6月30日 金曜日

気温16℃。 カナダより暖かい感じがする。
朝 右足のふくろはぎが軽い痙攣を起こしている。
アクセルの踏みすぎか、水分不足なのか
 いずれにしてもちょと疲れ気味だ。

昨晩は0時半に眠り 今朝6時半に目が覚めた。
もう一眠りと思い、うつらうつらしていたら8時になっていた。

9時出発。今日は1号線を南下してGlennallenから4号線を
更に南下して、アラスカ湾の港町Valdezまで行ってみたい。




TOK Junction 2号線の交差点を左折してValdezまで254キロ。


ところが 出発してすぐに道路修理現場で停車。
前方集団にはキャンピングカーの隊列が見える。
キャンピングカーの動きは車ではなくて 鈍足な馬車のようにも思える。
キャンピングカーに先頭にたたれると 亀のような動きと
巻きあげる砂塵で後続の車はストレスが溜まってしまう。

と言いつつも キャンピングカーでのんびりと
ドライブしている姿は羨ましくもある。

いつの日にか 僕もキャンピングカーで国立公園巡りをしてみたい。


工事現場を通過する時には、道路標識に従って通行する。
特に、速度制限はしっかりと厳守して作業員の指示に従う。
車が作業員と接触したりすると14年以内の服役?とか1万ドルの
罰金とか明確に標示してありビックリします。 


   

  

   

それにしても、作業をしている人達の明るい笑顔が素晴らしい!


ゴミを捨てると1,000$の罰金です。いいですね こういう制度。
何故 日本ではできないんでしょうか。






ラングレー セントエリアス国立公園の案内所に行ってみました。
公園そのものは これから更に奥に入った場所にあります。





レンジャーステイション




アメリカの国立公園は山火事には神経を使っているようです。
今日は湿度が高いのでしょうか 警戒区域は低レベル


2時前。今日の昼飯は、ガソリンスタンドでの軽食です。
手前⇒がガソリン給油場所   正面↑は事務所

ガソリンは他と比べても高めなので半分だけ入れて27$。
僕の昼食は 下の写真に写っているように
 サンドイッチ コーヒー ジュースで2.2$。
しかもコーヒーのお変わりをお願いしたら無料でした。

車へのガソリン代と 僕の胃袋への食料代との価格差が12倍です。
  
真ん中の写真を撮らしてもらったら 女将さん気になるらしく
「見せろ」いいます。
そこでチラッと見せたら、「良く撮れているわね。
ドライビングライセンスの写真に使わせてよ」と冗談を言ってくれました。


残雪に輝くラングレー山





ところで、ラングレー山を堪能してから駐車場に帰ってみると、
車の右後輪の空気圧が低いような気がした。
1号と2号線との分岐点にあるガソリンスタンドに戻って
空気圧を計ろうとするがゲージが見当たらない。


近くにいたBMWのバイク2台でツーリングしているご夫婦に尋ねたところ
ご主人が空気圧計を取り出して、手馴れた様子で計測して「これはひどい。
2〜3マイル行った所のGSにメカニックが居たから 直に行ってみたら」
と助言してくれた。

それにしても↓写真で見る限り空気の減りは僅かだ。
 

自分で確認すると、しっかりとスパイクが刺さっていたので 
メカニックに現状を説明して直ちに修理をしてもらうことが出来た。
 
Glennallenという街の近くであったのが幸いであった。
これが山の中 しかも雨でも降った野生動物のいる未舗装道路
だったらと考えると恐ろしくなる。
適切な対処が出来、しかもタイヤに損傷が残らなくって 本当に良かった。



寒冷地区だけあって パトカーは四駆だ。


雲がかなり下がってきている


緑がきれいだ


氷河が 道路の近くまで迫っている。

4時半 ブライダルフォールス


5時 Valdezに到着。早速、明日乗船予定のフェリーの状況を視察。
明日は 8amの出航だ。



さてと、今夜の宿を探さねばと思うが 結構高そうである。
RVパーキングには アメリカ・カナダ各地から来ている
キャンピングカーが、ほぼ満杯状態で駐車している。
その隣に、テントを張るわけにもいくまい。




パンク以外にもう一つの問題が フロントガラスに対する飛び石である。
いずれも Yukon州とAlaska州で起きた。
@砂利道で対向のトラックとすれ違った瞬間 ゴツンと飛んできた
Aキャンピングカーを追い抜こうとして一瞬躊躇した瞬間
 小石が飛んできて フロントガラスを直撃
  B知らない間にフロントガラスの下部に傷があった            

おはらいを兼ねて、いっちょ パーッといくか ということで 
一番高そうなホテルに入ってみた。
 実はこのホテルの会員でもあるからだ。

フロントのお兄さんと適当に話をしながら相槌を打っていたら
、どんどん早口で喋ってくる。
禁煙室で喫煙したり 火災報知機を稼動させたらペナルティーだから
念書にサインしろとか まあ喋る喋る。
分かったか?と聞かれたので「半分ぐらい理解できた」と言ったら
ニヤッと笑い 結局149$で受付完了。

この時季はアラスカのトップシーズンなので、日頃ご愛顧のモーテル6
でも130$だから、むしろ安くしてくれたのかもしれない。
な〜んて 自分を勝手に慰めてしまった。


ホテルの駐車場に停めてある HONDA DREAMです


今夜のディナーは、お兄さんがくれたレストランの割引券を使って
パーッと〜〜なんて決して思いません。
自販機で売っていた3$のローストビーフに決定です。

 


部屋は僕にとっては豪華。白いシーツも気持ちよい。テントとは大違い。

ホテルの窓からは アラスカパイプラインの終着港
ここValdezに停泊した大型タンカーがオイルを積み込んで
喫水線がさがっているのが見える。

あ〜あ アラスカ湾に来たんだ〜 という実感が湧き出てきた。

夕方 ホテル内で フェアバンクからピンクサーモンを釣にきたという
男性から、明日 一緒に釣に行かないかと声をかけられた。
一瞬 またとない釣りをするチャンスかなぁ〜とも思ったが
 これからの旅のことを考えお断りした。

本日の走行距離267マイル


港では小魚をねらって釣りをしている人々がいました