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July 16, 2004

ブログのデータ消失、ついに現実に

7月4日のこの欄で懸念を表明したとおりの、恐れていた事態がどうやら起きつつあるようだ。

'JUGEMがさっそくデータ消失' , thiswholeworld.にも書かれているが、このところお手軽なレンタルホームページや無料ブログにおける、データ消失事件が相次いでいる。

7月1日には、ロリポップにおいて、個々人のホームページデータや、メールデータが一瞬のうちに吹き飛ぶ事故がおきた。バックアップしてなかったデータは、一巻の終わりである。

さらに7月14日には、無料ブログのジュゲムにおいて、移行したばかりのJUGEM正式版で、ユーザーのブログデータが消失する事故が発生した。原因は、βユーザーのデータ移行時のプログラム・システムの不具合と説明されている。

これらの事件は、爆発的な広がりをみせているブログの世界が、意外にもろい基盤の上に成り立っていることを、まざまざと見せ付けてくれる。

レンタルホームページやブログの最も大きな落とし穴は、前回も書いたように、ローカルのサーバー(自分のパソコン)の中に、重要なデータが全く残っていない、という点にある。
本文のテキスト部分はもちろんのこと、コメントやトラックバックなどは、リモートのサーバー(サービス会社のサーバー)から消えたら最後、それっきりである。

写真は、デジカメなどからいったんパソコンに取り込んで、ブログにアップロードしていれば救われるが、ケータイから直接、ブログにモブログしていれば、消失の危険がある。

データ消失の危険は、ブログだけでなく、大人気のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でも、決して無縁ではないだろう。
人気のSNSはみなサーバーの容量が限界にきていて、サーバー増強などの対応を迫られているが、ジュゲムの事件にみられるように、サーバーの増強や切り替えの時が、最も危険である。

また、ブログやSNS、レンタルホームページのほとんどは、最初に申し込む時の「規約」で、万一の場合にはデータは保護されない場合があるということを明記している。
データのバックアップは、すべてユーザーの「自己責任」であることとにもっと注意を払って、それぞれが対応策を講じていく必要があるだろう。
   
   
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「UFJ」 毎日‥「国内の」 読売‥「BSE」 日経‥「農水省」 

本日の地球 国連開発計画がまとめた「人間の豊かさ」指数で、1位はノルウェー。ついでスウェーデン、オーストラリア、カナダ、オランダ、ベルギーと続く。日本は9位に入っているが、女性の政治・経済分野への進出度では、なんと38位。

21世紀の残り日数 35232日

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July 15, 2004

保冷剤としてもらったドライアイスで遊ぶ

2004-0715-1323.jpg ケーキなど生ものを買うと、保冷剤にドライアイスがついてくることがある。
 このドライアイスは、捨ててしまうには惜しい気がして、僕はいつもコップの水の中に入れて、泡立つ様子や立ち上るCO2の煙を眺めていた。
 
 もっと変わった楽しみ方はないものかと、コップの水に、食器洗剤を2、3滴たらしてから、ドライアイスを入れてみた。
 すると、白い細かい泡が束になったような、泡のお化けが次から次へと、コップの中から出てくる。
 この泡はなかなか消えずに、連なったままコップの外に這い出して、なお新しい泡の束がどんどん出てくる。
 
 ドライアイスがなくなるまでの5、6分間、この泡のアートを楽しむことが出来る。
 この泡が、一つ一つ分離して空中に飛んだらなお面白いのにと思う。こんど、風の強い日に、ベランダでやってみたら飛ぶだろうか。

 ドライアイスが溶けて気化したCO2は、温暖化を加速させるのだろうか、などと一瞬考える。
 そもそも、人間を含めたすべての動物は、一時も休むことなくCO2を排出し続けているのだ。

 分かった! 温暖化の防止策は、ドライアイスをどんどん作ってCO2を固体にしてしまえばいい。
 でも、そんなに沢山のドライアイスを作って、どこにどうやって保管しておくか。冷凍倉庫をどんどん作るか? 
 しかし冷凍倉庫を冷やし続ける電力で、ますます温暖化が進む。やっぱりダメだな。
   
   
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「UFJ」 毎日‥「米国防」 読売‥「日本歯」 日経‥「UFJ」 

本日の地球 開戦前のイラクは生物・化学兵器を持っていなかった、とイギリスの独立調査委員会が報告書。ブッシュとブレアは戦争犯罪人として、国際法廷で裁きにかけるべし。もちろん、ポチも一緒に。

21世紀の残り日数 35233日

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July 14, 2004

この世界で起きていることは、夢のまた夢

露とおち 露と消えにし わが身かな 難波のことも 夢のまた夢

僕は昔から、このあまりにも有名な秀吉の辞世の歌に、強く惹かれるものを感じてきた。

秀吉ほどの成功を収めた者が、最後に到達した「夢のまた夢」の境地こそ、この世の本質であり、彼は最期の瞬間に、この真理をさとったのだろう。

これに関連して思い出すのは、2年前に新聞に載ったエルサレムのある医師の話である。
その医師がある時、窓の下の通りを見ながら、知り合いの日本の大学教授に言った。
「ご覧なさい。大勢の人が歩いているが、これは夢だ」
医師によれば、いまこの国にいることも、自分が医者であることも、すべて夢なのだそうだ。

夢というのは、かりそめの姿、とどめおくことの出来ないもの、ほどなく消えてしまうもの、拘泥しても無意味なもの、などいろいろに解釈できる。

この世のもろもろの出来事も、うつろう一瞬の幻影であり、いずれすべてが無に帰していく。このことは、文明の寿命の短さからも裏打ちされる。
まして個々人の命の短さ、一生のはかなさたるや、いかなる財力と権力を手に入れたとしても「夢のまた夢」を乗り越えることは出来ない。

日本の男性最長寿の109歳が亡くなったと、ニュースにある。最も長く生きて109歳とは、なんと人生とは限定的なのかと思う。

夢のまた夢ですら、その夢の中にいる期間は、たかだか70年か80年なのだ。
夢の中にいるうちが花。夢が終われば、永遠に続く無。それこそが夢でない本来の現なのかも知れない。

(追伸:「21世紀の歩き方大研究」の新世紀つれづれ草に、『時間の岸辺から』第58回 「1.29ショック」をアップロード。これは欧州の邦人向け日本語新聞「英国ニュースダイジェスト」に同時掲載)
   
   
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「参院選」 毎日‥「政府は」 読売‥「政府は」 日経‥「UFJ」 

本日の地球 人質の人命優先か、米国の要求優先か、板ばさみで苦しむフィリピンのアロヨ政権。日本では人質とその家族への大バッシングで、自衛隊撤退を求める声は消された。日比のあまりの違い。

21世紀の残り日数 35234日

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July 13, 2004

受動喫煙の加害スモーカーは死刑にせよ

 職場での受動喫煙を放置したとして、東京地裁が江戸川区に慰謝料5万円の支払いを命じる判決。

 何をかくそう僕は学生のころ、缶入りの両切りピースを愛好するヘビースモーカーだった。
 それが就職を機会に何か一つくらい心を入れ替えなきゃ、と思って禁煙を決意し、そのまま今日に至っている。

 いまでは、ほかの人が吸うタバコの煙が、苦痛で苦痛でたまらない。

 街を歩いていると、前を歩く人の歩きタバコの煙が、僕の顔を直撃する。
 僕はそいつから離れようと、歩く速度を落としてノロノロと歩く。
 と、そいつの歩く速度もゆっくりになって、煙は相変わらず僕を直撃し続ける。

 僕は思い切って歩くスピードを上げて、そいつを追い越そうとする。ところがこんどは、そいつも急に早足になって、追い越すことが出来ない。
 僕は戦術を転換して、いったんそのへんの書店に入って、そいつから離れることにする。驚いたことに、なんとそいつも書店に入り、僕が出るタイミングを伺っているように見える。
 僕がスキをみて書店を出ると、そいつも出て、やはり僕の前を歩きながらタバコに火をつける。
 僕は立ち止まる。そいつも立ち止まる。僕が走れば、そいつも走るに違いない。
 
 助けてくれえ、このスモーカー野郎を、どうにかしてくれえ。
 僕は(心の中で)そいつのケツを思い切り蹴上げる。当たり前のことだが、そいつはビクともしない。

 かくして僕は、たっぷりとタバコの煙を吸わされるハメになり、服にも頭にもタバコの臭いがしみついて離れない。

 日本で受動喫煙によって死亡する人は、年間2万人から3万人にも上るといわれている。交通事故死者の3倍である。
 喫煙者が肺がんなどで死ぬのは、自分で了解した死であり、覚悟の死でもある。

 しかし、煙を吸いたくない者にまで煙を浴びせかけて吸わせるのは、泥酔して猛スピードで車をとばすのと同じで、殺人行為にあたる。
 
 因果関係の立証には困難が伴うが、受動喫煙の加害スモーカーに対しては、殺人や殺人未遂、殺人予備などの重い刑罰を科すべきだと思う。
 年間2万人以上の死者の責任は、スモーカーがきちんと落とし前をつけるべきだ。
 悪質な加害スモーカーは、死刑に処して当然である。

   
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「職場で」 毎日‥「人間の」 読売‥「経済産」 日経‥「小泉純」 

本日の地球 ニューヨークに初の漫画喫茶誕生。経営者は日本人で、日本の漫画2万冊を揃える。こんなところにニホン村を作ってどうする。

21世紀の残り日数 35235日

July 13, 2004 in 心と体 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

July 12, 2004

1議席減で自民敗北の大見出しはおかしいぞ

自民敗北という大見出しに異議あり。自民は改選前議席から1しか減っていない。
自民現状維持とするべきで、せいぜい自民微減がいいところだろう。

こうした大見出しによる民意操作は、今回の選挙がもたらしたものについて、大きく判断を誤らせる結果となる。
民主が増やした数は、共産が減らした数にほぼ等しい。

自民敗北という大見出しに、してやったりという自民党の高笑いが聞こえる。
今回の選挙の結果は、端的に言うと改憲政党の伸張であり、その裏返しとしての護憲勢力の壊滅である。

これで憲法改正はますます現実味を帯びてきた。国会の3分の2以上で改正を発議することは、何の支障もないだろう。
国民投票でも、大マスコミが改正は時代の流れであるように煽りたて、有権者は雪崩を打って右ならえをしていくように思う。

欧州でもアジアでも、ほかの国は新しい時代のうねりに敏感に反応しているのに、日本だけが逆の道をたどっている。
これでどのような社会になっていこうが、自分たちが選択したことなので、それこそ日本人の自己責任だ。

日本のピークは、あらゆる意味で70年代だった。あの時代のエネルギーは、どこに消えたのだろう。

まもなく訪れる人口の激減、1000兆円を突破する財政赤字、貧富の格差拡大による社会のキシミ。
日本は一度、落ちるところまで落ちたほうがいいような気がする。

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ここで話は横道にそれるが、敗北という言葉にはなぜ「北」の文字があるのだろうか。辞書を調べると、「北」には逃げるの意味があると書いてあるが、なぜだろう。
分からないままだと眠れなくなりそうなので、ネットや百科事典などで調べてみた。断片的にいろいろ書かれていることをまとめると、次のようになる。

驚くことに「北」と「背」は同じ漢字からきていて、「北」の形は2人の人間が背を向け合っている姿で、もとの意は「背を向ける」だった。
昔の北中国の家は南に面しており、北に背を向けてすわるのが作法だったことから、「北」はその方角を意味する字となった。
一方、逃げる時は必ず敵に背を向けて逃げることから、「北」は「逃げる」の意味にもなった。「敗北」とは、負けて逃げるが本来の意味である。
へぇ、へぇ、へぇ、なるほどねえ。これで安心して眠れそうだ。

   
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「年金制」 毎日‥「第20」 読売‥「第二十」 日経‥「第二十」 

本日の地球 モスクワは世界で最も億万長者の多い都市。このことを特集記事で明かした米経済誌ロシア版の編集長が射殺。まさか、マフィアの手で?

21世紀の残り日数 35236日

July 12, 2004 in 経済・政治・国際 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

July 11, 2004

琴やハープの奏者は女、というのはジェンダーか

2004-0711-1206.jpg お昼にデパートのレストランで食事をしていたら、琴の生演奏が始まった。
 生の楽器演奏に接する機会はめったにないので、箸を休めてしばし見とれる、いや聴きほれる。
 演奏者は、芸大か音大の現役学生か卒業生だろうか、などと想像する。

 琴の奏者には男性もいるのに、なぜか琴を弾くのは着物の女性というイメージがある。
 こうしたイメージを持つのは、ジェンダーによる男女の役割固定化で、良くないことなのだろうか、と思ったりする。

 琴よりももっと女性の楽器というイメージが浸透しているのは、ハープだ。

 かつて女性団員を認めないことで世界に知られていたウィーン・フィルも、ハープだけは例外的に女性の奏者を外部から入れることが多かったと聞く。
 ハープ奏者のほとんどが女性だということもあるかも知れないが、やはりイメージや雰囲気の問題は大きいように思う。

 シカゴ交響楽団の演奏で、男性のハープ奏者のものをテレビで見たことがある。
 これこそ偏見といわれるかも知れないが、大きく足を開いてハープを弾く男の姿は、なんともムサ苦しくて、僕は見ていられなかった。

 逆に、ホルン、チューバ、トロンボーンといった大型金管楽器の奏者には、女性の姿を見かけないような気がする。
 これはイメージの問題よりも、肺活量の差によるものかも知れない。

 男の仕事というイメージが強かった指揮者にも、最近はシモーネ・ヤングさんのように優れた女性指揮者が活躍するようになっている。
 女性のチューバ奏者も時間の問題、というより、僕が知らないだけでもう活躍しているのかも知れない。

 僕が以前から持っている疑問だが、女性の作曲家はなぜ少ないのだろうか。
 知られている女性作曲家としては、「乙女の祈り」のパダルチェフスカ(バダジェフスカなど表記は定まっていない)がいるが、これもこの1曲のみで知られている。
 
 ブラームスの音楽に多大な影響を与えたクララ・シューマンのように、音楽に深い造詣を持つ女性は少なくないのに、と不思議な気がする。
 これもジェンダーの問題なのだろうか。
 
   
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「廃車し」 毎日‥「小泉政」 読売‥「第二十」 日経‥「自動車」 

本日の地球 フランス議会が、クローン人間作りを「人類に対する罪」として禁止する法案を採択。違反すれば禁固30年と罰金10億円。こうした法案のない国はクローン天国に?

21世紀の残り日数 35237日

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July 10, 2004

20代女性の、オヤヂへの生物学的抵抗感

 今日の朝日の社説は、「20代から見て、50〜60代の人に投票するのは生物学的に抵抗がある」という女子学生の話から始まっている。
 この「生物学的に」という言い方は、歯に衣を着せることなく容赦なく、ドキリとした人も多かったのではないだろうか。
 
 これを社説の書き出しに持ってきたのは、多くの若い女性たちの本音であるとともに、投票だけに限らずあらゆる場面における、「おじさん」もしくは「オヤヂ」への抵抗感が端的に表れているからだろう。

 社説ではこの感覚について、「別な生き物であるかのような隔たりを感じる」と解釈しているが、僕はもっと強い生物的嫌悪感のようなものがあるのではないか、と感じる。

 それはおそらく、息が詰まるような閉塞社会にあぐらをかいて、独善と偽善、保身と欺瞞にきゅうきゅうとしているオヤヂたちへの、本能的な激しい拒絶反応なのではないか。

 同じおじさん年齢の僕でさえ吐き気をもよおすほどの、オヤヂたちの、時代への無感覚と未来への無責任。
 いつもいつも、同じようなポーズで髪の薄い頭を下げ、「深くおわび申し上げます」という口とは裏腹に、心の中では舌を出し続けている企業のトップの姿は、オヤヂの生物学的標本といっていい。 

 オヤヂたちにまかせてきた結果、日本の社会は、子どもや若い人たちが希望を持って進むことを、実に底意地悪く阻む社会になってしまった。
 あの、老害オーナーの「たかが選手が」発言は、日本を支配し続けるオヤヂたちの本心に過ぎない。
 
 唯一の救いは、オヤヂたちは先がそう長くないことだ。
 若い世代がおじさん、おばさんになった時、オヤヂとは別の価値観を持つ社会を構築していくことが出来るかどうか。
 日本の未来は、いまの20代、30代にかかっている、といっていい。

(追伸:「21世紀の歩き方大研究」の新世紀つれづれ草に、「デジタル社会の危険な落とし穴、文字化けメール」をアップロード)
  
   
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「インド」 毎日‥「北朝鮮」 読売‥「北朝鮮」 日経‥「三菱ふ」 

本日の地球 日本、北朝鮮、インドネシア、アメリカ。複雑な国際関係に翻弄されて引き裂かれた家族が、ようやく再会する。この一家4人は、世界の縮図だ。

21世紀の残り日数 35238日

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July 09, 2004

2082年、きっと火星に住む

電車の中吊り広告に、おおっと思うコピーが。
「2082年には家族できっと火星に住むの」

あまりにもシュールなコピーに見とれて、何の広告だったのか覚えていない。清涼飲料か健康飲料だったような気もする。
それにしても、商品内容とは直接関係のないコピー文は印象的で、電車を降りてからも覚えている。

笑わないで読んでほしいのだが、実は僕は火星に土地を持っている。ほらほら、だから笑わないで、っていったでしょう。
火星の土地の譲渡権を主張しているアメリカの会社の日本法人が売り出しているもので、僕の所有分は1エーカーだ。
土地の権利証と、所有地の場所を示す火星の地図もついている。
まあ、これは夢を所有するお遊びが90%と解釈しているが、人間が火星に行き来する時代が来たら、もしかして、という期待も10%ほどはある。

中吊り広告にあった2082年という年は、去年地球に大接近した火星が、この次に大接近する年だ。

あと、78年。
とても無理だな。
自分がそれまで生きることが、ではなくて、人間社会がそれまで存続することが。
  
   
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「朝日新」 毎日‥「東京都」 読売‥「人事院」 日経‥「金融庁」 

本日の地球 日本の大手銀行が、中国をターゲットにおいたビジネス戦略を競って展開。中国があらゆる分野で日本を追い越すのは時間の問題。

21世紀の残り日数 35239日

July 09, 2004 in 文化・芸術 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

July 08, 2004

巨人のため、世界はあるの

世界は巨人のために

なぜ 巨人といるの
いつ 巨人と会うの
どこ 巨人と行くの
いま 巨人とわたし
巨人のため 野球はあるの
巨人のため 世界はあるの

セは 巨人と一緒
パも 巨人と一緒
セパ 巨人を見つめ
みな 巨人をあおぐ
ナベツネのため 野球はあるの
ナベツネのため 世界はあるの


「清原、行かないで」「工藤、行かないで」「ローズ、行かないで」「小久保、行かないで」
ファンの悲痛な叫びをあざ笑うかのように、巨人はどれほど多くのパ・リーグのスター選手たちを引き抜き、金満ぶとりを続けてきたことか。
人気選手を次々と失ったパ・リーグがどうなるかは、誰の目にも明らかだった。
カネと政治力で、とめどなく進む一極集中。これは、どこぞの国の相似形になっている。

強い者がますます強くなり、弱いものがますます弱くなっていく世界。
そんな世界なんて、いますぐ消えてしまったっていい。
  
   
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「厚生労」 毎日‥「プロ野」 読売‥「球団統」 日経‥「プロ野」 

本日の地球 ジュネーブで迷惑メール対策の国際会議始まる。世界はスパムメール漬け。こざかしいヤツの考えることは世界共通。

21世紀の残り日数 35240日

July 08, 2004 in スポーツ | 固定リンク | コメント(2) | トラックバック

July 07, 2004

七夕の公共願い事記帳所に長い列

2004-0707-1244.jpg 日本人の多くは、年に2回、願い事をする。初詣と、七夕と。

 初詣は、神社か仏閣かの区別はほとんど意識することなく、1年の無事や、その年の目標達成などを祈る。宗教的で清清しい気分にはなるが、宗教色は薄い。
 七夕では宗教色はさらに薄くなって、すべての生命の故郷である星々に祈るというのが、いかにも日本人らしくさっぱりしていて、年間行事の中でも最も人口に膾炙している所以だろう。

 さて、願い事の一つも書こうか、と思っても、これが簡単そうでなかなか難しいのだ。
 まず笹を用意する必要があるが、七夕の笹を売っているところは年々少なくなっている。以前は、文房具屋さんや、ちょっとした街の八百屋さんでも笹を売っていたが、最近は少子化のせいか笹はめったに見かけなくなった。

 学校や幼稚園などでは、七夕飾りにみんなで願い事を書いた短冊をつるすのだろうが、笹を入手できなかったり、独り者でわざわざ笹を買うまでも、という人たちはどうしているのだろうか。

 新宿の東側と西側を結ぶ公共通路に、今年の七夕から、だれもが自由に願い事を書いて、笹に飾ることの出来る公共の「願い事記帳所」が登場した。
 記帳所には、選挙の記名台のようなテーブルと、短冊、笹につるすためのコヨリ、サインペンなどが置かれ、OLたちをはじめ大勢の通行人が列をつくるほどの賑わいだ。

 僕も願い事を書いて、ほかの人たちの願い事の中に加えさせてもらう。
 笹がたわわにしなうほど沢山つるされた、大勢の人たちのささやかな願い事がみんな叶うといいな、という気持ちになる。

 公共の「七夕願い事記帳所」は、なかなかのグッドアイディアであり、来年以降もぜひ続けて、新宿の一大イベントに成長していったらいいのに、と思う。
  
   
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「大手消」 毎日‥「国や地」 読売‥「豊かな」 日経‥「石川島」 

本日の地球 去年、世界で新たにエイズに感染した人は480万人。81年に最初の患者が報告されて以来の死者は、2000万人を超えた。

21世紀の残り日数 35241日

July 07, 2004 in 旅行・地域 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

July 06, 2004

朝顔市を楽しむ3つの鉄則

2004-0706-1043.jpg 本当に久しぶりに、入谷の朝顔市に行ってきた。
 まず鬼子母神に行って、古いお守り札を納め、参拝してから新しいお守りを買う。それからゆっくりと朝顔の露店を見て回る。
 参拝しないでいきなり朝顔を買い求めるのは、邪道のような気がする。

 もう7、8年も前のことだろうか。朝顔市の最終日が日曜日だった。午前中に行ったのに、どの露店もすべての朝顔が売り切れになっていた。
 週末の金土2日間でほとんどを売りつくし、わずかに残っていた朝顔も日曜の朝にはなくなった、という。
 朝顔のない朝顔市は、悲惨なものだった。鬼子母神周辺には、数千人もの人出が、朝顔の残っている露店を捜し求めて、ひたすら右往左往しながら動いていく。
 「どこかに朝顔ないの。高くても買うわよ」といらだつ客たちに対して、平誤る露天の売り子たち。売り子たちは、ただ謝るためだけに、空っぽになった露天に詰めているのだった。

 僕はこの時、入谷まで行ってついに朝顔を手にすることなしに、すごすごと帰ってきた。
 この苦い経験によって、翌年からは近所の花屋さんに頼んでおいて鉢植えの朝顔を買うようになり、朝顔市に出かけることはなくなった。

 ところが、その花屋さんが閉店してしまった。今年は、どうやって朝顔の鉢植えを入手するか。
 思案にくれた末に、久しぶりに入谷の朝顔市に出かけてみることにした。ただし、買い損ねることのないよう、こんどは1日目に行く。

 しばらくぶりの朝顔市で感心したのは、どの露店でも朝顔の宅配システムが完備していることだ。夕方6時ころまでに申し込めば、その日のうちに配達してくれる。
 配達料は一個につき600円で、宅配を申し込んだ後は、手ぶらで散策を楽しんでいる人も多い。

 僕は3鉢買ったが、宅配にはしなかった。朝顔市の醍醐味は、買ったばかりのお気に入りの鉢を持って、汗だくになりながら家まで持って帰ることにある、と僕は確信している。
 鬼子母神のお守り札と、3つの鉢を抱えて、地下鉄2路線とJRを乗り継ぐ。
 「入谷朝顔市」の札のついた鉢に、ほかの乗客たちの視線が集まるのは、悪い気がしない。
 「今日から朝顔市なんだね」という乗客の会話が聞こえると、僕はうれしさを押し殺すのに苦労するほどだ。

 朝顔市を楽しむための3つの鉄則。
 1、初日がベスト、3日目は避ける。
 2、まず鬼子母神に参拝すること。
 3、買った朝顔は宅配便にせず、苦労しながら持って帰る。

(追伸:「21世紀の歩き方大研究」の新世紀つれづれ草に、「米の空爆で12人死亡、情報提供したイラク暫定政府への疑問」をアップロード)
  
   
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「細田官」 毎日‥「政府は」 読売‥「北朝鮮」 日経‥「昭和シ」 

本日の地球 アテネの五輪スタジアムで火事。溶接の火花がプラスチック製の座席に引火したらしいが、本番でのテロ対策は大丈夫か、気になる。

21世紀の残り日数 35242日

July 06, 2004 in 旅行・地域 | 固定リンク | コメント(2) | トラックバック

July 05, 2004

1029万円の腕時計を買える層

 AERAが「ブログライフの時代が来た」という特集を組んでいるので、買ってみた。
 書いている記者が、ブログの仕組みをめずらしがり、その急成長に目を見張っている様子は伝わってくるが、記事全体が掘り下げに乏しく、あまり参考になる情報はない。

 それよりも、このAERAで驚いたのは、なんと32ページにも渡る腕時計の広告特集が入っていることだ。
 掲載されている腕時計は、だいたいが100万円台から200万円台で、それだけでも僕には気が遠くなりそうだが、こんなものは序の口なのだ。
 300万円、400万円、600万円と上には上があり、871万円、さらに1029万円という値段を見るに至って、僕はクラクラしてきた。桁が間違っていないか。カンマの位置がずれているのではないか。

 AERAだって商業ジャーナリズムである以上、高額商品の広告が掲載されること自体は、おかしくない。
 しかし、である。2ページとか4ページの広告特集なら、まだ笑ってすまされるが、超高級腕時計ばかりを写真付きで、32ページにも渡って延々と見せ付けられると、いいかげんにしてくれ、と言いたくなる。

 かつて朝日新聞社には、朝日ジャーナルという優れた週刊誌があった。
 全共闘運動や市民運動が華やかなりし頃、「朝日ですが」と言って活動家たちに取材に行くと、「新聞かジャーナルか」と尋ねられ、新聞なら取材拒否、ジャーナルなら取材OKだった、という伝説が残っている。

 朝日ジャーナルは、貧乏でも志に燃える市民たちにとって、最も信頼出来るジャーナリズムであり、時には羅針盤の役目も果たしていた。
 AERAが創刊された時点で、朝日はジャーナリズムの機軸を、大きく転換させたといえる。ほどなく訪れた朝日ジャーナルの廃刊は、当然の成り行きであった。

 今回のAERAの広告特集は、超高級腕時計をやすやすと購入出来る裕福層が、日本に確実に広がっていることを示している。
 一方で、1万円か2万円の腕時計を買うために、さまざまなショーウィンドウを見比べて回り、ほかの出費を節約してようやく購入することが出来る非裕福層もまた、じわじわと拡大しつつある。

 その国の国民の間に、どの程度の格差が出来ているかを示す「ジニ指数」という指標がある。通常は0.2から.0.3ぐらいが適正とされている。
 先月、厚生労働省が明らかにしたところによると、最新のジニ指数は0・4983と調査を始めてから最も高い数字になり、日本社会が裕福な層と、そうでない層とに、大きく2極分化している実体が鮮明になった。

 AERAはその購読層を、形成されつつある裕福層に置きつつあるのだな、ということが分かる。AERAだけでなく朝日新聞全体が、ターゲットを裕福層に置きつつあるような感じがしてならない。
 
 社会の広大な裾野を形成する普通の市民層に軸足を置かずして、何のジャーナリズムぞ、と思う。

 
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「付属病」 毎日‥「第20」 読売‥「読売新」 日経‥「日本経」 

本日の地球 ロシア共産党が分裂。共産党であるからには、再度の社会主義革命をめざすのは当然だが‥‥。21世紀のレーニンは現れるか。

21世紀の残り日数 35243日

July 05, 2004 in 経済・政治・国際 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

July 04, 2004

ブログは消耗品か耐久財産か

ブログを開設して、今日で10日目となる。昨日までは、ケータイで撮った写真を連日掲載して、かなり長い文章を掲載してみたが、ここらで一回、ブログについて僕なりに中間総括してみたい。

Webの日記とも掲示板とも異なり、むしろパソコン通信に近いものがある、ともいわれるブログだが、10日間書いてみて、最も大きなとまどいは、ブログの記事は開設している本人(管理人)にとって、消耗品なのか耐久財産なのか、という点だ。

僕が作っているWebサイトには、日記風エッセイのコラムがすでにあり、これまで770本にのぼるバックナンバーを自分で見出しをつけて一覧にしてあり、自分ではWebサイトの中の耐久財産だと思っている。
一方、このたび始めてみたブログは、Webとは比べ物にならないほど操作性が良く、写真の掲載も記事の更新もサクサクと簡単に出来る。
その利便さの反面で、ブログに書いた記事は自分にとっての耐久財産になりうるのか、という危うさも最近は感じるようになった。

あたらしい記事が追加されるにつれ、古い記事ほどしだいにバックナンバーの奥におしやられていくのは、Webでも同じことかも知れないが、古くなったブログは誰かが読んでくれるものなのだろうか。
もしかして、ブログ記事の鮮度はわずか2、3日の命であり、その意味では生魚並みの生鮮食品といってよく、自分もしくは読んでくれる人たちが見た後はそれでおしまいの、いってみれば消耗品なのではないか。

この耐久財産か消耗品か、という疑問に関連して、自分のブログは誰のものなのか、ということもはっきりさせておく必要があると思う。
ブログ周りのデザインやレイアウトは、ブログの場を提供している会社(僕の場合なら、ニフティ)のものなのか、それともデザインを自分なりに工夫して変更を加えていれば、自分のものと言えるのか。
もっと重要なのは、その中身すなわち記事や写真、それに関連するコメントは、自分のものといっていいのか、ということだ。

自分のブログが自分のもの、であるならば、過去の記事や写真などバックナンバーのバックアップについて、サービス会社おまかせでいいのか、という問題が出てくる。

Webに設置しているレンタルの掲示板では、突然の閉鎖やホストコンピューターのダウンなどによって、掲示板データが一瞬のうちに消滅してしまう事態はめずらしくない。僕も、レンタル掲示板のデータ消失は2回経験しており、うち1回はバックアップをしていなかったため、永遠にデータは消えてしまった。

ブログはまだ歴史が新しく、書き込んだデータが消失したという事件は聞いていない。しかしこれは、いずれ起こり得ることのような気がする。
ブログの記事が消耗品ならば、古いデータが吹き飛んでも、それほど騒ぐほどのことはないのかも知れない。

ただ、僕はやはり、自分で書いた記事や写真、それに対するコメントなどは、消耗品ではなく、耐久財産として大切に保管していきたいという気がする。
レンタル掲示板でもそうだが、自分のブログでありながら、最もかんじんのコンテンツが、手元のパソコンの中に一切何も残っていない、というのがとても気になるのだ。
  
   
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「朝日新」 毎日‥「昨年8」 読売‥「政府は」 日経‥「日本経」 

本日の地球 中国・故宮博物館の近くに、チタンとガラス製の巨大ドーム出現で景観論争。これも改革開放政策が着実に進んでいる証か。

21世紀の残り日数 35244日

July 04, 2004 in ウェブログ・ココログ関連 | 固定リンク | コメント(3) | トラックバック

July 03, 2004

「紅の豚」がトンカツになっちゃった!

2004-0702-12571.jpg豚もおだてりゃ木に登るというが、口に絵筆をくわえてカンバスに抽象絵画のようなものを描いている豚の写真が、昨日の夕刊に載っていた。
モスクワの芸術家グループが企画した「アニマル・アート」なのだそうだが、豚もおだてりゃ前衛アーチストというところか。

その豚の話だが、28日のこのブログで、「さくらんぼの実る頃」の歌に関連して、この歌が歌われている宮崎駿監督の映画「紅の豚」について触れた。
このタイトルは「べにのぶた」と誤って読まれることが少なくないが、「くれないのぶた」が正しい。
「紅の豚」とは、第1次大戦と第2次大戦の間の不安の時代、かつてイタリア空軍の英雄だった一人の男が、再び軍に戻ることを拒否して、自分で自分に魔法をかけて豚になってしまった。豚の姿になった男は、「ポルコ・ロッソ」すなわち紅の豚と呼ばれていて‥‥というところから物語が始まる。

見逃されがちだが、ポルコが自ら豚になることを決意したのは、軍に戻ることへの拒否からだったことは、この映画を考える上でとても重要なことだと僕は思う。

さるトンカツのチェーン店の店頭に、「紅豚」というブランドが登場した。鹿児島の黒豚は、ブランドとして定着しているが、紅豚は初めて聞いた。これは「べにぶた」と読み仮名が振ってある。
「豚肉のイメージが変わるこのおいしさ」とあり、沖縄の生産者が紅芋や乳酸菌などを配合した独自の飼料によって生み出した豚で、最近ようやく市場に流通させることが出来たらしい。

紅豚のロースカツ、1枚800円。
新たな戦火が迫る時代に迎合することなく、孤独とダンディズムに生きて僕たちを酔わせてくれたあのポルコ・ロッソが、トンカツになっちまったなんて、なんだか悲しい‥‥。
 
  
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「原子力」 毎日‥「ゆっく」 読売‥「様々な」 日経‥「日産自」 

本日の地球 アメリカ政府が、アルカイダのメンバー拘束などにつながった情報提供者に支払った懸賞金は、60億円に。あらゆる物事はカネ(と軍事力)で解決できると信じて疑わない国。

21世紀の残り日数 35245日

July 03, 2004 in グルメ・クッキング | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

July 02, 2004

献血と占いの意外な関係

2004-0702-1249.jpg梅雨明けではないかと思うような強い日差しの下、新宿通りでは献血ルームの担当者が、懸命に献血を呼びかけている。
本日中に必要とする血液は、A型560人分、AB型550人分と、大ピンチの状態であることを訴えている。
「冷たいお飲み物と、ハンバーガーなどもご用意してあります」と、呼びかけの言葉が続く。献血者に軽食をサービスするのは、めずらしいことではない。
が、次の呼びかけに、僕は耳を疑った。「本日、手相占いを行っております。どなたもお気軽にどうぞ」。そこには看板も出ていて、第1金曜日にはこの献血センターに占い師が来て、献血しに来た人は無料で手相占いをしてもらえるのだ。

このセンターから50メートルも離れていない場所では、かの有名な「新宿の母」の占い場所があり、鑑定料5000円(高校生は4000円)と決して安くはないのに、いつも順番を待つ女性たちが長蛇の列をなしている。

無料であまり待たなくてもいい占いをサービスすることによって、一人でも多くの献血者を確保したい、という涙ぐましい企画といっていい。呼びかけている人に尋ねてみたら、この占い師は、ボランティアで来てくれているのだそうだ。

科学的な行為としての献血と、科学を超えた占いとは、一見したところ相反するような気もするが、よくよく考えてみるとなんとなく分かるような感じもする。

自分の血を見ず知らずの他人に献ずるというのは、科学では割り切れない魔術的なセレモニーのにおいがする。いわば精神世界が身体的なものを削ることで、異界と契約を交わすような感じなのだ。
だから、そのステップを乗り越えることが出来ない僕は、いまだかって献血が怖くてやったことがない。

占いも、自分の心に流れる「血」を異界に献じることによって、知ってはならない異界からの情報を、ヒントだけでもそっと耳打ちしてもらうセレモニーなのだ。
僕は占いを信じる方ではないが、献血して占ってもらうと、たぶん良い鑑定が出るような気がする。

(追伸:「21世紀の歩き方大研究」の新世紀つれづれ草に、「がんばれサダム・フセイン、真の犯罪者ブッシュに屈するな」をアップロード)
 
  
朝刊1面最初の3文字 朝日‥「川口外」 毎日‥「川口順」 読売‥「川口外」 日経‥「厚生労」 

本日の地球 曽我ひとみさん家族がインドネシアで再会へ。「これが新たな別離となることのないように」と蓮池薫さん。水入らずの場に大挙して押しかけるメディアの取材合戦が心配。

21世紀の残り日数 35246日

July 02, 2004 in 心と体 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

July 01, 2004

25歳未満禁止? 価格0円の週刊誌創刊

2004-0701-1303.jpg価格0円をうたう情報週刊誌「R25」が今日創刊され、地下通路の電飾広告を改造した「専用本棚」や、コンビニのレジ付近など、いたるところに置かれている。
R25という名前は、R18をもじったもので、きつく言えば25歳未満禁止ということになるが、20代後半から30代、40代の男性を対象とした情報誌ということを、さりげなくアピールしているらしい。
「オトコを刺激する情報マガジン」という文字が目立たないせいもあって、女性たちがどんどん棚から持っていく。
僕も一部をもらってくる。極力お金をかけないで制作しているせいか、表紙はダサくてアカヌケしないが、内容は結構ていねいに作られていて、創刊号としてはまずまずの仕上がりだ。

ITの項目では、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を取り上げている。僕も先日、SNSに入ったところなので、興味をそそられる。
SNSは「閉ざされた仮想空間」がウリとあり、「昔のパソコン通信のような、こじんまりとしたコミュニティ感が心地よい」という利用者の話が載っている。

巻末の連載コラム1回目は、「世界の中心で愛を叫んでいる場合ではない」というタイトルからして、イラク情勢などを論評した硬派のコラムかと思った。
ところが読んでみるとなんのことはない、純愛ばやりは少子化を加速させるだけなので、男も女もきちんとやるべきことをやりなさい、という論旨だった。
これって、少子化対策の一環? だからR25なのか、なんて勘ぐったりして‥。

この情報誌は毎週0円でばらまいて、採算が取れるのだろうか。広告収入だけでペイするとすれば、そのスポンサーの商品価格には、必ず制作費が上乗せされていくはずだ。
タダほど高いものはない、のである。


朝刊1面最初の3文字 朝日‥「自衛隊」 毎日‥「日本郵」 読売‥「政府が」 日経‥「政府は」 

本日の地球 ロンドンの地下鉄が24時間スト。日本でも国鉄ストで、首都圏の電車が10日間も動かなかったことがあった。遠い昔のことである。

21世紀の残り日数 35247日

July 01, 2004 in 書籍・雑誌 | 固定リンク | コメント(2) | トラックバック