萱葺き屋根

自然素材を使い冬暖かく夏涼しい萱屋根を葺く職人の風景です。
 
萱屋根自体が少なくなり、職人も高齢化が進み前途多難ですが、1件でも多く残していけたらと思っています。
 
 

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新築ひそ
合掌やひそがよくわかる写真です。
萱葺きを新築するのはめったにない珍しい事です。
新築ひそ

縦の垂木に細い真竹を渡してやな籠を作ります。竹の間隔が25cmで細かい仕様となっています。
やな籠
やな籠

軒の土台
20cm束のかきばらをやな籠に縄で止めていき萱を乗せる土台とします。
縄で縛らないと角度が急ですべり落ちてしまいます。
軒の土台

下から順に萱を積み上げ、足場丸太でさらに上に積み上げていきます。
古くなり右端しの押さえ竹が見えると葺き替えとなりますが、新品では60cmくらい奥で固定しています。20、30年は持つのでしょうか。
萱の積み上げ
萱の積み上げ

完成した田舎家
出窓や煙抜きのある忙しい屋根ですが、完成した姿はきれいの一言です。
完成した田舎家



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