萱葺き屋根

自然素材を使い冬暖かく夏涼しい萱屋根を葺く職人の風景です。
 
萱屋根自体が少なくなり、職人も高齢化が進み前途多難ですが、1件でも多く残していけたらと思っています。
 
 

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葺き替え
古い棟を残して片方から葺き替えをします。
足場丸太は屋根の骨になるやな籠から取ります。
 
葺き替え

縦に太い杉丸太をヒソといい両方の屋根から合掌にして骨格を成します。
縦横の竹はやな籠といい、屋根に乗る萱を固定する基礎になります。
やな籠
やな籠

屋根裏
丸太を縄で縛り固定します。
長年の煤やホコリが付いて真っ黒になります。
屋根裏は葺き替え用の萱を保管する場所として利用します。
 
屋根裏

長い萱、短い萱を層にして段々とふきあげていきます。
萱が屋根の勾配に沿うように葺く厚さを調節します。
 
葺き替え
葺き替え

尾ひそ
屋根の四隅にある丸太を尾ヒソといい屋根勾配の基準となります。
手前のトラロープは足場固定用の仮ロープです。
 
尾ひそ



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