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見ていて面白かった沖縄のバス2000

注:このページでは、2000年前後の沖縄のバス事情について記載してあります。現在(2006年)は、「730車」の大量引退、新たな中古車導入等が進んでおり、状況は大きく変わっていることを御理解ください。

以前(2000年の9月頃)つらつらと書いたが、鉄道がない沖縄県は路線バスが主要な交通機関になっている。路線や運行の面では鉄道の代役として充実したネットワークを築いているが、その上を走る車両が非常に興味深い

ここでは、その沖縄の路線バス車両を、「730」で投入された旧型車(第1回)、それ以降に導入された車両(第2回)、最近投入が進む中古車(第3回)とに分けて、文章と写真を交えながら紹介したい。

第1回 大量に残る「730車」

沖縄県では、本土復帰にあわせて、1978年7月30日、それまで右側通行だった県内の道路を、一斉に本土と同じ左側通行に切り換えた。それにあわせて、国の補助を受けて、県内で使われていたバス車両のほとんど(約1000台)が右ハンドルの新車に取り替えられた。

「730」から22年、老朽化が進むバス車両の置き換えはあまり進んでおらず、結果として本土では滅多なことでは乗れなくなった旧型のバスが、現役で県内をくまなく走り回っている。これらの老朽車、丁寧な補修・改造を受けて、新車と見間違えるくらい良い状態で使用されているものが多い。

沖縄本土の路線バス会社は4社あるが、4社とも「730」を契機にメーカーや仕様の統一を図っている。

那覇交通

那覇市内線を受け持つ那覇交通は。市内線では乗り降りしやすい前後扉車を、郊外線では他3社と同じ前扉車を使っている。大部分の車両はいすゞ製である。

琉球バス

琉球バスは県内最大規模のバス会社で、沖縄本島の各方面に路線を持っている。車両は日産ディーゼル製と日野製との両方が揃っている。

沖縄バス

沖縄バスは琉球バス同様、県内各方面に路線を持っている。車両は三菱製で統一されており、他3社では見られない小ぶりな中型バス導入されている。車両のデザインは「730」以降、白地に青帯で統一されている。

東陽バス

本島東海岸方面の路線を中心に受け持つ東陽バス。車両は緑と赤の日野製である。

このうち3社の車両に乗ってみました。1970年代に製造されたバスに乗るのは、もしかしてこれが最後かもしれない、と思いながら。

続きは次回


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初掲載日 2000.10.4 更新日 2006.4.23

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