期の材割でのみ実績がある。赤枯れした材を好み、粒コショウのように蛹室に埋り混んで頭を垂れている。大型種のような材の割り方をすれば、おそらくほとんどを見逃してしまうに違いない。同種の採集には包丁あたりがちょうどいいかも知れない。そんな感じで削いでいくと採集は比較的楽である。
割り出してひっくり返っているこいつを見つけるたびに (>_<) という絵文字をイメージするのは自分だけだろうか?
亜種もあるが、採集していないので割愛させていただく。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):実績なし
★採集方法:材割
★マイギネス:
採集に関係ない人は粒コショウをイメージしていただければよい。
★あ〜的マダラクワガタの魅力:小さすぎてなかなか見つけられないところ。
17.【チビクワガタ】
西日本では簡単に採集できるらしい本種であるが、結局東日本ではまだ採集したことがない。ほとんどの個体を材の表皮に近い部分で得られた。高山でいえばアブの幼虫が入っているような坑道に入っており、食痕を追いかけるような採集とは若干違った印象がある。
「気をつけ」をする姿勢は上品で、真っ黒なピカピカボディにも高級感があり、実に美しいクワガタである。
亜種もあるが、採集していないので割愛させていただく。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):実績なし
★採集方法:材割
★マイギネス:
計測中
★あ〜的チビクワガタの魅力:めちゃめちゃ気に入ってます
18.【ルイスツノヒョウタンクワガタ】
倒木の比較的腐朽の進んだ場所に幼虫と一緒に棲息している。採集した場所は非常に湿気の高い場所で、樹木の表皮と芯の間の部分であった。チビクワガタの要領で採集すれば探しやすいかも知れない。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):実績なし
★採集方法:材割
★マイギネス:
計測中
★あ〜的ルイスツノヒョウタンクワガタの魅力:遠くに行かなければ採れないこと
19.【ミクラミヤマクワガタ】
伊豆諸島の一部に生息し、5月初旬頃より出現する。ミヤマクワガタ(イズミヤマクワガタ)の生息地と重なっており、従ってミヤマクワガタとは別種となっている
特に♂は路上でよく観察されるが、松の枯木や山肌にある崖に空いた穴に潜む本種を確認している。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):5月〜
★採集方法:ルッキング
★マイギネス
♂:27.4mm
♀:21.6mm
★ミクラミヤマクワガタの魅力:可愛い!
20.【マメクワガタ】
沿岸性のクワガタで、肉食性が強いとされるようであるが、自分で確認していないので断言はしない。
入っている材の種類や状態についても自分の中で整理できていないので、もっと経験を積んでから記載したいと思っている。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):実績なし
★採集方法:材割
★マイギネス
11.4mm(雌雄不明)
★あ〜的マメクワガタの魅力:何度探しても採れなかったこと。ちなみに本種については千葉、神奈川、山口、九州、四国、沖縄にて採集活動を行い、いずれもボーズであった。
21.【オガサワラネブトクワガタ】
地球誕生以来どことも陸続きになったことのない小笠原諸島で独自の進化を遂げてきたオガサワラネブトクワガタは本土や他の離島のネブトクワガタとは別種とされている。
成虫を採集していないので細かいことは言えないが、幼虫はリュウキュウマツの根部より得られた。
原名亜種は母島に産する。
【21-1】チチジマネブトクワガタ
オガサワラネブトクワガタの亜種で父島に生息する。本土のネブトクワガタと比較すると、頭部が小さく光沢が強い。大アゴは尖らず太短い。腹部が丸く体高がある。「ケツがでかい」という感じである。♀はまん丸で、♂同様体高がある。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):実績なし
★採集方法:土中
★マイギネス
♂:21.5mm
♀:17.0mm
★あ〜的オガサワラネブトクワガタの魅力:採集機会に滅多に恵まれないことと、ネブトとは形や色艶が違うこと。
22.【オガサワラチビクワガタ】
本土のチビクワガタとは別種とされているオガサワラチビクワガタの前胸は非常に発達しており強大である。体色はやや赤味がかっており、体高がある。
第一印象はルイスツノヒョウタンクワガタに非常によく似ていた。体の厚みでボリューム感がある。
★採集地:
★野外活動時期(自己確認ベース):実績なし
★採集方法:材崩し
★マイギネス
♂:18.3mm
♀:16.5mm
★あ〜的オガサワラチビクワガタの魅力:チビのくせにデカい!
2002.12.1 ver 1.00
release
2007.9.2 ver 1.39 release