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イスラエル海軍による「ガザ自由船団・Gaza Freedom Flotilla」攻撃を弾劾する

第9条の会・オーバー東京

    第9条の会なごや

2010年5月31日早朝、完全武装したイスラエル海軍がガザ地帯へ航行していた非武装の「ガザ自由船団」を国際水域で攻撃した。ガザの人々を支援する者を死に至らしめ、負傷させ、船団を拿捕した。

報道によれば、この6隻の船にはガザの人々が生きていくために不可欠なセメント・医薬品・車いすなど、支援物資1万トンが積まれており、40カ国から750人ものガザの人々を支援する人々が乗船していたという。

私たちはイスラエル政府によるこの攻撃を強く弾劾するとともに、イスラエル政府が直ちにこの蛮行を謝罪し、拿捕した船団を速やかに解放して、支援物資すべてのガザへの安全な輸送を保障するように強く要求する

私たち第9条の会は日本国憲法9条の精神を地球憲法にするために 活動してきた。そして、そうした立場から 現代の戦争に反対してきた。2008年12月からわずか3週間にガザの人々1400人以上を殺戮するという狂気の攻撃を しかけた イスラエル政府に対して心からの怒りを覚えた私たちはその時その行為にはっきりとした 抗議を表明した

しかしイスラエル政府は、その後も全世界の抗議の声を無視して、 2 009年1月停戦以後も、現実にはガザ地区の封鎖は強化され、“必要に応じて”空爆が続けられている。イスラエル政府はガザ市民のライフラインの一切を掌握し、ガザ地区に閉じ込めることによって、ガザを「現代のアウシュビッツ」とでもいうべき状態に陥れている。しかもイスラエル政府は、こうしたガザにおけるパレスチナ人民にたいする迫害を、エルサレム、ヨルダン川 西岸地区へと拡大し続けてさえいる。

 イスラエル政府によるガザ自由船団への攻撃は、イスラエル政府が何を恐れているかを余すことなく示した。いかなる迫害にも屈しないガザの人々の闘いと、ガザを支援しイスラエル政府を弾劾する全世界の人びとの闘いの広がりによってイスラエル政府が追いつめられているからである。

 私たちは戦乱に苦しむ中東の人々、世界中の平和を求める人々とともに、イスラエル政府が直ちに自由船団を解放し、ガザへの支援物資を届け、ガザの封鎖を解除することを要求する。(2010年6月2日)

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関連リンク:パレスチナ情報センター

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